ネット株の心理学 (MYCOM新書)

著者 :
  • (株)マイナビ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839920791

作品紹介・あらすじ

株式市場に大きな影響力を持つようになったネット株取引。本書では、投資の世界に心理学を取り入れる「行動ファイナンス」という最新理論によって、ネット投資家の行動パターンを本格的に分析しました。ライブドアショックによってネット投資家たちは何を考え、どのように行動したのか…。その軌跡が鮮やかによみがえります。そうした最新の事例から実際の投資に役立つ理論を導き出し、さらに、ネット株取引が株式市場に与えている本当の意味に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • ある意味価値観を変えさせられた。すべてが正しいとは思わないが、株取引の仕方を見直すきっかけになった。

  • 4-8399-2079-6 263p 2006・7・7 初版2刷

  • 長期投資にもリスクはある、というメッセージはなかなかに興味深いが、著者のいうようにうまくいくか?と言えば(著者がうまくいってるかは知らないが)それはわからないな。投資はマーケティング、というのはまさに。

  • デイトレについて抱いていたイメージを色々粉砕していただきました。論理的に説明されておりわかりやすかったです。

  • 毎日値動きを見てると共感できることが盛りだくさん。

  • 「買い方」ではなく、「売り方」を考える。つまり、マーケティングが重要という主旨。一般的に言われる「長期保有」はリスクが高くお勧めできなく、デイトレがいろんな意味で(主にリスク)合理的である。結局はゼロサムゲームであることから、戦略を練る。行動ファイナンス理論からのアドバイス。

  • 投資家の心理についての本。
    今まで読んだ株の本では一番参考になった。
    読んでて自分もできる気がしてきました。

  • [ 内容 ]
    株式市場に大きな影響力を持つようになったネット株取引。
    本書では、投資の世界に心理学を取り入れる「行動ファイナンス」という最新理論によって、ネット投資家の行動パターンを本格的に分析しました。
    ライブドアショックによってネット投資家たちは何を考え、どのように行動したのか…。
    その軌跡が鮮やかによみがえります。
    そうした最新の事例から実際の投資に役立つ理論を導き出し、さらに、ネット株取引が株式市場に与えている本当の意味に迫ります。

    [ 目次 ]
    第1章 株式投資の常識のうそ
    第2章 投資家心理で解き明かすネット株取引のなぞ
    第3章 ネット株取引の醍醐味
    第4章 デイトレはなぜ儲かるか?
    第5章 ネット株取引は、なぜ大流行したのか?
    第6章 株はなぜ上がるのか?
    第7章 株式投資で利益を出すための真理
    第8章 新投資理論:株式投資はマーケティングである
    第9章 ネット株取引の将来

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    [ 参考となる書評 ]

  • 最近気にしているのが、インデックス投資を勧めている本。インデックス投信やETFは金融機関にとって儲からないから、積極的な販促は行われにくい一方で。消費者(投資家)目線で、本やブログで啓蒙している方がたくさんいる。

    僕も、本業の仕事が忙しい人にはインデックス投資を勧めているのだが、一方で、小幡績さんはデイトレを推し、むしろインデックス投資は勧めないというのを聞いて、興味を持ってこの本を読んだ。

    面白かったのは、単にデイトレが儲かるという主張ではない。小幡さんが行動ファイナンスを教えているとあって、論理的に主張されている。

    デイトレ(デイトレーディング)は、買いまたは売りのポジションを日を超えて持たないこと、多くの場合は数分から数十分で手仕舞う(反対売買する)ことから、予想し得ないニュースに影響を受ける可能性は少なく、またマクロ経済的なニュースや業績発表でさえ、影響を受ける必要は少ないという。長期投資は常にポジションがオープン(買ったまま保有の意味)になっているから、刻々と変わる株価には一喜一憂はしないと言っても、しばらくの間株価が低迷するときなどは、気が気でないでしょうということだ。デイトレなら、日を超えてポジションを持たない(損切りを1日1回必ず行うという強い意志を持つ)ことで、そうしたストレスから解放されると…。

    確かにその通りである。そして、忙しい人でもデイトレは可能だと言う。

    僕は、小幡さんの主張には反対ではないし、デイトレが出来る人はそれで投資をしたら良いと思う。しかし、多くの忙しい人はなかなかデイトレをやるところまで辿り着かないのではないかと思う。一回の取引が数分で終わると言っても、その機会を見つけなければならないし、その後は実際に売買をしないといけない。勤め人の場合は仕事中である。そして、生き物である相場に対峙するにあたり、需給(出来高)を見ることや、過去の株価から推測される投資家の動きと心理を読むこと、決算発表やインデックス入れ替えなどのイベントに参加すべきか避けるべきかを判断する、などの練習は必要だ。

    インデックス投資で行こうと決めた人でも、この本を読むことはお勧めしたい。この本により、長期投資家が背負わないといけないリスクや、デイトレと対称的に、寄って立つ考え方が際立つと思う。一般に、投資については心地良い話ばかりを聞くより、逆の意見を聞いておく方が良い。その上で、自分はインデックス投資で行くんだという決意を試す良い機会になるとも思う。同時に行動ファイナンスについても実例(2006年の本なので少し古いが…)付きで分かりやすく学べてしまう。

    ボクのブログより:http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20100502

  • ある程度相場を分かった人にはものすごく良い本だと思う。

    日本人はギャンブル好き。ex.宝くじ・競馬
    →限定されたリスクがすき。つまり、そんな金融商品があれば売れるかも?

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著者プロフィール

小幡 績(オバタ セキ)
慶應義塾大学准教授
1967年生まれ。1992年東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2000年IMFサマーインターン。2001年~03年一橋大学経済研究所専任講師。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。2003年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネス・スクール)准教授。専門は行動ファイナンス。2010年~14年まで年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員。主な著書に『ネット株の心理学』(毎日コミュニケーションズ)、『リフレはヤバい』(ディスカヴァー携書)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『成長戦略のまやかし』(PHP新書)、『ハイブリッド・バブル』(ダイヤモンド社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(東洋経済新報社)がある。


「2020年 『アフターバブル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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