ケルベロスの肖像

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 357
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796698580

感想・レビュー・書評

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  • バチスタシリーズ完結作として楽しみにしてたのですが、少し肩透かし食らった感ありかと.....
    スピンオフ作品や他作品(ブラックペアン1988)とか読んでいたら楽しめるかもしれないですね。
    最後なので、もっと田口&白鳥コンビに活躍してもらいたかったです。
    あと、映画を見て原作を読もうと思った人からしたら「内容が違う!」となるので注意です!

  • 田口・白鳥コンビの第6弾で、本作でシリーズ完結。

    送られてきた一通の脅迫状・・・「東城大学病院を破壊する」。
    凸凹コンビが病院を守る為、難事件に立向かう物語。

    話のテンポは相も変わらず面白いです。
    今までの登場人物の同窓会みたいな印象でした。
    ただその分個性が出し切れず消化不良な感じ。

    あとAiへの著者の強い思いがあるってのは伝わりますが、あの展開だと夢がないような。
    毎回思うけど、作品で夢を語るわりにラストがいつもあんな感じだとなー。
    どうせなら夢の世界をもっと貫いてほしかった。

    本シリーズファンならお勧めの作品です。

  • これで完結?
    いつも通り面白かったけど。
    田口白鳥シリーズだけじゃなくて、
    他も読まないと楽しめないんかなぁって思った。うーん。
    シリーズものって、そこらへんが微妙。

  • あんまりにもよかった…
    緑や橙本は少しドロドロというかシリアス分が多かったので、バチスタやジェネラルみたいなコメディ展開が好きな自分にはとても楽しかった。
    まるでオールキャラのような人数の多さも、今まで桜宮サーガを読んできた身にはたまらない。

    とくに、高階が田口と彦根をたずさえて小百合に宣言するところは感無量だった。つもりつもったものがあるからこそ感動できる。この一冊だけじゃ、無理だっただろう。
    マンモスMRIやNASAが絡み、最後は塔の炎上。これくらい派手にやってくれると気持ちいい。小説だからこそだ。

  • これが「バチスタシリーズ」のラスト!
    と思いたくないくらいの話。

    オールスターで華やか。

    ミステリー要素は乏しく、最初に届いた脅迫状のことも、みんな「Aiセンター」押しすぎで、途中忘れてた・・・

  • ドラマ、TVでかき回されて、自分の中で人物像がゴチャゴチャになっているこのシリーズもいよいよ完結。 最後に詰め込みたかった事、主張したかった医療問題、海堂センセイの筆も混乱の極みで読んでいてつらかった。くだらない言葉遊びに終始するかと思えば、主張を得々と語らせてみたり、最後に皆が揃って...のシーンなど陳腐すぎて読んでいて恥ずかしい。結局、Aiマンモスの解像度は100マイクロンなの、10マイクロンなの?邪推かもしれないが、この作品って、もしかして代筆?
    とにかく、ようやくの思いで読み切った。海堂センセイ、お疲れ様でした。

  • 広げた風呂敷を畳むだけの作品。
    これまでのシリーズで増えに増えたキャラクターを持て余し、結果誰一人として個性を上手く発揮できずに終わった。
    やはり最後は白鳥田口ペアに照準を合わせてシメて欲しかった。

    このシリーズの面白さの一つであるリアリティも見る影がなく、さらに残念でした。

  • 白鳥田口シリーズ第六弾&一応のラスト。
    このあとモルフェウスへの流れかな。
    ストーリーよりも強烈なキャラの東堂教授とその他の人々とのやり取りが面白すぎてたまりません(笑)
    東堂教授には是非他の作品でも活躍していただきたい(笑)

  • なななななんだーーーー!?
    マジか?それでいいんか?
    読んでる時はおもしろかったけど、展開については、
    んーーーーーーーー(" ̄д ̄) ーーーーー。。。

    ・・・それでいいんか?高階センセ?

  • 高階院長が裏の主役。やっぱり続編にもマコリンと腹黒狸がいないと寂しいかも。
    大風呂敷広げた割には、大人しく閉じた感じもしたがアクション映画じゃないのでこれでいい。

    海棠さんの作品は、頭のいい人の考え方や成り上がり方が書いてあった気がした。多分、面白くするための脚色もあるんだろうけど。私は下町の女なので、初めから上にいる人たちの考え方、とらえ方の違いが新鮮でした。やり過ごし方も面白い。
    登場人物達が余裕があり、情熱があって面白かった。

    途中で、医師格好いいと思ったけど、ラジオで医師狙いの女性=権力と寝たいだけじゃないかというの考えもある事を知って、一理あると思った。上流階級とか医師とか一つの枠組みで全体を決めつけるのは良くない。人間として魅力的な方もいるのだと思う。階級とか関係なく、私は人の本質をまだ見抜けていないなと反省致しました。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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