ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833420167

感想・レビュー・書評

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  • ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」
    の中から

  • 未来の働き方を予測して今後の働き方の参考にしたいと思い、本書を手にした。
    自分だけ良ければいい、じゃなくて周りの人との関わりを大切にしながら、社会貢献できるような生き方・働き方を目指していきたいなと感じた。

  • ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025> 2012/7/31

    ◆著者紹介
    リンダ・グラットン(Lynda Gratton)
    ロンドン・ビジネススクール教授。
    経営組織論の世界的権威で、英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」のひとり。
    ファイナンシャルタイムズでは「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と賞され、
    英エコノミスト誌の「仕事の未来を予測する識者トップ200人」に名を連ねる。
    組織におけるイノベーションを促進するスポッツムーブメントの創始者。
    『HotSpots』『Glow』『Living Strategy』など7冊の著作は、計20ヶ国語以上に翻訳されている。
    人事、組織活性化のエキスパートとして欧米、アジアのグローバル企業に対してアドバイスを行う。
    現在、シンガポール政府のヒューマンキャピタルアドバイザリーボードメンバー。

    ◆翻訳者紹介
    池村千秋(Chiaki Ikemura)
    『フリーエージェント社会の到来』(ダニエル・ピンク著、ダイヤモンド社)、
    『グーグル ネット覇者の真実』(共著、スティーブン・レヴィ著、阪急コミュニケーションズ)、
    『マネジャーの実像』(ヘンリー・ミンツバーグ著、日経BP社)、
    『ホワイトスペース戦略』(マーク・ジョンソン著、阪急コミュニケーションズ)など訳書多数。



    先進国産まれというメリットがすり減る未来
    2014年1月21日記述

    リンダ・グラットン(Lynda Gratton)さんの著作。
    ロンドンビシネススクール教授でビジネス理論家、思想家としては有名らしい。
    邦訳された本は本書が初めて。

    2025年というと今2014年1月なので11年後。
    決して遠い未来ではない。
    本書の指摘する未来がそのまま展開されるとは思わない。
    しかしグローバル化やIT化の進み具体によって
    先進国で生まれる良さ、メリットが減っていく可能性が高いという指摘にはうなずける。

    P69からはじまる2025年ロンドン、ジルの話でアバターだの人工知能だのまるで細田守監督の映画「サマーウォーズ」のようだ。
    (この映画を見ておけば理解は早いだろう)

    あとMy News Japan の渡邉正裕氏とリンダ・グラットン氏の対談も東洋経済のオンライン版で読めるので参考にされたい。
    日本に本書の指摘すること全てがあてはまるわけでもない。

    思うのは先進国で移民を積極的に受け入れているEU諸国の若い世代は大変だろうと思う。(米国は元から移民国家なのでちょっと違うか)
    英語圏で生まれると自動的に世界中の労働市場に放り込まれるというのがちょっと怖いところだ。

    本書の内容に戻ると・・

    第一のシフト→ゼネラリストから『連続スペシャリスト』へ
    単一の企業でしか通用しない技能でなく、より高度な技術を磨き続け、他の人と自分を差別化しうる『自分ブランド』を構築する

    転職を意識した働き方をしろということ。
    本書以外でも指摘される場面は多いし納得感はある。

    第二のシフト→孤独な競争から『協力して起こすイノベーション』へ
    難問に取り組む上で頼りなる少数の友人(これを彼女は『ポッセ』と呼んでいる)
    バラエティに富んだ知り合い達のネットワーク=ビックアイデアクラウド
    打算のない友人の3種類の人的ネットワークを持つ=自己再生のコミュニティ

    自分が直接会える身近な人達との交流を意識して行うことを強調していたのが印象的。
    何かに機会を見つけて交流を続けないとあっという間に無縁社会化してしまうのが都市社会、現代社会であるのは日本も海外も変わらないのだろう。

    第三のシフト→大量消費から『情熱を傾けられる経験』へ
    大量消費から創造的経験を重んずる生き方への転換

    よく分かる。しかしある程度の収入は必要だ。
    最低賃金レベルではやっていられない。
    この項目はやや抽象的で納得感がないところもある。
    ただ著者のいわんとする所はよく理解できる。

  • 得意なことを、複数の分野で作ることで、自分の価値を面として強めていかないといけない、と思いながら、ただ一つの点すらも未だに持てていない現状を嘆く。

  • 10年近く前に書かれた本であるにもかかわらず、その未来予想は怖いくらいピタリと当てはまっています。リンダグラットン氏の著書はLIFE SHIFTも読ませていただきましたが、ともに構成と理論がしっかりとしていてとても勉強になりました。特に3つのSHIFTは将来的に必要性を感じました。

  • これから先の未来の出来事にフォーカスして、どのように生きていくべきなのかをまとめている。
    2012年発行で情報が古い部分もあるが、あながち間違いではない2025年の姿がある。
    テクノロジーの進歩、グローバル化の波にしっかりと乗っていく必要があることを改めて認識。

  • 「テクノロジーの進化、グローバル化の進展、社会の変化、人口構成の変化と長寿化、エネルギー・環境問題の深刻化という五つの要因が作用して、人々の働き方が大きく変わ」る。「第一は、広く浅い知識しかもたないゼネラリストから、高度な専門技能を備えたスペシャリストへの〈シフト〉。…第二は、孤独に競い合う生き方から、ほかの人と関わり協力し合う生き方への〈シフト〉。…第三は、大量消費を志向するライフスタイルから、意義と経験を重んじるバランスの取れたライフスタイルへの〈シフト〉」2012年に書かれた未来が現実化している。

  • 2012年に予想した未来は10年を過ぎた今予想以上に変化を遂げている。もっと人間らしく働く世界になっていると思う!

  • かなり昔にここまで正確に未来を分析できている著者の先見性と教養の幅、頭の良さに脱帽。今読んでもまだ遅くない。やはりその時流行っている本はその時に読むべきだなあと改めて思った。

  • IT化とグローバル化が更に進むことによって、所得の格差が顕著な実力社会が生まれるとこの本では予想している。各論では意見の相違があるが、大筋は同意できる内容だった。日本でもジョブ型の働き方が徐々に浸透しつつあるので、努力し続ける必要性を改めて感じた。

    また、リモート化による孤独への警鐘がタイムリーで、興味深いと思った。仕事を突き詰めてもそこに幸せがなければ何の意味もないので、人間関係資産との両立も大事だと思った。これからは今までのロールモデルが通用せずに、自分たちで人生設計をしていかなければならない。ただ、人生における自由や裁量が今後増えていくことも考えれば、今の時代の流れは決して悪いものではないと個人的に感じる。

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」責任者。世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50のトップ15にランクイン。「人生100年時代」の提唱者として2018年には「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。


「2022年 『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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