裏閻魔2 (ゴールデン・エレファント賞シリーズ)

著者 :
制作 : エイ出版社編集部 
  • エイ出版社
3.75
  • (20)
  • (78)
  • (42)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 301
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777921416

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハラハラが止まらない。どこまでも繊細で、情が厚い閻魔。そこが弱味となっていざこざに巻き込まれていく。それも鬼の仕業なのか…これまで閻魔を守ってきてくれた信正とも死に別れ、奈津とも会えないまま、圧倒的な孤独と向き合って行けるのか。閻魔の弱さに胸が痛む。戦後日本の人心の荒廃した有り様がひしひしと伝わってきて2巻は辛かった。

  • 不老不死の宿命を背負った男の話の続編。江戸から昭和へ。物語も時代物から現代物へ。
    しかし、主人公は老いない。これがいかに苦しいことか。
    昭和の時代が進む最終巻が楽しみ。

  • おお~!いいぞ!いいぞ!きたぞ!!このままフィニッシュまでイケるかっっ!?乞うご期待っ!!!

  • 目次
    序 広島
    一幕 東京無常
    ニ幕 秋雨
    三幕 カタストロフの子供
    H27.11.3

    カタストロフ…悲劇的

  • 第二弾
    戦後から復興までに対立しながらも生きる閻魔と夜叉
    新たな人物も配し新たに善哉とロブ、更には牟田信正の養女恵子と
    更には完結編へと続く人物も

  • 3を読むにあたって再読。

  • 前作を読んでからかなり経っているが
    さらにおもしろかった。

    あとがきに作者が言っているように
    前作が長い時間を描いたのに対して
    今回は、戦後から10年という短い期間。
    でも、混沌とした時代も相まって
    とっても魅力的に描かれている。

    多分、読んだ方の多くは「夜叉」に強く惹かれてしまうのでは?
    次も楽しみです。

  • 閻魔の「鬼が重い」という言葉通り、相変わらず不老不死と、それが呼び寄せる様々なことが重い。
    最終巻では明るくなるかな?なればいいな。

  • うーん、残念でした。。前作のインパクトが大きすぎて今作は★2。「鬼込め」や不老不死がありきの進行。進駐軍兵の登場などイベントはありましたが、やはり前作には敵いません。シリーズは3部作。完結編に期待です。

  • 1巻を読んでからしばらく空いてしまったのでちょっと内容忘れ気味だったのですが・・・
    今作では夜叉と閻魔の距離がわかりやすく近づきます。思い返すと、夜叉は1巻でも決してただの悪人じゃなかったかな~と。
    お話としては、派手な話ではないし、盛り上がる場面も淡々と進んでいる感じだけど、文章も内容もしっかりしてるし、日本映画とかにしたらおもしろいかも。

全53件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

秋田県生まれ。『裏閻魔』で第1回ゴールデン・エレファント賞を受賞し、デビュー。他の著作に『陰陽師と無慈悲なあやかし』『なぞとき紙芝居』「夜見師」シリーズなど。秋田県在住。

「2022年 『異邦の使者 南天の神々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村ふみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×