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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865641714

感想・レビュー・書評

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  • 事業停止の出版社「サンガ」再出発へ 「ビバオール」しまかげ経営者が創業 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
    https://kahoku.news/articles/20210603khn000003.html

    仏教の智慧をみなさんに届けたい! 出版社「サンガ」を元社員が復活させます! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
    https://camp-fire.jp/projects/view/427039

    『サンガジャパン Vol.35(2020spring)特集「食べるーー食と心の健康」』の序文(扉)を全文公開。 | サンガ-samgha-
    https://samgha.co.jp/blog/%E3%80%8E%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-vol-352020spring%E7%89%B9%E9%9B%86%E3%80%8C%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%83%BC%E3%83%BC%E9%A3%9F%E3%81%A8%E5%BF%83%E3%81%AE/

  • まず、表紙の写真に驚きます。
    テーブルいっぱいに並べられた料理の前に座る僧侶。
    節制粗食を常とする僧侶のイメージとはかけ離れたものです。
    こんなにたくさんのものを食べているなんて贅沢な、と思いますが、そうではないことが、本編で解説されています。

    テーラワーダ仏教の僧侶は、托鉢でいただいた食べ物は、どんなものでも食べなければいけないのだそう。
    托鉢の食べ物を僧侶が食べることで、故人のもとにその食べ物が届くと信じられているため、信者はさまざまな故人の好物を作ってきます。
    故人の供養のために、ずらりと並べられたその食べ物を、自分の好みは関係なく、僧侶はまんべんなく口にする必要があるのです。

    今回の特集は「食べる」こと。おりしも全国自粛期間中の今、楽しみや気晴らしは限られ、もっぱら食べることに集中しがち。
    むやみやらたらに食に走る前に、きちんと心の栄養としての職について考えるきっかけとなる内容です。

    スマナサーラ長老の「心の栄養」
    仏教からみた「食」は、あくまで生命の維持のための行為。
    「肉体はいずれ壊れて必ず死ぬので、罪を犯してまで食べない、食べ過ぎない」という達観した言葉が響きます。

    カルピス社の創業者は13歳で得度した僧侶出身の実業家で、カルピスは「カラダにピース」ではなく、仏教用語からの造語だと知りました。

    仏教から見る食という行為の奥深さ。日々の生活に即した身近な食がテーマながら、仏教を通してみると、未知未聞のことが多々あることに気づかされる内容です。

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著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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