幸せに向かうデザイン 共感とつながりで変えていく社会

制作 : 日経アーキテクチュア 
  • 日経BP
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本棚登録 : 260
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822266981

作品紹介・あらすじ

大切な人たちと幸せになる。21世紀に求められるデザインを対話を通して考えてみます。

感想・レビュー・書評

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  • 2012.09.25 毎日普通に生活しているとよくわからないが、確実に社会が変化している気がする。経済の発展と幸せを分離して考えるべきだという発言があったが、多くの人がその方向に向かって様々なチャレンジしているのではないか。ものすごく刺激を受けた。自分自身もはやくシフトしなければいけない。

  • コミュニティデザインとコミュニケーションデザインが、重要なキイであるのは確か。もっと能力を高めなきゃ!

    日経BP社のPR
    「コミュニティデザイン(人と人、人と地域の間にある「つなげるデザイン」)の専門家である山崎亮氏、コミュニケーションデザイン(人と企業、人と社会の間にある「伝えるデザイン」)の専門家である永井一史氏の監修の下、実際に事業(ビジネス)や活動(NPO等)の面で「社会のための新しい仕組み」をデザインし成果を上げている起業家や識者との対話を通じて、21世紀に求められる「ものづくり」「暮らし」「インフラ」などの新しいデザインのあり方を探ります。」

  • 2015.07.18

  • ソーシャルデザインを考えるために読んでみた。井上英之さんの話がずいぶん面白くて、社会起業家がプチブームになってるんじゃないか、という危惧に妙に納得。仕事って、自分の中に起源がある動機でやってれば、たとえ起業家でなくとも自分のやりたいことはある程度実現する。何もかもをすぱっと解決する大きな力が出現することを期待したり、力がないことを嘆いたりしないで、自分のできることからやる。その中でさらに、もっと何か良くできるんじゃないかなあ、と思った先にあるのがソーシャルデザインなのかもね、と思いました。

  • インタビュー形式は読みやすいし、とっつきにくい。
    でも別に読まなくてもいい。読んでもいい。
    そんな本。

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】757.04||N【資料ID】91123610

  • タイトルの通り、様々な形でのデザインを通して、世の中が変わってきている、その流れを対話形式で紹介した本。
    対話形式を乗せることで情報の消失はすくないが、その分自分で読みとらなければならないので、少しの骨はおれる。
    ・ひつじ不動産のところがなかなか好きだった。
     事業者介在型のシェア住宅。だからこそニュートラルな関係の場所が生まれる。目立つ声が大きい一部の人ではなくて、普通のサイレントマジョリティをターゲットに。
    ・ファブラボ 市民でのものづくり支援
    ・えがおつなげて 都市と農村をつなげる資源循環型
    ・高知を中心とした一次産業再生プロジェクト
    ・介護トラベル
    ・xchange古着交換イベント
     自分の生活が確かになってはじめて、情報発信やシェアとかにつながる。生活を大事にすることが全ての問題を解決する第一歩につながる
    ・ミュージックセキュリティ ベンチャー音楽家に投資できる箱
     気持ちを大事にして投資すること。
    ・プロジェクトシート 自分の興味・趣味・自慢・人生の振り返り。
    ・顧客を設定してどんな価値を生み出すか。自分のことを知っている仲間がいて、いま描いている夢を共有できている居場所があることで、挑戦の土台につながる。
    ・地域に貢献したいと思っている人がいるのに自信がなくて踏み出せない。ありだよねと思えることがまず大切。
    ・DTO design to order 使う側の要望をデザインや設計に反映し、在庫リスクを減らして開発する。
    ・所有せずに機能を共有する経済。モノを増やさずに満足を得る知恵。ものを所有していないほうが生活の自由度はあがるはず。
    ・共有については権利・物理・時間のそれぞれの要素がある。
    権利とは株など。物理は車や家など。時間は電力など。
    ・モノの製造と経済清涼を分離する未来が起こらざるをえない。金融ではリバースモーゲージなどがおもしろい。家を担保に融資をうけ、家の価値を現金化する。
    ・ブランディングは点ではなく、面で取り組むようにならねばならない。

  • for felissimo 2012.Nov.

  • ボトムアップではあるが確実に世界が変わってきている.
    その一端を感じさせる本.
    印象に残っているのは,ひつじ不動産の回の,
    絆とかシェアとかいうのが大事ではなく,ただ必要だったからやってきただけという話.
    キーワードに踊らされるのではなく何が本当に必要なのかをもっと考えていくべき.

  • コミュニケーションデザイナー永井一史とコミュニティデザイナー山崎亮が広い意味での「デザイン」にかかわる人たちへのインタビューを通じてこれからの時代において幸せになるために必要なことを考える。
    設計演習において発見し、解決したいと考えている課題は単なる建築の物理的操作だけでは対処できないものが多い。それは人と人とのつながり、人と地域や社会との関わりから解決されるべきものである。そういったソーシャルな問題を考えるとき、この対談集は解決のヒントを提示してくれるかもしれない。(建築学科)

    配架場所:工1B・建築
    請求記号:217-0:N.8

    ◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003072767&opkey=B148056272313578&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0

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著者プロフィール

HAKUHODO DESIGN代表取締役社長、多摩美術大学教授。グリーンパワープロジェクト・クリエイティブディレクター。企業・商品のブランディング、ソーシャル、コミュニケーションデザインなどの領域でデザインの可能性を追求し続けている。毎日デザイン賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど国内外受賞歴多数。

「2015年 『BIOCITY ビオシティ 62号 再生可能エネルギーを活かした地域創造へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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