ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- プレジデント社 (2012年7月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833420167
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
何か20%の人は努力すればなんとかなりますが
80%の人はどうにもならない。
そんなふうにみえた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まあ、こうなるんでしょうね
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非常に興味深く読めた。
在宅勤務が予想されているが、著者もまさかエネルギーの枯渇を避けるためでなく、感染症から身を守るために人との接触をさけているとは予想しえなかっただろう。この変化は第二のシフトの自己再生コミュニティの形成に大きな影響を与えている。
全体的に訳に無駄がない印象でとても読みやすい。内容も、未来に予想されるストーリーが挙げられるのでイメージがしやすい。
最後まで腹に落ちなかったのが第三のシフトだ。自分のような所得では家族を養うためまだまだ給料が一番重要だ。理想のワークシフトはまだ遠い。 -
第三のシフト
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統計を交えた今後の世界の動向
それから考察されるやるべきことがが書かれており、特に社会人になってからの会社以外での人間関係が構築できていないので、様々なコミュニティーへの参加の意欲はとても湧いた。 -
非常に示唆に富んだ人だった
これからの時代はお金のために働くのではなくやりがい得難い体験を得るために働く人が増えていく
それをマネジメントする管理職の役割も変わってくる
これからの世代は1つの会社に縛られることなく自分で起業する人が増えてくる。 -
最近の当たり本。2002年に2025年を予測した内容だけど、感染症の影響で早まって実現している感じ。すごい!の一言、コロナで著者が予想した世界が早まってる。オンライン会議、在宅勤務、人との交流が減る、シェアリング、ロボットが人間の仕事を代替。お金と消費のための仕事から、経験や成長のための仕事へ。私は在宅勤務になりネットだけで仕事、人に会わない。まさにこの本の世界を生きている。
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とにかく長い!難しい!外国人が書いているので少々理解し難いのか読者の理解力が乏しいのか…
もう少し全てのリテラシーをアップさせて再度読み挑みたい。 -
情勢が変わってきている部分もあるが、どのようなコミュニティを築くべきか?どんなキャリアを歩むべきか?など大枠の部分は非常に勉強になりました。
3つのコミュニティについては地道に実践します。 -
未来に潰されないための3つの常識のシフト
1.ゼネラリストを辞め、専門技能の連続習得を
2.成功の土台は、協調主義と非競争にある
3.大量消費を辞め、質の高い経験と人生のバランスを
未来を形作る5つの要因
1,テクノロジーの進化
→時間の細切れ化で、ものごとに集中して取り組めなくなる、時差のある国とのやりとりにより、休みのない世界に
2.グローバル化の進展
→都市化と国際移住の活発化が、家族の結びつきを弱める
3.人口構成の変化と長寿化
→家族のあり方が変わり、絆が薄まる
4.社会の変化
→大企業や政府への信頼の低下、幸福感の減退
5.エネルギー、環境問題の深刻化
→交通手段を減らすためのバーチャル化
同僚との気軽な関係の消滅
家族関係の希薄化
GDPが一定まで上がると、満足感は味わえなくなる
どんなにテクノロジーが発展しようと、孤独を感じる人は増える
極度の人口集中地区と過疎地区が増え、格差が増大
【もし主体的な未来へのアプローチが出来たら】
イノベーションが、特定の企業で行うのではなく、多くの人の努力によるソーシャル的なものになり、協力関係がプロジェクトの核を作る
余暇の増加により、ネットを通じての双方向コミュニケーションが発達
ネットを有用に使うことでエネルギーの効率化を目指す
専門技能に希少性があるか?
これからの未来に希少性がある分野:生命科学、再生可能エネルギー関連、創造性関連、コーチングやコンサル関連
職業選択で何を望み、どのような代償を覚悟するのか?→主体的に自分の職業生活を形作り、自分の価値観や願望に沿った働き方を選ぶ傾向が強まっている
自分について内省する世代が台頭してくる
ミニ起業家の台頭
【仕事の世界で必要な3種類の資本】
1.知的資本(一つの分野ではなく、いくつかの専門技能を連続的に習得する)
・セルフマーケティングの必要性
ゼネラリストは、特定の企業以外で通用せず、ネットの集合知により代替されうる
2.人間関係資本(孤独に競争するのではなく、ほかの人とつながり合ってイノベーションを成し遂げる)
3.情緒的資本(際限ない消費に終始する生活を脱却し、情熱をもってなにかを生み出す生活に転換する)
方法:職人のように考える(同じ作業を反復して初めて、技能や知識を地肉化できる)
場所(どのようなコミュニティの一員になるか?)
環境とのやり取りを通じてものごとを改良し、価値を生み出してこそ、労働に意義を見いだせる
自分の存在を際立たせるために
①自分の仕事が、誰の目にも見えるよう特徴を持たせる
②同業者組合をつくる
③明確なキャリアを描き、実践する
第2のシフト…人間関係資本の構築
「ポッセ(同じ志を持つ仲間)」…少人数のグループで、専門分野が近しく、すぐ力になってくれる信頼でき、能力のある人たち
「ビッグアイデア・クラウド」…自分の人的ネットワークの外にいる人たちで構成、自分とは違うタイプの人間、メンバーは多いほうが良い
→これを築くには、いつもと違う世界に踏み出し、知人の範囲を広げ、自分と違うタイプをネットワークに取り込む
「自己再生のコミュニティ」…普通のリアルな人間関係
大規模で緩やかな人的ネットワークを持っているほうが、多くの情報を入手できる
強固な人間関係をはぐくむための、成長、意義、友情をないがしろにしないこと
第3のシフト…やりがいとバランスのとれた働き方(権力、地位、消費が幸せに感じる時代は終わった)
金はあくまで低次の欲求(安全)、給料が増えても幸せに感じづらくなる(限界効用逓減の法則)が、「経験」には当てはまらない。
私たち一人ひとりが仕事について深く考えることで、シフトが加速する。