- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777921416
感想・レビュー・書評
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ハラハラが止まらない。どこまでも繊細で、情が厚い閻魔。そこが弱味となっていざこざに巻き込まれていく。それも鬼の仕業なのか…これまで閻魔を守ってきてくれた信正とも死に別れ、奈津とも会えないまま、圧倒的な孤独と向き合って行けるのか。閻魔の弱さに胸が痛む。戦後日本の人心の荒廃した有り様がひしひしと伝わってきて2巻は辛かった。
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不老不死の宿命を背負った男の話の続編。江戸から昭和へ。物語も時代物から現代物へ。
しかし、主人公は老いない。これがいかに苦しいことか。
昭和の時代が進む最終巻が楽しみ。 -
おお~!いいぞ!いいぞ!きたぞ!!このままフィニッシュまでイケるかっっ!?乞うご期待っ!!!
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目次
序 広島
一幕 東京無常
ニ幕 秋雨
三幕 カタストロフの子供
H27.11.3
カタストロフ…悲劇的 -
第二弾
戦後から復興までに対立しながらも生きる閻魔と夜叉
新たな人物も配し新たに善哉とロブ、更には牟田信正の養女恵子と
更には完結編へと続く人物も -
3を読むにあたって再読。
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前作を読んでからかなり経っているが
さらにおもしろかった。
あとがきに作者が言っているように
前作が長い時間を描いたのに対して
今回は、戦後から10年という短い期間。
でも、混沌とした時代も相まって
とっても魅力的に描かれている。
多分、読んだ方の多くは「夜叉」に強く惹かれてしまうのでは?
次も楽しみです。 -
閻魔の「鬼が重い」という言葉通り、相変わらず不老不死と、それが呼び寄せる様々なことが重い。
最終巻では明るくなるかな?なればいいな。 -
うーん、残念でした。。前作のインパクトが大きすぎて今作は★2。「鬼込め」や不老不死がありきの進行。進駐軍兵の登場などイベントはありましたが、やはり前作には敵いません。シリーズは3部作。完結編に期待です。