失われた時を求めて (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 319
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600857

感想・レビュー・書評

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  • まんがですらこれだけ行ったりきたりする内容なので混乱するのに、これを文字だけで読むのはどれくらいしんどいことか。

  • 元々、文学に興味のない自分でも
    「まんがで読破」シリーズならイケるかも?と思って
    図書館で借りていくことにした。

    まず、「読みたい!」と思ったのが、これ。
    そうです、中山美穂主演の「Love Letter」で一番最後キーとなる小説が、このプルーストの「失われた時を求めて」。
    気にはなっていたけど、昔の本を読む気にもなれず、、やっと知る機会を得ました。

    貴族階級の話で、名前も当然横文字で覚えにくい。
    小説で読んだら、たぶん、50ページでやめるであろう内容を1日で読み切れることに感謝したい。
    しかも、主人公「私」が感じている人物描写をちゃんといれてくれているので登場人物も覚えていくことができた。

    読んで初めて知りました。
    映画「LoveLetter」の好きなワンシーンの、「病院で名前を呼ばれた瞬間、過去の思い出とシンクロする」手法は、まさしく本書からインスパイアされていたと初めて知った。

    この発見だけでも、価値あった。
    でも実は、同性愛(しかもBL)が結構描かれてるね。

    「まんがで読破」止めれないかもしれない・・・

  • この原作ストーリーは長いこと謎でしたが、本書により解明です。すごい!
    ずっと気づかないふりをしてきた本なので(読むのが面倒そうで)プルースト様、コミックではしょる私をお許し下さい!って感じでしたが、なかなかどうして構成が骨太で面白ーい。読み返す事数度。でも原作はやっぱり見ないふりしておこう。理由は上記括弧内と同じと言う事で(笑)それにしても古き良きフランスの上流階級の人間群像ご馳走様でした。

  • o

  •  アニメ≪PSYCHO-PASS サイコパス≫関連で。
     あのくっそ長い長編が漫画に纏められるのか(抄訳で心がぼっきり折られました長過ぎ)と読んだら抄訳より遥かにわかりやすっ。
     かのプルーストの≪失われた時をもとめて≫は彼の自伝的小説であり晩年まで筆をとりつづけたという。いやそれにしても長くし過ぎですよプルースト。行間詰めすぎですよプルースト。なんで四百字詰めの原稿用紙にほとんど改行をいれず詰め込みまくったんだ……。
     分厚く且つ長過ぎるくだんの作品を簡単にまとめているので手始めに是非!

  •  なにか奇跡を見た思いである。
     ちくま文庫で10冊分となる『失われた時を求めて』をわずか280ページのコミックとして読んだ気になれる! という画期的な書籍。原文を読んでここまで圧縮してまとめ上げたスタッフの技能賞というか敢闘賞というか。

     この「読んだ気になる」という満足感が商売なんだろうなぁ。

     真面目にプルーストの研究をしている人からすれば噴飯物なのかもしれないが、アタシのようなミーハーからするとなかなかにありがたいモノなのであった。

  • まず絵がよい。また、表現が過剰になることがなく、作品全体に落ち着きが感じられるため、安心して作品の世界にはいっていける。

  • 原作は読むのに骨が折れそうだったので漫画版。マドレーヌの行しか知らなかったよ。

  • 面白かったー!さすが名作とだけあって、漫画にしても面白い。
    原作は難しくて読めないと評判なようなので、このマンガだけになりそうだけど。

    それにしても最終章にはすごく虚しいというか、悲しいというか。
    人生はどうなるかわからんというのが、凄く伝わってくる作品でした。

    まぁなんにせよ、この作品でもいってることが、子供の頃からの人間関係がすべてを作るような感じだね。

  • 紅茶とマドレーヌをきっかけに過去を想起する場面が特に有名な一節。
    ブルジョワジーの中で渦巻く打算や同性愛に戸惑う主人公を通して愛とは何かということを考えるきっかけになった。
    原作とは違う楽しみ方ができると思う一作。

  • こいつぁなかなかいい漫画版。

  • 名作と呼ばれている小説を読んで無いし、この先も読むことがないと思うので漫画で読んでみた(笑)どんな人にも平等に時は流れて年を取っていく。せつない気分になってしまった。

  • 名作と呼ばれるものに、なかなか手が伸びない。。。
    でも、毎年、年末になると
    「今年も読まなかった。。。」という気持ちになる。
    なので、とりあえずマンガで読むことにした。
    それでおもしろかったら読んでみよう。

    貴族・ブルジョワ・社交界
    読んでみたいかも。
    ただ、長すぎるのでいつか何もすることがなくなったら
    読んでみよう。

  • 重たすぎるし、読み切る自信がおきるほど特に興味もわいていない作品だったので、漫画で読んでしまいました。

    レビューを書けるほど特にこの作品を知っているわけではないですが、他の方のレビューをみてみるとそんなに悪くはないようです。

    絵は表情がまだまだ硬いですが、このシリーズでは割とましな方なのではないかと思いました。

  • 20世紀の2大小説の1つといわれている。

    テーマは「無意識的記憶」


    内容は、正直、何?って感じでした。
    なぜ、この小説が評価されているのか俺にはわかりませんでした。

    単なる、自伝というか歴史?

  • モンティ・パイソンのコントに「全英プルースト要約選手権」ってのがありましたが、
    それをきっかけにフランス文学の書架を覗いてみて、とても全巻読む気すら起きないことだけがよく分かりましたよ。
    という訳で、マンガという形であらすじだけさっくりと読んでみたのでした。

    どうしても「ソドムとゴモラ」の印象が強く残っちゃいましてね…
    びっくりだよもう…びっくりの連続だよ…
    お前もかよ!ええまさかのお前もかよ!やはりお前もかよ!
    というね。
    主要テーマを深く味わうためには、やはり原著を読んだほうがいいのかな…

  • マドレーヌですよ!名作!

  • 原作は抄訳の第一巻の第一章さえ読み切らなかった作品。
    入門書もあるがやはり読みにくい。

    しかしこのバージョンは、
    大作を一冊(しかもマンガだから字は少ない)にまとめて、
    物語の展開が速くて飽きない。

    それは原作の持つ魅力とは違うのだろうが、
    究極の入門書と言えるだろう。

  • プルーストの傑作大長編を漫画で。
    原作の味わいとは程遠いと思いますが、それなりに楽しめました。
    とっつきにくい(でも興味ある!)作品に対しては、漫画でストーリーを把握してから原作に挑むのも一つのアプローチかもしれません。

    2010.10.6 読了

  • 俺には難しすぎた。

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