珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)
- 宝島社 (2013年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800209894
感想・レビュー・書評
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双子の妹、美空登場。父とおぼしき人の正体は…
カップル成立?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーん、うーんんんん。何かチープなんだよなぁ、相変わらずの中途半端叙述トリックとか。
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なんとなく読みにくかった…。
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雑味が多いんですよね、タレーラン。
苦味と酸味のバランスが取れたいいブレンドのはずなのに、入れ方が下手な感じ。
素材がいいんだから、もっとおもしろくて好きになれる物語になってもいいはずなのに、とても残念な気持ちになります。作者頑張れ。 -
前作よりは手が込んでいるけれど、イマイチすっきりしない感じです。主人公に感情移入できない所為なのでしょうか。キャラクターの好みとかで分かれるのかもしれません。
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推理小説としてはまとまった気がするんだけど、コーヒのうんちく話と京都案内は1よりもかなり減ってしまった気がします。
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913.6 オ (2) 登録番号10272
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前作があまり京都っぽい話ではなかったのを思うと、今作はまさに「京都!」な話が盛りだくさんだった。
さらに、ラテアートの話も入り、珈琲店の話っぽさも加わった。
ただ、話の内容はあまり気分の良いものではなかった。
登場人物たちの言動がややこしくて仕方ないのだ。
台詞のチョイスも無理やりミスリードされたような、微妙な気分。
そして、アオヤマくんがあまり好きになれない。これが大きい。
美星さんの決め台詞「全然違うと思います」も、あまり良い言葉じゃないよなぁ・・・なんて、思えば思うほど苦手な部分が出てきてしまう。
読みやすいのは良いのだが、色々と惜しい話であった。
続巻が出るのかは分からないが、次は読まないかもしれない。 -
う・・・ん、これと言ってすごみがない。さらっと読める話ばかり。
謎解きはディナーの後でと同じような軽い謎解きの小説。と第1巻
でも書いてしまっておんなじ感想になってしまうほど、同じ雰囲気の物語。 あまり印象に残らず。ちょっと残念。 -
後半からの展開の為に、まどろっこしい前半がある。
総じて楽しい作品だが、言い回しの不自然を感じる箇所が何回か発生し、やはりそこがキーとなっていたと再確認していく。
1巻のアオヤマさん(カタカナ表記)と似てるかな。
3が出るかわからないが、出ればまた読むと思う。 -
ミステリーとしてすごいとは思わなかったけど、個人的にはすごく好きな一冊になりました(^_^)
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前作もだけれども最後にどんでん返しが来ます!日本語難しいね(笑)
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彼女はカフェオレの夢を見る~僕がタレーランで過ごしていると,晶ちゃんが芋羊羹を土産に里帰りしていた東京の話を始める。沖縄のコーヒー園で働く彼女の姉が彼氏に失望し,傷心旅行から帰って引っ越し先を決めて埼玉に住まい始めると,絶縁したはずの彼から,教えてもいない住所に手紙が届いたが,その消印が一月も前のものだというのだ。バリスタ切間美星は謎解きをするが,その結果を聞いて晶ちゃんは失望する。姉に代わって沖縄を訪れ,事情を聞いて手紙を書き,自宅宛に送って,姉の帰国・引っ越しに合わせて,自分の足で郵便受けに投函したのだった。適当な謎解きを求めて,それを話して封を開けさせ,読んだ姉の心変わりを期待していたのだが,晶ちゃん自体が彼に気があることも言い当ててしまったのだ。美星は学生の妹が訪ねてくるので紹介すると言う。京都駅で待ち合わせて,伏見稲荷を見物し,山を一巡りするという美空を置いて,京都駅に戻って昼食を摂っていたが,外から二人を除いている中学生男子はまるで狐の様だった。2時間後に再会した美空が山頂で撮って貰ったスマホの写真には,狐顔をした中学生が写っていた。時間的にありえないなら,双子しか理由はないと僕アオヤマは思うのだが,美空が来て伏見稲荷を歩いて廻ったのは昨日の事だと美空は見破る。姉に知られたくない相手,多分男と会っていたのだろう。夏休みの間,美空はタレーランでアルバイトをすると決まった。女子高校生がラテアートに教えると大叔父というオーナーの藻川又次が安請け合いし,怒るのは美星だ。彼女は思いを寄せていた男子を同じ調理部員に獲られて,ありふれたパスタではなく,葉っぱとハートと猫を発表会で描いて見返してやりたいというのだ。1週間の練習の後の首尾はどうかと気にしていると,恋敵がハート型を崩して横槍をいれたのだが,一部始終を写していたハンディカメラに,犯行は写っていないと言う。美星は,普段の言動から,調理部の皆が示し合わせて,撮影を一時中断し,その隙に恋敵がパスタでハートを崩したのだ見破る。女子高校生は,片方に恋敵の葉っぱを,もう一方に彼氏の猫を,真ん中にハートを描いて,そのハートを稲妻で裂くつもりだったのだ。20年前に駆け出しの作家の,人気作家が同人誌に発表した習作を盗作したと疑われた「珈琲探偵レイラの事件簿」を美空が持っていることに僕と美星は読んでみた。トリックも稚拙,状況設定も稚拙,珈琲の事もよく知らずに書いている。その間,オーナーは珈琲の名店を取材するフリーライターの取材を受けているが,話題は資産運用に移っている様だ。藻川老人はトルココーヒーの道具であるジャズベをやろうと,ライターに言うと,老人がバンド活動をやっている美空に買い与えたジャズベースを手にしようとして,取材がインチキだと見破り,撃退した。ブラーの「コーヒーとTV」をBGMに聞き,美空が拘わった人探しの話を聞く。3年後輩の別れた彼女が家賃も払えないほど困窮して失踪したのを,後輩と共に自宅に訪ね,鍵の掛かっていないドアを開けると,センターテーブルに福井県のガイドブックが置いてあり,東尋坊で自殺する気なら大変と,翌朝列車を乗り継いで一泊3千円の民宿で見つけたというのが,鍵は掛けて出たと彼女は言うのだ。合い鍵はなく,前夜に実家の母に聞いても素っ気ない返事を返されていた。美空のクレジットカードで電車代を払ったのだから,元彼が密かに合い鍵で開けて,ヒントを美空に見せて,彼女の財布を宛てにしたのだと僕は思うのだが,美星の推理は違っていた。電話を受けた神戸の母親が聞いて直ぐに車で東京の娘のアパートを訪ね,福井に行ったと推理して,その足で福井へ車で向かったが,列車を乗り継いだ美空の方が早かったのだと推理したのだ。美空が会っていた相手は,ペンネーム梶井文枝こと深水,偽取材でタレーランを訪ねたフリーライターだった。美空は,実家で古い新聞記事を見つけ,父かも知れないと密かに面会を重ねていたのだった。姉にも会わせなくてはならないと深水の車に乗ったが,深水は豹変し,睡眠薬の入ったコーヒーで美空を眠らせ,藻川が持っている金を身代金に充てる誘拐事件となった。一千万の現金がすぐ用意できるはずはないと思うが,藻川老人は銀行に頼らず,金庫に金を置いていたのだ。美星は僕に店を出て,警察に通報する様に命じ,固定電話の転送機能を使って,すぐに車を出し,美空が僕に送ってきた絵文字一つのメールを手掛かりに僕が出入りしているロックオンカフェに行くが,気配がない。赤い太陽から連想されるのはロクオンだが,もう一つ美空と交わした会話の中に,金閣寺があった。鹿苑寺に違いない。犯人の指示は金の入った鞄を川に投げろというものだが,単独犯だと読んでいる美星は,そんなはずはなく,金閣寺の近くで投げ出させる積もりだと踏み,僕をタクシーで金閣寺付近で向かわせ,金を取りに行く隙に深水の車ごと美空を救出する作戦を立てたのだった。その最中に,僕と美空は付き合っているに違いないと断言するだが,まあ確かに美空に付き合って,美星に内緒で父親探しに協力はしていた。救出した美空の側で,父親は22年前に大雨の後の川に落ちた娘を救おうとして命を落としたことを母が残していた新聞記事で知っていたのだ。22年前に2歳と言うことは,妹の美空は幾つだったのだ?~カフェオレの夢とは2歳の時に落ちた濁流を思い出すと言うこと。1冊がちゃんとミステリー仕立てになっているが,出来過ぎていて嫌い・・というか,ミステリーは好きじゃないかも。双子ネタねえ
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ミステリーとしてはトリックがちょっと強引。1巻と同じパターンが多いかも。気軽に読めて良いかな。
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前回よりはちょっと手がこんでいるけどその分、読後感の爽やかさが少し減ったような気がします。
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■バリスタ・切間美星の推理が冴える
京都の街にひっそりと佇む珈琲店“タレーラン”に、頭脳明晰な女性バリスタ・切間美星の妹、美空が夏季休暇を利用してやってきた。外見も性格も正反対の美星と美空は、常連客のアオヤマとともに、タレーランに持ち込まれる“日常の謎”を解決していく。人に会いに来たと言っていた美空だったが、様子がおかしい、と美星が言い出して…。姉妹の幼い頃の秘密が、大事件を引き起こす。 -
1に比べて勢いは落ちた感はあるけど
まぁ良し。な感じです。
3発売やドラマ化ありそうですね! -
ほら、続きものは読むしかないからね。
続き気になっちゃうから -
前作は最後が重たい話が続いた印象があったので今回は美空のお陰もあって明るめな感じがした。また前作のネタバレをしないようにしているのが好印象。せっかく地図をいれたのなら、美空のビジュアルも欲しかったな。それにしてもアオヤマのヘタレはまだまだ続くのか…(笑)
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文章、うまくなったなー。なんか惹かれるんだよねー
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1巻は自分で購入し、この2巻は身内から貰いました。
私自身が小説デビューしたてだったので、1巻の感想は控えさせてもらったのですが、今回は書いてみます。
今回は前巻よりかは読みやすくなった印象がありました。
あの20代前半の男性が使うとは思えない、古文じみた古臭い言い回しは今回は殆ど出てこないので。
でもなんか物足りない感が・・・・・・。
ミステリー小説って読者も一緒に謎を解明する楽しみがあるものだと勝手に思っていたんですが、どうやらこの本はちょっと違うようですね。
例えるなら、某見た目は子供、頭脳は大人な小学生のアニメのような。
事件が起きて、証拠品となるものやヒントとなる関係者の証言などが解決の糸口となるのに、全ては描かず決定的な鍵となるものは最後の最後で主人公が明かして万事解決。
視聴者と一緒に謎を解く要素がそもそもなく、頭のきれるキャラクターの名推理を見せてくれている本なんですね。
だから、若干物足りなさがあるのかなと自分なりに解釈しました。
キャラクターと同時進行で一緒に考えたい、推理したい!という人にはあまりオススメできないのかも。
喫茶店の若い女店主がババーンと事件を解決!が好きな人には面白い作品なのではないかと思います。 -
前作よりも文章は読みやすくなったと思う。ただ、ミステリとしては何というか荒くて相変わらず微妙な感じ。日常の謎系のよくある展開として一見無関係な複数のストーリーが伏線として最終話で綺麗に巻き取られていく感じが好きなのだけど、今作はその展開を踏襲しようとしているのだが、その辺があからさまというか下手というかとって付けたように感じた。あとアオヤマ君が今作ではかなり狂言回し的なポジションで人として魅力がないのも辛い。
しかし一番ショックだったのは有隣堂特典のオマケに書かれていたアオヤマ君が中学生にしか見えないこと。本編読むのに障害になりそうな位イメージとかけ離れていた。 -
タレーランの続編。
美星の妹が登場。「妹」には違いないのだが、その関係が最後にポイントとなる。また、家族、特に姉妹の父親も話のポイントとなる。
また、言葉によって誤解させる文章は前作と同じ。ここは好き嫌いが出るところか。
アオヤマさんとの関係が、最後、どうなるかとひやひやさせといて安心させるのも、前作通り。
続きがまたありそうな予感の終わり方でもある。 -
これはなんかキツイなぁ。
どこかの作家さんに似ている軽妙なタッチ(一応ホメてます。誰にでもできることではないし。もちろんおれにはできない。)と急カーブ感は1作目に引き続いて相変わらずなんだけど、さらに、運転がヘタな人の助手席に乗ってるかのような不安定感が。。。
「ハイ、目的地に着きましたよー」と言われても、酔い気味で景色楽しむ余裕ない、みたいな。 -
コーヒーの豆知識がおもしろい 付録についてたおいしいコーヒーの入れ方が良かった
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変わらず京都つくし。京都案内のような…