世界の辺境案内

著者 :
  • 洋泉社
3.20
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800307002

作品紹介・あらすじ

立入禁止エリア、廃墟、秘境、未承認国家…これが世界の"アクセス困難スポット"だ!!世界各地の70スポット以上を掲載!!

感想・レビュー・書評

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  • さぁ、今週もやってきました!
    1Q84O1がお届けする「○○を語ろうぜ!」の時間が!(´∀`∩)↑age↑

    みなさん、旅行は好きですか?
    今日は私1Q84O1がみなさんを世界旅行にお連れしたいと思います!
    (よぉ!太っ腹!)
    ただーし、普通の観光地ではないです!( ̄ー ̄)ニヤリ
    ないです!
    (2回言いましたよw)

    何処にいくか…!?
    それは、観光ガイドではたどりつけない世界の辺境で〜すΣ(゚∀゚ノ)ノイェーイ

    インターネットさえ繋がれば誰でも、 Google Earth で世界中の空撮写真がみられる時代
    南極、北極、エベレストの三極点の到達はじめ、冒険家たちが世界各地の秘境や僻地を次々と踏破し、もはや地球上に未踏の地はなくなってしまったかのように思える
    ところが、そんな"どこにでも行ける時代"にも、一般人が行くことのできないスポット、またなかなか訪れることのできないアクセス困難なスポットが世界中にまだまだ存在するんです

    じゃあ、タイトルコールいってみよーか!
    (いくよー、せーの!)

    「世界の辺境について語ろうぜ!」

    ヾ(*´∀`*)ノキャッキャパチパチパチ~

    では、さっそくいってみよーか
    まずは【立入禁止エリア編】
    ◆ボディ・ファーム/アメリカ
    腐乱したヒトの遺体を観察する「死体農場」

    (一発目から凄いのきたぁーーー!w)
    アメリカ南部の伝統校テネシー大学の一画にある非常に奇妙な1haほどの立ち入り禁止区域
    ここは、自然環境下における死体の分解過程を観察するために設けられた世界初の施設
    ウジが湧き腐乱して骨が露わになった数十体の遺体が無造作に転がっている

    ◆Google データセンター/アメリカ
    近未来的なSF空間!!世界的 IT企業の心臓部

    アイオワ州カウンシルブラフスにあるGoogleが保有するデータセンターの内部には、ラックに詰められたサーバーが視界の彼方まで立ち並ぶ SF映画のワンシーンのような光景が広がっている

    ◆アンダマン諸島/インド
    部外者は弓矢で威嚇!世界で最も上陸困難な島

    インド政府も一切干渉しない、誰も上陸できない原住民の島アンダマン諸島
    人口250人ほどのセンチネル族が暮らす北センチネル島に近づくと島民に矢で射殺される

    ◆扇島/日本
    一般人は上陸できない東京湾に浮かぶ鉄の島

    川崎市と横浜市にまたがる約550km²の人工島で全域が私有地
    改正SOLAS条約による侵入防止等の保安対策をしなければならず、一般人はもとより、報道関係者も含め、関係者以外は上陸することができない立入禁止地域である

    ◆コカ・コーラのレシピ保管庫/アメリカ
    厳重に保管された門外不出のレシピ

    コカ・コーラ・カンパニーの初代社長エイサ・キャンドラーはコーラの味の秘密が外部に漏れることを恐れ「レシピを紙にメモすること」を従業員に厳しく禁じた
    その言いつけは現在でも固く守られており、コーラのレシピが書かれた紙は、世界に一枚しか現存しないとされている

    続いて【未承認国家編】
    ◆ハットリバー公国/設立年1970年
    勝手に独立!!世界一小さな自称国家

    オーストラリア西部にあるハットリバー公国は、州の政策に不満を持った農場主のおじさんが「そんな政策認めるくらいなら、私、独立します」と、勝手に独立してしまった国w
    面積は目黒区と大田区を足したくらいの広さだ
    入国者を出迎えるのは巨大な国王の顔の彫刻だw

    ◆シーランド公国/設立年1967年
    要塞を占拠して独立した世界最小国家!?

    第二次世界大戦中のイギリスで、テムズ川河口の沖合に建てられた要塞群、マルセン要塞
    その最も北、イギリス東岸から沖合10 kmほどの場所に、フォート・ラフスはある
    ここに、元イギリス陸軍海軍少佐のバディー・ロイ・ベーツが乗り込み、シーランド公国の建国を宣言した

    最後は【秘境編】
    ◆地獄の門/トルクメニスタン
    40年以上も燃え続ける灼熱の巨大穴

    中央アジアのトルクメニスタンに存在するこの光の穴
    40年ほど前、地質学者が誤って洞窟を崩落させ巨大の穴が形成された
    その後、湧出する有毒ガスを止めるため点火したが、ガスの量が多く現在も燃え続けている

    ◆アフリカの目/モーリタニア
    サハラから宇宙を睨む謎めいた巨大な目

    アフリカの目はモーリタニア中央部の大地にできた直径50kmとも言われる巨大な渦
    宇宙からしか確認できないその全貌は、人の目の形をしている

    ◆ケマダ・グランデ島/ブラジル
    最凶毒蛇が占領!!地球上で最も危険な島

    1m²に1匹の割合で猛毒蛇・ゴールデンランスヘッドが生息する島
    軍からの入島規制がしかれるその島は、生態調査のために許可を得たごくわずかな科学者しか立ち入ることができない
    (ブラックマーケットでのゴールデンランスヘッドの相場は日本円にして300万円以上!)

    さぁ、みなさん1Q84O1がお連れした辺境旅行はどうでしたか?
    まだまだお連れしたいところがあるんですが…、如何せん旅費が高いΣ(゚Д゚)
    これ以上は連れていけません!wヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
    もっと旅したいよーっていうあなたはガイド本として本書を手にとってから行ってくださいね〜♪

    それでは、ここまでのお相手は1Q84O1でした!
    SEE YOU(^_^)/~

    • 1Q84O1さん
      mihiroさん、この本にはまだまだたくさんの辺境が紹介されていますよ!
      そして、みなさん死体農場に興味があるみたいです( ̄ー ̄)ニヤリ
      mihiroさん、この本にはまだまだたくさんの辺境が紹介されていますよ!
      そして、みなさん死体農場に興味があるみたいです( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/03/24
    • なおなおさん
      1Qさん、今日なんと!扇島に上陸しました!
      と言っても首都高で通っただけですが^^;
      地図アプリで、あ!ここが!?と気付きました。
      高炉の煙...
      1Qさん、今日なんと!扇島に上陸しました!
      と言っても首都高で通っただけですが^^;
      地図アプリで、あ!ここが!?と気付きました。
      高炉の煙モクモク、船着き場、倉庫…ただならぬ雰囲気を感じました。
      1Qさんの“語ろうぜ”の番組がなければ知らなかったこと。感謝しております (*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾

      2023/03/25
    • 1Q84O1さん
      なおなおさん、ご報告ありがとうございます!
      辺境に行ってきたのですね!
      すご〜い(≧∇≦)/
      確か、首都高の非常階段?と扇島が繋がっていると...
      なおなおさん、ご報告ありがとうございます!
      辺境に行ってきたのですね!
      すご〜い(≧∇≦)/
      確か、首都高の非常階段?と扇島が繋がっていると説明書きがあったような…(うる覚えなのでハッキリとは言えませんが…)
      もちろん通れませんけどねw
      この勢いで次はボディ・ファームに行っちゃいますか(;^ω^)
      2023/03/25
  • 結構見応えあった。文章も面白いのがいくつかある。

  • 読みやすくて良かった。気になる場所が沢山あった。地球には未知の場所が沢山あるな。

  • 確かに辺境。著者のプロフィールもオモロ。沢山のマニアックな人々だったのですね。納得。人類の負の遺産が多数。為政者の不完全さと傲慢。

  • 写真が平均薄暗くて、あー辺境だーという雰囲気がむんむん。
    機材をもってここまで出掛けて行った方への敬意で胸が一杯になる一冊。

  • 2019/8/23


    70スポット以上
    2000年代からエリア入りとなったものもある
    技術や考え方の進化からか、未踏・立ち入り禁止のものが増えているのか
    コメントも含め、読み応えのある本でした。
    世界はまだまだ広く、知らないことは星のようにある

  • 立ち入り禁止エリア、未承認国家、秘境よ三部作+1
    実際に行ってみたレポートが豊富で何処だよソレ的な場所も多くて面白かった。
    焼き直しがごく一部なことも良い。

  • 2017年5月31日読了。軍の機密に触れる立入禁止区域・放射能に汚染された地区・打ち捨てられて廃墟になった都市・原始的な生活を送る部族の住む島など、「世界の辺境」と表現するのにふさわしい数々の場所の写真と解説。辺境だけあって、ライターが実際には入れないような場所も多く含まれるがそれはそれで仕方なし。本書で取り上げられている場所の一つとして自分は行ったことがない(当たり前だが)、狭い島国で生きる自分の知っている世界なんて本当に小さいものだ…と思わされる。いずれ、日本の福島原発も遺跡となり、辺境としてこの種の本に収録されるようになるのだろうか…。

  • PCの前にいるだけで、
    誰でもGoogle Earthで世界中の空撮写真が見ることができる時代。
    地球上にもはや誰も知らない場所などなくなってしまったかに思える。
    しかしだ、地球にいまだある「未知」の領域に圧倒された。
    特にアメリカの「死体農場」ことボディファームのインパクトが大!

    本書では、可能な限り現地に出向いた経験者に原稿の執筆を依頼している。
    実際にその場に出向き、その地の臨場感を
    肌で感じた人にしかわからないリアルな情景が
    文章から漂ってくる。

    何故にその場所は立ち入り禁止・または規制されているのか。
    そこに表世界史とは対称的な、裏世界史が見え隠れするのが興味深い。

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著者プロフィール

蔵前仁一
1956年(昭和31)鹿児島県生まれ。旅行作家・グラフィックデザイナー。
慶應義塾大学卒業後、80年代初頭からアジア・アフリカを中心に世界各地を旅する。
個人旅行者のための雑誌、『旅行人』編集長を務め、多くの旅行作家を輩出、
バックパッカーの教祖と呼ばれた。
『ゴーゴー・アジア』や『ゴーゴー・アフリカ』(ともに凱旋社」)をはじめ、
『旅で眠りたい』(新潮社)、『あの日、僕は旅に出た』(幻冬舎文庫)、
『よく晴れた日イランへ』(旅行人)など著書多数。

「2018年 『テキトーだって旅に出られる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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