ソーシャルメディア炎上事件簿

著者 :
制作 : 日経デジタルマーケティング 
  • 日経BP
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本棚登録 : 244
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822227210

作品紹介・あらすじ

ソーシャルメディアで炎上?なんて自分には関係ない。会社勤めをする、そんなあなたにこそ読んでいただきたい。同僚と飲みに行くのは会社近くを避ける。そんな慎重な人もツイッターなどソーシャルメディアへの投稿でついうっかり。そして炎上。翌日、会社に謝罪する。そもそも投稿などしないから関係ない。そう思っても誰かがあなたの役職に"なりすまし"孫正義氏を罵倒。そして炎上。翌日、会社が謝罪する。いずれも実話でありそれらを具体的社名で綴ったのがこの事件簿。12年前から炎上現場を追い続けた専門記者による炎上回避のための指南書でもある。

感想・レビュー・書評

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  • ソーシャルメディア上で『ついうっかり』つぶやいてしまったことに対して会社が謝罪するなどの『炎上事件簿』を集めたのが本書にです。手軽に誰もが『発信』できる時代になったからこそよく読んで欲しいと思います。

    僕自身も実を言うと、名前は伏せますがある有名人に対して失礼なつぶやきをしてそれが炎上してしまったことがあります。幸いにして、謝罪はしましたのでその本人も許していただけたのですが、ああいうことはあまり遭遇はしたくないなぁ、ということが強く教訓として残ってしまいました。

    本書は高級ホテルに『お忍び』できた有名人をツイッターで『実況中継』してホテル側が謝罪しましたですとか。某有名スポーツ用品店に契約中のサッカー選手が彼女連れで訪れたことを、店の従業員が悪口を流して謝罪したなど、人事ではない事件が列挙されていて、ソーシャルメディアの発展はそれはそれですばらしいことですが、『匿名』で発信しているはずの内容が、ソーシャルメディアをパズルのようにつなぎあわされ、本人が特定され、プライバシーが丸裸にされていく、ということはもはや誰にも起こりうることだなと、そんなことを感じてしまいました。

    会社員、特に大企業に勤める人間がブログで発信したことが問題になっていたりする例や、有名大学の学生が『悪さ自慢』をしたところ、ネットで話題になり、現実の世界に波及してくる、なんていうことはあえて具体的な例を挙げませんが、読んでいて背筋が寒くなりました。ソーシャルメディアは誰でもが使えるツールであるからこそ、発信する内容や『身内ネタ』でつぶやいていることが本人も知らないうちにどんどん広がって行った、なんていうことがないように、ここで書かれていることを自分の事とし、ソーシャルメディアと付き合っていく必要があるという思いを改めてした次第です。

  • 安易なつぶやき、うっかり発言が炎上、実生活でも大変なことに!
     企業では、トップからバイトまで その発言に責任がかぶさってくる。
    そういう事例を読んで、びっくり。 なんだか落ち着かない気分です。

    2012/5/2 予約 5/11 借りて読み始める。5/24 読み終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    企業のソーシャルメディア活用経験値が高まる一方で、
    従業員発のソーシャルメディア舌禍事件が後を絶たない。
    企業ネットの炎上パターンを6つに分類し、何が人を怒らせるのかを考察、
    炎上しないための知識や対策を解説する。

    著者 :
    1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日経BP社入社。
    『日経ネットナビ』在籍時の12年前から炎上現場を追ってきた。
    『日経デジタルマーケティング』記者。

    参考ブログ URLはこちら http://blog.tokuriki.com/2011/10/post_649.html 『ソーシャルメディア炎上事件簿 (小林直樹) を読むと、
    ソーシャルメディアの炎上のどこが怖くなくて、どこが本当に怖いのか分かるはず』 : 
      Posted by: 徳力 2011年10月21日


  • ソーシャルメディア

  • <閲覧スタッフより>
    SNSでの炎上は大小あれど身近に起きるものになりました。でも、それを自分のこととして認識している人はどれくらいいるでしょうか。この本ではメディアにも取り上げられた炎上事件を事件簿として解説し、それを踏まえた個人や企業での防衛策が書かれています。少し出版年が古いですが、過去の炎上事件から学べることは多いですし、現在も繰り返される炎上事件に通じる内容だと思います。
    ------------------------------------------
    所在記号:007.3||コハ
    資料番号:10212188
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  • 面白おかしく取り上げるのではなく,非常に真面目にこの問題に取り組んでいる.
    企業等における対処の提案も的確なのだと言えるだろう.
    まだまだ今後も同種の事件は続くであろうが.

  • 自分では細かく気を使っているつもりだが果たして相手から見たときどうか、とか、家族だったり、会社の部下だったり、他人のUPしたものを見ていると時々ひやひやすることがある。自分の名前で検索かけると結構色々な情報が出てくる。いつ巻き込まれてもおかしくない状態ということですかね。

  • 10年ほど前からSNSが流行し、さらにここ数年でスマホなどインターネットにつながり、手軽に扱える機器があふれた今、個人が簡単に情報をユビキタスに発信できる状況となった。
    それゆえに、友人に語るように個人の考えを手軽に発信し、その結果個人の偏った考えを世間に発信する状況になった。
    このことに気付かずいつものおしゃべり気分で他人を誹謗中傷するような記事まで記載する。
    このような跳ね返った考えを世間は許すことがないため、情報を発信したアカウントに向けて様々なメッセージが届く。これが炎上の事実である。
    この本は、そのような状況に陥った事例を列挙し、読者にそういったことにならないよう警鐘する内容であった。
    また、その状況を回避する策も数点記載してあった。
    この本は、スマホなどを介しSNSにつぶやきを挙げる人たちへの警告となる一冊ではないだろうか。

  • 様々な実例から、炎上の実態が見えてくる。つぶやく本人が些細なこととか、内輪話的にしかとらえていないという不注意な発言が、あっという間に広がってしまうのがソーシャルメディアの怖さだ。発言が本意ではない伝わり方をすることはよくある。気をつけなくては。

  • 大変ためになりました。
    自己を見直してみる時間を持ちたいと思います。

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著者プロフィール

1921年生まれ。[現職]東京大学名誉教授。[専攻]憲法学・法哲学・人間学。
『憲法の構成原理』東京大学出版会,1962。『日本国憲法の問題状況』岩波書店,1963。『憲法秩序の理論』東京大学出版会,1986。『憲法学の基本問題』有斐閣,2001。『法の人間学的考察』岩波書店,2002。

「2005年 『東北アジアの法と政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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