リプレイ2.14 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.71
  • (13)
  • (25)
  • (23)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 264
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800215673

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズの中では1番面白く、好みだった。

    バレンタインデーをやり直す、上手くいきそうでいかない…焦れつつも応援してしまう。謎が謎を呼び、解決したはずの問題が再び持ち上がったり。

    ぐるぐる回って、迎えた結末にホッとした。

  • 本当に人を愛するという事

    浅野奈海は同じゼミにいる本田宗輔に想いを寄せている。
    今度のバレンタインデーに手作りのチョコを渡して告白しようとしているが本田は死んでしまった。
    驚愕の事実に立ちすくんでいると目の前に白衣を着た男が現れる。男はクロトと言い今起こった出来事をやり直せると言う。しかしやり直せるのは10回だけ。すぐにやり直して本田は死なずに済んだが別の仲間が死んでしまう。
    そこからやり直す度に別の仲間が次々と死んでいく。9回目をやり直すと誰も死なず自分の理想通りになった。しかし……誰も死ななくて済んだが自分が死ぬ事になる。クロトからの約束で最後にどの周で確定するのか決めなくてはならない。奈海は誰も死ななくていいのなら……と自分が死ぬ運命を選択する。

    ちょっと背中がムズムズするような青春恋愛小説でした。
    本物の愛というのは自分より相手の幸せを望む。よくある事ですが何故かホロっとしてしまいました。
    ハッピーエンドかバッドエンドかは最後まで読まないとわかりません。

  • 以前読んだ 僕が殺された未来 という本とストーリが似ている気がした。でも私はこういう展開が大好きなので楽しんだ。途中の繰り返しからちょっとややこしくなってきたがそれでも話には十分ついていけた。

  • 最後の結末に納得というか、喜多さんの本は特徴的だなあと思う。藤村さんよく出てくるな笑 そしてことごとく男女ペアが恋してて、しかもすごい確率でカップルになる。そこがまた好きなところでもありますが。でも、最後、クロトがちょっと人間っぽかったのは、いきなりだなあと。そうは思ったけど、話的にはやっぱり好き。

  • 2016/2/6 Amazonより届く。
    20183/3/15〜3/16

    タイトル通り、リプレイもの。この手の小説は30年くらい前にケン・グリムウッドの「リプレイ」が最初で決定版と思っていたが、こういうパターンもあったか。しかし、私は仕事柄化学的な内容は興味深く読めるが、いわゆる文系の人達はどうなんだろうか。

  • ○喜多喜久氏の作品。
    ○前期3部作の3冊目(文庫)
    ○相変わらずのSFと化学の融合による、ラブコメディー。
    ○本作は、やや冗長である部分もあるが、どんどん読み進めてしまう面白さがある。

  • ラブ・ケミストリーを読んでハマったこの作家さん。
    ビミョーに化学とか薬学とかぶっこんでくるのが個人的ドツボ。
    その割りに読みやすくて、ページをめくる手が止まらなくなるのですな。

    猫色ケミストリーはまだ読んで無いので、今度買いに行こうと思います。

著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

喜多喜久の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×