泣ける! ミステリー 父と子の物語 (宝島社文庫)

  • 宝島社
3.21
  • (3)
  • (0)
  • (8)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 64
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800295354

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どの作品も甲乙つけがたい。
    強いて言えば『家に帰ったら』が好みかな。

  • 大学教授の父が女子学生にセクハラをしたという疑惑を掛けられ…。小路幸也「美女とお父さんと私」をはじめ、岡崎琢磨、里見蘭ら、人気作家5人が、「父」にまつわるミステリーを綴ったアンソロジー。

    面白いっていえば面白いんだけど,実に微妙。

  • どの作品も素敵だった。
    親子って、いいなって。
    特に、離婚を考える夫婦の話。
    まさかの典型におーーーってなる。
    あの子のことは、ちゃんと気がついたけど。
    びっくりと言えば、バイシクルもそう。
    子供と自転車のふふふな話にしては、なんだか違和感があって、ううむと思っていたら、そいうなっちゃうのか。
    詐欺師の話は、続きが単行本であるみたいなので、読んでみたい。

  • 「泣ける映画」とか「泣けるミステリー」というキャッチコピーは好きじゃない、いえ、嫌いです。10本映画を観たら6割方以上泣いている私ですが、それでもそんな煽り文句に乗せられたくない。観るかどうかのポイントは泣けるかどうかじゃないから。泣けるからっていい映画とは限らんし。本だってそう。てなわけで、「泣ける」に「!」まで付いたタイトルってどうよ。

    「父にまつわる一編」という依頼で書かれた5本。一風変わった作品でミステリーなのかと訝りながら読んで驚かされたのは友清哲の『家に帰ったら』。小路幸也の『美女とお父さんと私』も好きでした。

    こうなりゃ親子関係そのものがミステリー。泣かなかったけど、良い話5編です。

  • 父と子をめぐる様々な葛藤と父の想いが子供に伝わるときの感動は泣けます!。5編からなる短編集だけど、それぞれに父の姿が子供にどう見えているのかが読みどころかな。

    自分も先月、父を亡くし、この本を迷わず読んで、父の想いを回想してしまいました。拳ひとつ上げて怒鳴られたこともないし、仕事一筋に生きてきた父を思うと、何も言わないがゆえに、生きていくことの厳しさと、反面、離れて暮らす子供たちと会うときの楽しさがあったのだろうなぁ~と想いつつ、この本とオーバーラップしてしまいました。

    自分に置き換えたときに、今の自分は子供たちに何を伝えていけるのか、子供たちは自分のことどう想ってくれるだろうか?!考えれば何もしてあげられていないよなぁ~(^^;

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

冲方丁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×