マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編

著者 :
制作 : 星井 博文  深森 あき 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820719137

感想・レビュー・書評

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  • 必要以上に他人の問題や他人の評価を気にする必要はないことがわかった。
    「相手が不機嫌なのは、相手の課題」であり、「すべての人と相性が良いこともなければ、すべての人と相性がわるいこともない」と考えられるようになり、ずいぶん気持ちが楽になった。

  • もうちょっとタイプ別の分析を詳しく読みたかったが、内容はわかりやすくて面白かったし、納得。

  • H28.4

  • 【生き方】マンガでやさしくわかる アドラー心理学2/岩井俊憲/20151224(137/421)<235/28657>
    ◆きっかけ
    【生き方】マンガでやさしくわかる アドラー心理学/岩井俊憲/20150922(103/387)<220/23133>の続編。

    ◆感想
    ・結局のところ考え方がすべて。頭で分かっていても身に付かない。日々実践あるのみ。考え方のクセを変えていこう。
    ・原点回帰は大切。それが四半期に一度の心の洗濯だったり、年末年始のような気がする。

    ◆引用
    ・アドラー心理学を活かすための発想
     -自己決定性発想(つくったのも変えるのも自分)
     -建設的発想(どうすれば建設的になり、どうすれば非建設的・破壊的になるのか)
     -目的発想(後述)
     -使用の心理学発想(重要なことはなにをもって生まれたかではなく、与えられたことをどう使いこなすか)
     -つながりと絆の感覚発想(より深く、確かなつながりと絆を実感し、それに基づき行動)
     -相互尊敬・信頼発想(より豊かな人間関係へ)
     -勇気づけ発想(どうしたら自分や他者に勇気を与えられるか)

    ・目的・目標から実践レベルへ
     -目的レベル:何のために(理念、価値観、信念、夢)例)健康のために
     -目標レベル:どこに向かって(到達点+目標値)例)半年で▲8kg
     -計画レベル:どんな手だてで 例)体のインプット減、アウトプット増
     -実践レベル:どうやって 例)糖質ダイエット、運動等々
    ・共同体感覚=尊敬+信頼+協力+共感
    ・行動=ライフタスク+ライフスタイル
    ・ライフタスク=交友(様々な個性を持った部下・同僚、友人関係)+仕事(苦手な種類の仕事)+愛
    ・ライフスタイル
     -安楽タイプ:周囲から何を考えているのか読めない安楽型。=>(他人に対して)同じタイプを群れさせなように。その人独自の見方を尊重する。頼む時は内容を絞って。
     -興奮探しタイプ:いいと思えばすぐに食いつく竜頭蛇尾になりがち。
     -自己抑制タイプ:感情をあまり出さない完ぺき主義者。失敗してはならない。約束をきちんと守る。しかし融通きかない。感情を抑え込もうとする。=>(自分は)時には自分の不完全さを許す。ほどほどに息抜きや手抜きをするよう心掛ける。
     -人間機関車タイプ:他人に任せることができない猪突猛進型。
     -赤ん坊タイプ:他人の顔色をうかがい、好かれようとする依存型
     -欲張りタイプ:他人のものは自分のもの、権利主張型。
    ・満足感:期待に対して現実に落差がなかった結果、期待通りだったという思い。期待以上だと感動になる。⇔失望、落胆:落差が生じたときの感情。
    ・焦り:準備不足を警告する感情。どうつきあうか。
     -焦りには前兆として不安というシグナルがある。
     -仕事の優先度、重要度、緊急度の区分を明確に
     -焦る人は先延ばししながらも、心の中で一種のリハーサルをしている。
    ・仕事の進め方:先行着手型OR追い込み型
    ・身体面からの感情コントロール法:スポーツ、睡眠、リラクゼーション、食事、酒、カラオケ、旅行、庭いじり、入浴、サイクリング、マッサージ、音楽、絵画、映画、スポーツ観戦、落語、
    ・呼吸:吸うことより吐くことが先。吐くことを意識。吐くときは口から、吸うときは鼻から。
    ・考え方を変える:should/must=>not alwaysへ
    ・陰性感情(怒り、焦り)の有無よりもそれをどう使うかのほうがより重要。
    ・主張性
     -主張的行動:相手を傷付けずに、要求を聞いてもらう
     -非主張的行動:相手を傷つけないために、要求を引っ込める
     -攻撃的行動:相手を傷付けても、要求を通す
     -復習的行動:相手を傷付け、要求は諦める
    ・自滅的な行動を回避する
     -立ち止まって考える
     -自分と相手に建設的であるようふるまう
     -幸福な物語を作り上げ、それをエンジョイすること(目的発想、建設的発想で)
    ・主張性の心構え
     -相手の要求を断っても、相手のダメージは想像ほど大きくない。ダメモトで依頼しているかも。
     -職場や友人で便利な人間よりは、責任感と自立心のある人間になる
     -自分が主人公であるはずの人生を他者に追従して生きる必要はない。
    ・課題の分離:誰の課題か、その課題の最終的な責任は誰にあるのか?ととらえて自分の課題と相手の課題とに分けて考えるとお互い感情的にならず、解決の方法が分かる。
    ・相互尊敬、相互信頼の下地があって、はじめて共通の課題が成立する。手続きとして、何か手伝えることはあるか?と尋ねる。なければあっさり引き下がる。
    ・相性の法則=人間関係が良い:普通:悪い=2:7:1OR 2:6:2
    ・もがき苦しみからいち早く抜け出そうとすると、かえって自分を苦しめてしまう。そのための対処法(心の雨の日の対処法)
     -現状肯定:もがき苦しんでいる状態をありのまま受け入れる
     -原点回帰:自分の置かれた位置を仕事、友人関係、家族として原点に戻って見直すこと。身近には幸せなことが満ち溢れていることに気づくはず
     -絆の回復:帰る家と還る家(心理的に受け入れてくれる家)
    ・肯定的なセルフトークは有効(天使のささやき):大丈夫、気にしない・なんとかなるさ・もう我慢しなくていい・のんびりしよう・失敗したっていいじゃない・ドンマイドンマイ・絶対に乗り越えられる・他人と比べなくていい・よくやっているよ・今までだってなんとかなった・年齢相応の磨きがかかってきた・冷静に対処できてよかった
    ・勇気とは
     -リスクを引き受ける能力
     -困難を克服する能力
     -協力できる能力の一部
    ・自分が人生の最大の危機を克服してきた張本人
    ・心の雨の日を過ごす知恵
     -メンターを持つ(自分に原理原則、生きる上で指針を与えてくれる人)
     -真の楽観主義になる(現実的楽観主義。現実をしっかり見据え、自分のできるベストを考え、私はできると信じて行動すること)
     -どんな時も勇気を持つ

  • 前作が面白かっので今作も購入。内容は実践編ということもあり、どうやってアドラー心理学を仕事に適用していくかについて書かれていた。
    話が進むにつれて、ただの自己啓発本に成り下がっていくのがとても残念だった。もっとアドラー心理学ならではの内容にならなかったのかなと思う。なので、☆は3つが限界。

  • 前作につづき、わかりやすい。
    次の点で読んでよかったと思った。
    すべての人に好かれようと思わないこと。私はその傾向が強すぎる。
    人の
    不機嫌を自分のせいだと思わないこと。
    自分を勇気付けること。

  • 天使の言葉と悪魔の言葉。

  • 流し読み。


    ・自己決定性。今の自分は、過去の自分の行動の結果。他人のせいではない。未来の自分を決めるのは、今の自分。
    ・自分が変えられることに集中する。変えられないことは、受け入れるか他者の力を借りる

  • 借りたもの。
    前回は「勇気づけの心理学」としてのアドラー心理学が全面に押し出されていたが、今回はより「未来(目的)志向」の心理学であることを強調していた。
    かつ、“実践編”とあるように、自己と他者の傾向を分析・把握して相手に合わせた接し方と勇気づけを提案してくれる。

    ライフスタイル(性格)とライフタスク……
    職場関係と嫁姑問題(家族関係)は必ずだれもが直面する問題だけに、ひとつの指標となってくれそうだ。

    前回と比べ、今回は診断シートなどが複数掲載。
    読むだけではない所が面白い。

  • 前回のできすぎ君るいが主役。

    6つのライフスタイルに人を分類して、問題を解決しようとする。

    読んで意味がなかった。なぜなら、私も悩むが、この本に書いてある様な悩み方はしないから。アドラーは前作もさらっと読んだが、自信を失いやすい人にしか役にたたないかも。

    私はアームチェア型。仕事を頑張らず、楽をしたい型。これは当たっている。でも周囲から何を考えているかわからなくはないと思う。

    読んで意味がなかった。

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著者プロフィール

1947年栃木県生まれ。早稲田大学卒業。1985年、有限会社ヒューマン・ギルドを設立。代表取締役。アドラー心理学カウンセリング指導者、上級教育カウンセラー。2つの大学のほか独立行政法人系の看護学校の非常勤講師を歴任。
著書は『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』シリーズ(日本能率協会マネジメントセンター)、『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』(かんき出版)、『男と女のアドラー心理学』(青春出版社)など多数。

「2017年 『看護師のためのアドラー心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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