- Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796641333
感想・レビュー・書評
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長い。
そしてすごい設定。
でもとてもよかった。
20年ほど前に読んだが、先日富山に行った際、木曾義仲縁の神社のそばを通った。それだけで何だか胸が熱くなったくらい記憶に残る作品。 -
今まで読んだ本の冊数は少なくはないほう(だと思っている)。そして読了後にこれめっちゃおもしろかった好きだー!!と思う本も少なくはない。けれど、読了後何年経っても(もうすぐ20年…?)、あの本を読んだときの感動は忘れられない、本当に本当に良いお話だったな、と何度も思い起こすのはこの本だけ。あまりに分厚すぎるので一回読んだだけだし、10代のあのときと今では感じ方も違ってしまっているかもしれないけれど、当時読んだときの衝撃はこれから先もずっと心に残るんだろうなと思う一作。
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またもや時代物
それに長編
しんどかった~~
お話としては面白いんだけど
いかんせん時代物
ゴメン -
すごく良かった!!
本も分厚くて、2段のページを見て、
読めるか不安だった。
けど、読めた。本当に良かった。
友恵と武蔵、それから志郎がタイムスリップする。
それぞれ、巴御前、武蔵坊弁慶、北条義時になる。
それぞれ、高校生だった頃の記憶はあるから、
プラス平安時代の記憶も上乗せされていく。
平安~鎌倉って、ほとんど詳しくなかったけど、
この話を読んで、とても興味がわいたよ。
こんな壮大な話しは読んだことがなかったよ。
義仲や義経、頼朝、政子、平清盛……
いろいろな人の背景があるからこそ、
歴史は繋がっていくんだね。
これは、スゴい1冊だった。 -
君の名残を
著作者:浅倉卓弥
発行者:宝島社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
3人の高校生が紡ぐ、壮大で切ない歴史絵巻 -
高校生三人が雷鳴と同時に過去にタイムスリップ。
なーんや、ライトノベルか。
ところがどっこい、そこからが太い太い。
子供の頃から親しんでいた源平合戦物語に、ファンタジーを織り交ぜて、しかし重厚さがずっとついてまわる。
こういう小説は今まで読んだことがない。
著者の前作も、似たような空気はまとっているが少し違う。
結末がまったく想像できなくて、でも想像するのが楽しくて、残りのページの厚みが小さくなるにつれ、膨らんでいた想像が細くなっていき、ラストのラストできれいに収束していった。
物語としてスッキリ感があるわけではないが、そういう理由で、読後感は心地よかった。
ちょっと不思議な感覚。