君の名残を

著者 :
  • 宝島社
3.89
  • (168)
  • (128)
  • (175)
  • (17)
  • (5)
本棚登録 : 1031
感想 : 182
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796641333

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本の装丁からは想像できない展開に楽しく読めました。が、しかし後半部分から最後にかけては少し急ぎすぎた感が・・・。

  • 女子高校生が過去にタイムスリップし、歴史上の出来事の人物になる。現代日本に最後は戻れるのかと思いきや、そのまま過去の人物としてその時代で一生を遂げる。最後は切なかった。

  • 時の流れには何人もあがなえず。

  • 20121126読了

  • よかった!

    もちろんフィクションではあるけど、歴史を学べる部分もあっておもしろかった。
    武蔵と義経の絆の強さがわかるエピソードや
    タイムスリップ前の友恵と武蔵の、友恵と由紀のエピソードがもっとあるといいと思う。

    でも十分感動したので満足。

  • やはり長編はいい 

    物語の終わりととともに広がる寂しさ・悲しさ。。。先を読みたいが、ページが少なくなることの寂しさ

    面白かった

  • このミス大賞を受賞した浅倉卓弥さん・・
    と言っても私は受賞作を読んでいないので
    予備知識も先入観も無く読ませて頂きました。

    質の良いタイムトリップ作品は大好きなので
    かなり期待して読み始めました。
    女子高生とその仲間が登場し、ほのぼのとした序盤、
    これは中高生が読んでも楽しめそうね、勧めてみよう、
    なんて思っていたら!!
    途中から、「子供にはちょっと勧められないな、、、」
    という内容も挟み込み、しっかり、大人向けの作品でした。
    悪い意味ではありません。
    私はものすごく歴史に疎いのですが、そんな私が読んでも
    「おもしろかった」と思えましたので
    歴史が好きな方が読んだら、より楽しめるのではないかと思います。
    タイムトリップものというと、彼らの登場により、歴史が変わり、
    苦難はあってもハッピーエンド、というのが常でしたが
    この作品は、必要があって過去に連れられはしたものの
    彼らが知る歴史そのものは何も変わらない。
    悲しいことが現実として身に降りかかる。
    とても切ないストーリーです。そこが、とても良かったです。

  • “涙の名作『四日間の奇蹟』で『このミス』大賞を受賞した浅倉卓弥。待望の第2弾は、激動の平安末期を舞台に壮大なスケールで描く衝撃と慟哭の絵巻。”
    “この本を読んで、そこらじゅうで泣きました[松嶋尚美(オセロ)]。”
    …タイトルと帯に惹かれ、前作が面白かったのと、たまには歴史物もと思って購入。
    ボリュームがあってかなり時間かかったけど、ようやく読了。


    -行けども悲しや行きやらぬ
        君の名残をいかにせん-

    源平争乱、戦国の世の幕開けの時代にある日突然飛ばされてしまう3人[義仲に添う巴(=友恵)・義経に添う弁慶(=武蔵)・頼朝に添う義時(=志郎)]を中心とした物語。

    平家物語をベースにしたSF&歴史小説ですが、切なくて泣けます。
    義仲&巴御前の話がほぼメインだけど、他の2人の話ももっと掘り下げて読んでみたかったかも。

    昔の角川SFアニメ『時空の旅人』をちょっと思い出しました。

    歴史小説はあまり読まなかったけど、受験生の頃にこういう本を読んでたら、もっと日本史得意になれたかもしれません。
    日本史の教科書探し出して、木曽義仲と巴御前についてぜひ勉強し直したい。

    冒頭の短歌の一節からのタイトル『君の名残を』も好きです。
    ジャケ買いならぬ、タイトル買い?

  • 行けども悲しや行きやらぬ
    君の名残をいかにせん

  • 現代から源平の時代にタイムスリップしてしまった、武蔵と友恵と志郎。当時の有名な人物になってしまい、次に会う時は全く異なる立場で再開することになる。そしておおよその史実上の流れを歩み、悲しい最期。
    現代から過去にタイムスリップしてしまった彼らの葛藤を描くことにはなるんだろうけど、本の量からしたら、もう少し物語展開なのか、感情移入なのかができたらよかった。

    別世界にトリップ!だと十二国記が一番好きかな。

全182件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター等を経て作家に。
著書に『四日間の奇蹟』、『君の名残を』(以上宝島社)、『黄蝶舞う』(PHP研究所)ほか、訳書に『安アパートのディスコクイーン─トレイシー・ソーン自伝』、『フェイス・イット─デボラ・ハリー自伝』(以上ele-king books)、マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(左右社)など多数。

「2022年 『ボクのクソリプ奮闘記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅倉卓弥の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×