ブギーポップは笑わない (電撃文庫 か 7-1)

著者 :
  • KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
3.54
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本棚登録 : 3091
感想 : 360
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840208048

感想・レビュー・書評

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  • なんだかんだ言って、やっぱりこれをはじめて読んだ高校生の頃の衝撃と興奮と言ったら無いわけですよ。

    あの言葉にしがたい、なんと言ったら良いのかマジで分からん読後感。ぐいぐいと惹きこまれる登場人物たちの視点。
    次々と分かってくる彼らの関係性。
    ブギーポップと炎の魔女の謎過ぎる魅力。
    行が現われるたび、ページが開かれるたびに私の心臓は高鳴るのでした。
    フレッシュなのに、すごく一文一文に圧倒的な存在感がある。
    どれ一文として逃してしまいたくない、この場面をもっと味わいたいという楽しさと、早く早く次の章が読みたい、という高揚。

    あー、読み返したくなって来た!やっぱりこれはすごく思い入れのある作品です。

  •  時系列混在、多人物からの視点混在で面白かったのがこれ。
     1999年発売だから、10年以上前の作品になるのか。ほうほう。

     構成と描写のタイミングはやっぱりかっこいいなぁ。

     以下は本書の感想ではなく、雑感。
     セカイ系のさきがけらしく「普通の人物」ではありえない「異能者」がびしばし登場しまくる。
     氷室冴子の後に読むと「おおおおお! すげぇ!」となる。

  • ジンクスショップまで読了。
    世界の敵は倒せても大学受験は倒せない。
    「ペパーミントの魔術師」の大衆の身勝手さが大好きです。

  • 一昔前の作品。不朽の名作の筈なんだけど。
    個人的にはパッとしない。

  • 丁度10年前、就職したてで毎日緊張しながら出勤してた時、漸く本屋による余裕が出て来て買った本。噂に違わず面白くて引き込まれて、毎朝読みながら出勤してた。今もしてる。思い出深い本。

  • 作品中に流れるなんとも不気味な雰囲気。決して読んでて楽しいものではないが、面白いのも確か。やはり私の文章の原点

  • これはやはり、題名が当時秀逸だったと思った。

  • 面白い・・・
    高校生たちふつうに学校にいる生徒たち、それぞれがそれぞれ悩み何かと闘っている。
    それは完全に内側では交差していて、でもすれ違うのだった。
    ブギーポップについてはまだまだ触れられていない点が多すぎる。
    早乙女正美はすごく良かった・・・
    好きなのは竹田啓司と末真和子。
    とくにケージくんはこれからも出てきてくれるのかなどきどき。
    紙木城さんが好きになった田中くんが、やっぱり彼もしっかりとした子で、良かった。普通なら脇役で終わりそうなのに・・・
    脇役なんて誰もいなかった。
    あーブギーポップは笑わないのだ・・・・

  • とても10年以上前の作品とは思えない。独特な世界観がいい

  • まさにバイブル。ブギーポップ?世界の敵?MPLS?統和機構?そしてこの世界とは・・・。
    「世界」について認識をさせられる小説です。個人的には三作目の「パンドラ」が一番好きです。主人公であるブギーポップは前面に出てこなく最後だけちょっと出てくるという劇中で語られている「都市伝説」っぷりをマジマジと見せ付けてくれます。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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