子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる

  • 草思社
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214515

感想・レビュー・書評

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  • 20150518

  • コミュニケーションの基本である相手の感情を考えて反応するということ。「理解してから理解してもらう」という当たり前だがなかなか出来ないことを繰り返し書いている。

    相手が自分の子供だと、そういう基本的なことを置き去りにして、親の感情や事情を押し付けた命令形のコミュニケーションになってしまう。

    分かっていても出来ない・・・

    一番ハラオチしたのが、
    「わいろーもし・・・したら」の誤り(P86 )

    ついつい子供を動かすために「・・・したら・・・しても良い」という手を使ってしまう。結果、●●してというたびに「やったら何くれるの」的な反応が返ってきてケンカになるという悪循環。

    『ごほうびが子どもの成長を助ける楽しみになるのは、子どもが成し遂げたことを認め、賞賛するしるしとして、予告もなく、あたえられるときである』

  • 教育に興味がある方はぜひ一読を!

    久しぶりの教育本。
    『親業』とほぼ内容は一緒だけれど、こちらのほうが、短くわかりやすい。特に、こどもに言っていることを、恋人や友達に言ったら、の例がおもしろくて笑えた。けれど、他人は言わないことをこどもに言っているんだな、と…。

    共感
    こどもが感情的になっているときは声は届かない

    特に、
    「相反する二つの感情をもっていることを認めよう」は、とてもよかった。悪い感情(嫌い、殺したい、むかつく…)はとかく否定されがちだけれど、実際に自分の中にあるとき、「そんなことを思っちゃいけません」「それは相手が…」と言われたら。
    「そういうときは嫌なのね」
    「本当に悲しかったのね」
    もし、家族が共感してくれたら。

    図書館で偶然見つけて、とてもよかった。

  • 目次を読む分には良いし参考になるんだけど、本文読んでると翻訳本にありがちな「イラッ」とすること多い。
    こんなまどろっこしい会話しねぇよ、みたいな。だから読んでて入り込めない。同じ内容で、日本人が書いた本読みたい。

  • 子どもの話にどんな返事をしていますか?/ ハイム・G・ギノット / 2013.03.03(5/133)
     まず聞き上手になるのが知恵のはじまり。思いやりのある聞き方とは、言葉が伝えようとしている気持ちを聞きとること、子供が感じ、体験していることを聞きとること、子供の言い分を聞き、子供のコミュニケーションの核心を理解すること。
     子供が近くしたことを否定しない。子供の感情に文句をつけない。子供の願望をしりぞけない。子どもの好みをバカにしない。子どもの意見をけなさない。子供の人格を傷付けない。子供の体験に議論をふっかけない。かわりに、それらを認めてやる。
     批判するのではなく、導いてやる。問題を述べ、可能な解決策を提示する。子供を否定するようなことは言わない。
     怒ったときは、私、という主語を用いて、自分が見たもの、感じたこと、期待すること、を述べる。
     子供をほめるときは、具体的な行為に言及する。性格を評価しない。
     現実には許せないことを空想のなかで許すことにより、子供を傷つけない方法で、NOを言う。子供たちにとって、必要性と欲求とを区別するのは難しい。子供にとって求めるもとは何が何でも必要なもの。
     子供の人生を左右する事項では、子供に選択と発言の機会を与える。子供たちは親に依存しており、依存は敵意を育む。親は子供の恨みを減らすために、自律感を味わう機会をあたえるとよい。子供が自立するほど、親への敵意はなくなる。
     振る舞いを注意するのではなく、気持ちをくむ言葉を身につける。
     きれいな絵はかかなくてもいい、へんな絵を描きたかったら書いていい。
     子供たちの不満が不当であることを納得させようとしてり、子供たちの認識が謝っていることをなっとくさせようとしても不毛。
     子供の行動ではなく、気持ちに反応する。子供の自尊心を傷つけない、忠告や指示を与える前に、理解を示すこと。
     子供たちは強い感情で突き動かされているときは、誰の言葉も耳に入らない。自分が感じていることを理解してほしいと願っている。l
     聞き手が共感と理解をもってうけいれてやると、緊張が和らぎ、とげとげしさが消える。
     子供が自分の感情を理解するのを助けよう。(おまえはとても怒っているようだ)
     褒めことは(良い子だ、すばらしい)は、子供の助けにならない。そうした言葉は不安を生み、依存を招き寄せ、子供を防衛的にさせる。自主性や自信を育むことにもつながらない。ほめられると、当惑し、ほめられたことの一部でも否定しないと気が済まなくなる。
     何を評価しているのかを具体的に述べ、子供がそれを聞いて、肯定的イメージをつくれること。
     親のストレスの対処法:①子供に対処していると、ときどき怒りを感じる、という事実を受け入れる、②罪の意識や恥を感じることなく怒る権利を有する、③感じたことを表現する権利を有する、ただし、怒りを表現するとき、子供の人格や性格を攻撃してはならない。
     警告は子どもの自主性を逆なでする。
     わいろ「もし~したら、~」はNG.
     空約束しない。
     どうして?はNG.子供がウソをつくのを防ぐ。子供にとって、どうしては、親の不承認、失望、不満を表す。
     いろいろな物事で子供に選択をまかせ、できるだけ自主性を身につけさせる。
     子供 の生活を制限、規制、欲求不満に満ちているので、鬱積したエネルギーを発散するはけ口が必要。
     子供は自分の困難が理解され、評価されていることが分かると、もっと勇気づけられる。
     子供が感じているkとおを理解する能力=共感が大切。
     子供は「早く」に抵抗する。あまりせかすべきではない。
     自分の感情に直面させる。「どんだけ怒っているか見せてごらん。見ててあげあるから」

  • 翻訳は読みにくいけど、さすが英語圏の本ははっきり書いてあってわかりやすい。結論がばっちり書かれてあるし、最後にはまとめもしてくれてあるしとてもいい指南書だと思う。
    具体例は文化の違いでそのまま使えるわけではないけど、応用すればいいし。
    為になったわー。

  • 親になる人にいは見てもらうたい良書。

    ただ、どこかで見たことあるような内容ばかりだった。もちろんこちらのほうが古いのだけれども。

  • 感想
    コミュニケーションの勉強になった。
    実践していきたい。

  • なるほどーと思う部分もあるが、とくに新しい発見はなかったし、くどい。

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