「深い学び」を実現するカリキュラム・マネジメント (hito*yume book)

著者 :
  • 文渓堂
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799903193

感想・レビュー・書評

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  • カリキュラム・マネジメントの基礎中の基礎。何か新たな視点が得られる感じはなかった。今年度より、総合の授業を核にしたカリキュラム・マネジメントの推進が教育委員会より通達されているため、カリマネにより力を入れて取り組む学校が多くなってくることが予想されるが、本書で書かれている通り、改変のニュアンスが強い「見直す」ではなく、「見つめ直す」という感覚で推し進められていくべきなのだと思う。形骸化を脱却した価値あるPDCAサイクルの確立は、システムから始まるものではなく、動機があって始まるものだと思う。本書で書かれているカリマネの柱の一つである子どもの意欲から出発する単元構想と同じ。今のまま教育委員会が総合を核にしたカリマネを、具体的支援なく強いていれば、現場の総合的な学習の主任が年計再作成で疲弊するだけである。そもそも、現場の采配能力や再現能力を超えているように感じる。そのカリマネ担当が、困った末に手にして、校内研修とかで紹介するけどそのまま職員室で担当以外には誰にも読まれずホコリが積もる本。

  • 各教科で付けた力を活用・発揮しやすい(つなげやすい)という点から、生活科・総合の時間を重要視しているということが分かった。
    今までこのような視点から考えたことがなかったが、理にかなっている。

    生活科・総合の時間を充実させるために、カリキュラムデザイン、PDCAサイクル、内外の資源活用がポイント。

    発想→構想→計画、広げて選んで並べて整えるという流れで単元デザインor問題解決のまとまりをつくるイメージをもつ。

    単元の順番を変えるのは、なかなか重労働…

  • 新しいもののように書いているけれど、現職教員からすると真新しいことはなし。
    年間指導計画を作って、教科連携するように入れ替えて、それに合わせて総合も作って、って、当たり前の事を言われても…。
    スタートカリキュラムについては、勉強する必要があった。

  • カリキュラム・マネジメントをどのようにしていくのか、具体的に示してあり、大変役立つ書になる。

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著者プロフィール

國學院大學人間開発学部教授 [第1章執筆]
文部科学省初等中等教育局視学官などを経て2017年より現職。日本生活科・総合的学習教育学会副会長,中央教育審議会架け橋特別部会臨時委員,産業構造審議会臨時委員など。主著に『深い学び』東洋館出版社,『学習評価』東洋館出版社などがある。

「2022年 『探究モードへの挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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