カクレカラクリ—An Automaton in Long Sleep
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2006年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840116008
感想・レビュー・書評
-
村に伝わる隠れ絡繰(カラクリ)を探そうとする青春冒険ミステリー。120年前というのが微妙な期間ではあるけど、謎解きをしながら探していく感じがインディ・ジョーンズみたいでした♪ 絡繰ってすごいよなー。仕組みとかはよく分からないけど;;でも動いてるところを想像しながら楽しみました。 ……やけに「コカ・コーラ」を連発すると思ったら、120周年記念の作品でしたwじゃあ次は三ツ矢サイダーでよろしく!(えっ)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そこそこ楽しかったです。そうか、コカ・コーラはもう120年以上の歴史があるんだ…
-
久々にシリーズ外の作品を。
コカコーラ120周年を記念して書かれたもの。やたらとコーラが登場します。しつこいほどに。
私は幾何学模様の暗号を見た瞬間に解読してしまったので、謎解きはあまり楽しめなかったけれど、ラストがとてもよかった。
ドラマは見ていませんが、絵がイメージしやすいのでさくさく読めます。 -
残されていた財産より、双子の子孫のほうが衝撃的だった。
-
120年後に動き出すという伝説のカラクリを巡る謎解き物語、というわりに謎はそんなに深くもなく…”謎のマーク”は見てすぐに分かりましたよ?^^; キャラクターもいまいち立ってないし…まぁ、通勤電車とかで暇つぶしに読むには手頃かも。
-
平岡くんが出てたのでなんとなく見たドラマが森さん原作でめっちゃびっくりしました(^O^)
夏!冒険!呼吸困難! 栗城かわいい!
コカコーラが飲みたくなります -
ちょっと盛り上がりに欠けたような気がする。残念な感じ。
-
スカイクロラシリーズの著者、森博嗣さんが書いた本作。スカイクロラシリーズの時のような壮大な謎解きを期待していたこともあってか、最後の盛り上がりが少し欠けていたように思った。磯貝先生がちょくちょくはさんでくるネタばれは、主人公達の謎解きに水を差しているようで、「最初から言えよ…」って突っ込みたくなる。ただ、本書を読んで「カラクリ」自体に、非常に興味を持った。今のようにコンピュータや大きな動力源もない中で、ぜんまいや水力といったもので何かを動かす仕掛けを作っていたのが凄い。別の機会でそれ関係の本を読んでみたいと思う。
-
最後がどんな形で現れるのか、それとも別の形で終わるのかわくわくさせられる物語。
村に伝わるカラクリ伝説と、とある村の2つの家が絡み合うストーリー。
120年+作成期間をかけた超大作が出てきたときには感動した。
こんな小さなカラクリを作るための膨大な労力と期間、大がかりな仕掛けに古くさい言葉かもしれないけど沢山のロマンがのってることに鳥肌がたった。
目に見えるものはほんの小さなもの。多くの人からみればそれだけ。でもわかる人がみればその人形の精巧さとカラクリの複雑を考えて、びっくりしただろう。
私たちの生活もそんなもの。多くの人には氷山の一角しか見えてない。その裏にあるものをわかる人がいるかもしれないし、いないかもしれない。時がたてばわかるかもしれないし、わからないかもしれない。
それでも私たちは何かをその時々で残していくし、残そうとする。そして、いつか理解して欲しいと少なからず思う。 -
廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学にかよう真知花梨に招かれて鈴鳴村にやってきた。
この村にある廃墟施設を探検するためだ。
だが彼らを待ち受けていたのは奇妙な伝説だった。
鈴鳴村にはかつて天才絡繰り師が住んでいたが、120年後に作動するという絡繰りを遺してこの世を去った。
今年はまさに絡繰りが作動するその年にあたるというのだ。
2人は花梨とその妹の玲奈の協力を得て、隠された絡繰りを探し始めるのだが・・・。
先日、ドラマ化された作品。観ていませんが。
これも母が持っていたので借りてきました。
暗号の絡んだ宝探しモノ。
だけどドキドキするアドベンチャーというより、絡繰りの動力から推理するあたりはやっぱり森さんらしい理系の香りがしました。
天然お嬢様キャラもどこかで読んだような感じでしたし。
村で対立している二つの旧家のその対立の理由が合理的に説明されているあたりも森さんらしいのかなぁ。
『月舘の殺人』ではテツの生態が描かれていましたが、こちらでは廃墟マニアの生態が興味深かったです。