〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

著者 :
  • 汐文社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784811304007

感想・レビュー・書評

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  • 確かに面白い

  • こども達にも一度は読んでほしいかも。

  • 小学生の頃に図書館で読み、半分トラウマだった作品だが、大人になって読むと感情移入して読めた。

  • 『戦争とくらし』という本を読んで気になった。

    「コミック版」ではなく、「中公愛蔵版」全3巻を読了。
    (図書館ありがとう)
    実はずっと気になっていた作品だったが、ようやく。

    「反核反戦漫画ではない」とあとがきされていたが、読んで感じるものは正に「反核反戦」。
    戦争やピカ(原爆)に対する否定的なセリフがあまりに多い。
    だが、その感情的な言葉、行動は単に学校に通っているだけでは知らないままの"日本の歴史"だ。
    「生まれ住んでいる国の歴史を知らない」
    これは情けないこと。

    自分も読んでいて「知らないこと」だらけだった。
    文字だけでなく、漫画だからこその描写、ストーリーが全編が非常に衝撃的。
    とはいえ、歴史を知って学ぶことは多い。
    小学校高学年、中学校の教科書として、子供に伝えるべき「日本の歴史」ではないか。

    ただ、無理は言わん。
    国には頼らず、家庭でやる。
    我が子にもいつか読ませよう。

  • もう読みたくない!けど、小学生の頃のわたしにとって戦争の惨さを知るには、十分すぎた

  • 昔の思い出では原爆のドロドロした思い出しかなかったけど、復興、復活、勇気、そしてゲンの言葉の[しょうがないって言ってたらダメ!]が響いた漫画でした。戦争について考え、これを読んで原爆資料館に行きました。

  •  
    ── 中沢 啓治《はだしのゲン 199304‥ 汐文社》全10巻〔コミック版〕
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4811304004
     
     中沢 啓治     漫画 19390314 広島 埼玉 20121219 73 /20090914 引退宣言
     足立 勝美 県立高校教諭 1938‥‥ 兵庫 豊岡 20150508 77 /
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090914
     眩目と衰眼 ~ 漫画家の退場 ~
     
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1432471027/
     
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    ↓=Non-display><!--
    <tt> 
    …… 私にはどうしても許せないことがある。平成25年10月、松江
    市立図書館で漫画『はだしのゲン』(全10巻)を図書館職員が、書架か
    ら取り除いたことに対して反対運動が起きた。
     
     月刊誌『正論11月号』(平成25年)によると、そもそもの原因は松江
    市教委が「『はだしのゲン』を市立図書館の閲覧棚に並べることをやめ
    る」と決定したことにあった。
     
     実際にこの漫画本がどんな内容かを見ていただきたいところだが、紙
    面が汚れてしまいそうな気がして載せない。
     この本を見たら純真な小学生はどう思うであろうか。想像しただけで
    ゾッとする。
     
     それほど残虐な内容で、とても見るに耐えない。
     誰だって図書館に置くのは、いかがなものかと思って当然である。
     小学生をお持ちの親御さんなら、こんな本を読ませたくないと思われ
    るに違いない。
     
     『正論11月号』は、「はだしのゲン許すまじ!」を総力特集していた。
    件の部分を借用する。
     
    …… 《創刊40年特別号の記念すべき最初の論文を、かくも醜悪なマン
    ガの描写で汚さなければならないのは、これが第2の教科書運動になる
    と確信してのことである。(中略)この本が今も全国の公立小・中学校
    の図書室に置かれ、日教組の教師らによって子供たちに読むことを勧め
    られている-(正論編集部)》
     
     『はだしのゲン』は、反戦思想の父を持つゆえに地域や学校から阻害
    され、いじめられていたゲンが、原爆によって父と姉弟の命を奪われな
    がらも、生き残った母と幼い妹を助け、原爆孤児の仲間たちとも助け合
    って、被爆地の広島で懸命に生き抜くというストーリーである。同誌は
    続けて-
     
     《このストーリー自体に何ら問題はない。子供たちに悲惨な実態を伝
    え、平和の大切さを教えるのは大切なことである。だがその内容は、
    「児童の発達段階を考慮」し、「社会的事象を公正に判断できる」史実
    に基づくことが大前提だ。ところが、ゲンが伝える「悲惨な戦争」は、
    中国共産党のプロパガンダそのままである。(中略)
     
     ゲン「やかましい。天皇が無謀な太平洋戦争をやれとゴーサインをだ
    したおかげで日本列島は焼け野原にされ、この広島も長崎も原爆までく
    らって、わしの家族をふくめ日本人300万人以上が、もがき苦しんで
    殺されたじゃあないか。わしゃ許さんわいっ。君が代なんかだれが歌う
    もんか、クソくらえじゃ。君が代なんか、国歌じゃないわいっ!」
    (以下略)》
     
     この漫画本のほんの一部を載せた『正論11月号』をある婦人に見せて
    あげたところ、顔をそむけながら、
    「ヒャー。話には聞いていましたが、小学校の図書室に置く本ではない
    ですね。私の子には絶対読ませたくないです」と仰った。
     
     それほど図書室に置くなどあってはならない本である。とても冷静な
    内容とはいえない。にもかかわず、
    市教委は「棚に置け」と主張する圧力団体に屈して、これまで通りこ
    の漫画本を置くことにしたのであった。
     
     皆さん。あなたのお子さんが通っておられる小学校の図書室や町の公
    民館に、この漫画本が並んでいるかどうかご存じですか。もしあれば、
    ぜひ、撤去するよう要請していただきたい。
     
     ◇ 足立勝美氏は5月8日に死去しました。ご冥福をお祈りします。
     
    ■足立 勝美(あだち・かつみ)兵庫県立高校教諭、県立「但馬文教府」
    の長、豊岡高校長などを務め、平成10年に退職。24年、瑞宝小綬章受章。
    『教育の座標軸』など著書多数。個人通信「座標」をホームページで
    発信。養父市八鹿町在住。鳥取大農学部卒。
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    └┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
     
    http://www.sankei.com/west/news/150523/wst1505230002-n1.html
     
    (20150601)
     

  • 小学6年生の息子が強く薦めてくれたので、読んでみました。
    戦争や原爆の悲惨さがストレートに伝わってきます。知らなくてはいけない、忘れてはならない事なんだと思いました。
    高校生の息子も「小学生の頃に読んだ時はよく分からなかったけど、今読むと、いろいろな事がよく分かって重い気持ちになる。この本は名作だよ!」と・・・。
    多くの世代に読んで欲しいと思います。

  • 小学校の図書館に置いてあり、初めての戦争を題材にした作品でした。
    怖かったけど、何故か「読まなくては」と思いながら読んだ気がします。
    他の「黒い雨」シリーズも読みました。今は絶版ですが・・・。

    忘れてはいけないし、繰り返してはいけない。
    私も自分の子供たちに伝えていきたい。
    「戦争は何も生まないし、誰も幸せになれない」と。

  • 「はだしのゲン」は、小学校の図書館においてある唯一の漫画だったし、学校の授業の一環として映画をみせられたし(日教組の影響か?)、著者が没したこともあったので、敗戦の日を前にして、10巻大人買いしたやつをほぼ一晩で一気に読了。

    事実誤認があったり(アインシュタインは本当は原子爆弾製造には関与していないがそのように描かれている)、昭和天皇に対する記述についてはオレ自身の思想とは違うが(でもあの状況に出くわしたら、そうなるんだろうな)、そんなことを抜きにしても一度は読むべきものだわな。

    続編を読みたかったな。

    そんなところ、8月17日の新聞紙面を飾った記事。
    「はだしのゲン」の学校図書館からの撤去問題。
    右傾化した現在の政権が、歴史認識などの理由で…と思ってたら、描写がグロテスクということが理由なの??
    戦争というものがもたらした結果のグロテスクであり、不条理さであり、人間の悪い面を読み解くことができるのに、かなり残念なニュース。

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著者プロフィール

ンガ家。1939年3月14日、広島市生まれ。小学1年生の時、爆心地から約1.2キロメートル離れた学校への登校途中に被爆。1968年に、原爆を題材としたはじめてのマンガ「黒い雨にうたれて」を発表。1973年より「はだしのゲン」連載を週刊少年ジャンプで開始。2012年12月25日、肺がんのため死去。享年73 。

「2020年 『完全版はだしのゲン7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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