- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870318052
作品紹介・あらすじ
「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様"ガネーシャ"。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。
感想・レビュー・書評
-
ダメダメな僕のもとに突然現れた、ゾウの姿をしてなぜか関西弁で話す、とてつもなくうさん臭い神様“ガネーシャ”。
聞けば、ナポレオン、孔子、ニュートン、最近ではビル・ゲイツまで、歴史上のキーパーソンは自分が導いたという…。
しかし、その教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。
こんなんで僕は成功できるの!?TVドラマ化、アニメ化、舞台化された、ベスト&ロングセラー。
過去の偉人の具体例から導き出される、誰にでもできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、笑って、泣けて、タメになる、まったく新しいエンターテインメント小説。
ベストセラーなのは知っていたし、ブクログの評価が高かったことも知っていたが、自己啓発本ということで、ちょっと敬遠していた。
私は新書はほとんど読まない。小説ばかり(^-^;
フォロワーさんのコメントを読んでいて、何時の間にかどんどん読みたくなってきており、
Amazonでポチっと購入してしまった。
表現が簡単で、最初数ページで、これはちょっと読めないかな?と思ったりもしたら、全然そんなことはない。
これは誰もが読める本なんだと途中で気付く。
大人でも子供でも、中学生でも高校生でも、みんなきっと楽しく読めるんだ(*^-^*)
ダメダメな僕。うん、ちょっとのび太君のような、イマイチ根性の無い感じの主人公。
そこに現れるのが、ゾウの神様のガネーシャ。
関西弁で話、甘いものに目が無い(笑)
コイツが本当に最高!!
言っていることは凄く当たり前なことなのに、どれもこれもクスっと面白い(*^-^*)
当たり前なことを、もう少し掘り下げているから、何で意識を変えても人が変われないのか、納得が出来てしまう(*^-^*)
私は別に成功しているわけではないが、ガネーシャの教え、かなり実践出来ている方で、
読んでて嬉しくなってしまった(*^-^*)
続きもあるのか。。。気になるなぁ・・・続きもいつかまた読んでみたい(*^-^*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」
いっとき結構流行った本書、今さら感バクハツですが読んでみました。
特に読みたかった訳ではないのですが、行きつけの図書館の新刊コーナーの一番目立つところに本書が鎮座していたので
「これ、新刊じゃないやん、2007年発売やん、もう3巻もずっと前に出てるやん」
と内心激しく突っ込みをいれながらも、その真新しい本に引き寄せられるように、気がついたら借りていました(笑)。
本書の内容は「ドラえもんとのび太君」の関係を「コテコテの大阪弁をしゃべるインドの神さまガネーシャとそれなりの企業に勤めるもぱっとしない若手サラリーマン」という関係に置き換えた感じの小説仕立てのお話です。そしてガネーシャが出すのはもちろん秘密道具ではなく「自己啓発本やビジネス本に書いてあるような成功するためのコツ」を教えてくれるというものです。
なるほど~、こういう本の作り方もあるのですね。勉強になります。
ここに書いてあることは、「靴を磨く」とか「トイレを掃除する」などのちょっとスピリチュアルがかったことから、「まっすぐ帰宅する」「決めたことを続けるための環境を作る」など自己投資関係、そして「人が欲しがっているものを先取りする」「人の成功をサポートする」など直接ビジネスに関係するような話まで、いわゆる自己啓発本やビジネス本なら必ず書かれているようなことばかりです。
それをガネーシャが出す課題という形にして面白おかしく描かれているのです。
まったく期待していなかったけど、面白かったです(笑)。
僕も以前は結構自己啓発本は読んでいましたが、それを実践できているかかどうかはちょっと疑問です(笑)。それでも20年以上も社会人をやっていると、このガネーシャが出す課題はいちいちもっともなものばかりです。
それを実践できるか、できないかが人間、成功できるかできないかの分かれ道なんですね。
この主人公のように、ガネーシャがコーチとして日頃から寝食をともにしてくれたら実現できるのでしょうが、普通の人にはこれだけのことを自分だけでしなければいけないのが辛いところです。
僕が、この本を読んで思ったことと、20年以上の社会人としての経験を総合的に判断して得た結論は
「好きこそものの上手なれ」
ということですね。
もし「これをやれば必ず成功する」と言われ、それがどんなに正しくて、大切なものでもあっても、自分がそれをやることが嫌いだったり、イヤイヤながらやっても絶対に身につくことはありませんし、成功することもないです。
成功する人って、それが好きで、それを突き詰めたところに成功が降ってくるという感じなのではないでしょうか。
ここからはちょっとネタバレになりますが、この本を「最後、この主人公はどうなるだろう」と手に汗握りながら読む人は少ないと思いますので、がっちり書いてしまいますね(笑)。
結局、この主人公のサラリーマンも本当は建築関係の仕事をしたかったのに、会社の名前や世間体などで今の会社を選び、特に大きなモチベーションもなく働いていたのです。しかし、自分が本当にやりたいことを見つけ、会社で仕事をしながら勤務後に建築の勉強をし、最終的に建築家として成功するという話になっています。
要するにそういうことなのです。
自分がやりたいことを本当に自分の仕事にできている人って意外と少ないと思うんですよね。
でも、これから僕たちが働かなくてはならない期間って必ず長くなっていくと思います。好きでもない仕事をずっと繰り返していかなければならないことほど辛いことはないでしょう。
70歳になっても80歳になっても自分のやりたいことを仕事にできるっていう人は少ないかもしれませんが、それを目指して日々を生きて行くってことは素敵なことではないでしょうか。
この本に書いてあることは、いずれも小さなきっかけにしかすぎないことばかりですが、今の就職活動をしている大学生や若手の社会人の人には何かと得ることがある本だと思います。
また、巻末の参考文献リストにあげられている数々の本は、自己啓発本やビジネス書として古くから読まれている古典的名著ばかりですので、それを確認するためだけにこの本を手にしても良いと思います。 -
本書は2007年出版で今さら感はあったが、
本屋のおすすめコーナーに並んでいることが多く、
購入して拝読。
中身は自己啓発本だけど、小説としてユニークに
伝える構成が新鮮で印象に残るものだった。
さくさく読めて、あっという間に読了してしまった。
本書に出てくる主な登場人物は、
あんみつとたばこ好きで関西弁の神様ガネーシャと、
成功したいけど毎日を漠然と生きてしまっている僕。
2人の漫才のようなかけあいで話が進んでいく。
神様のガネーシャは、ビル・ゲイツや松下幸之助等、
数多の偉人をプロデュースしてきたというが、
風貌はまったくと言っていいほどそう見えない。
だけど、プロデュースする知識や引出しは豊富で、
魅力的なキャラをしていて、主人公を導いている。
昨今、本屋に行けばずらっと自己啓発本が並ぶ。
本書も書かれている内容は、世の中に溢れている
偉人伝や成功本の寄せ集めかもしれないが、
それを伝える構成と設定を変えることでこんなに
面白い本になるのか…と目から鱗だった。
人間の意識はとても弱いものなので、
環境と行動を変えることで夢を追いかける。
成功のためには泥臭いことの積み重ねかもしれないが、
一度しかない人生を後悔しないように生きるための
教えがつまっている。
巻末記載の参考文献も興味深い。
今の仕事に悩んでいる人、
学生で自分のやりたいことが見つからない人、
是非本書を手に取ってみてほしい。
私も本書に書かれていることを謙虚に受け止めて、
まずは『靴を磨く』ことから始めていきたい。
-
世には様々な自己啓発書が溢れている。文章はそれ自体の素晴らしさではなく、誰が書いたか、誰について書いてあるか、により、価値がつくこともある。多くの人が偉人や成功者がなぜ偉業を成し遂げ、成功したかを知りたいからだ。しかし、本を読むだけでそこ秘訣やコツを盗み、行動し自らの生活を変えることができる人はほとんどいない。みんな、自分もこうなりたい、という期待を抱くだけで満足してしまうからだ。そんなダメな凡人に寄り添い、成功をする一歩を踏み出す勇気と具体的なアドバイスが記されているところに、本書の独自性が光る。
どれも聞いたことがある話を身近な話に置き換えて、凡人が実践できるレベルに話を一段下げてわかりやすく、偉人たちの言葉の本質を説く。私が改めて大事にしたいと思った言葉は、「身近で一番大事な人を喜ばせる」、「自分の夢を誰に話しても恥ずかしくない夢に育てていく、自分保枠の中だけで考えるから、小さい、身勝手な夢になってしまう。みんなを幸せにすることを自分の喜びとする」、「毎日感謝する」。
会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、自分がこれから成功していくために「自由に使える一番大切な時間」なんや。 -
比較的最近の本だと思っていたけど、15年も前(2007年8月第1刷発行)なんだなあ。月日が経つのは速い。
ジャンルとしては自己啓発本なんだろうが、小説として読んだ。なので、最初の課題である「靴を磨く」もまだ実行していない。けど、明日月曜なので、革靴磨いとこうかな。と思っているくらい、影響されたような。
色んな「偉人」が登場するが、ライト兄弟とグレン・カーチスの話が、一番教訓めいて感じた。
ライト兄弟は、発明者としての自負心から法外なライセンス料を設定したため、航空会社全体を敵に回し、逆に皆から愛されたカーチスの会社がアメリカ最大の航空会社(ライト兄弟の会社と合併)に成長する皮肉。
-
色々ハッとさせられて、図書館で借りた本だったが手元に置いておきたくなった。
発売当時話題になったのも納得。 -
Brandonさんお勧めの一冊。結構分厚いですが3時間位で一気に読めました。いや面白い。大阪弁をしゃべる象の神様、成功者のエピソード、基本わがままで自分勝手で意志弱い神様、でも言ってることは理にかなってる。。はまりました。一番大事なのはこの通り行動することですが。
◎ガネーシャの課題
靴をみがく
コンビニでお釣を募金する
食事を腹八分におさえる
人が欲しがっているものを先取りする
会った人を笑わせる
トイレ掃除をする
まっすぐ帰宅する
その日がんばれた自分をホメる
一日何かをやめてみる
決めたことを続けるための環境を作る
毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
自分が一番得意なことを人に聞く
自分の苦手なことを人に聞く
夢を楽しく想像する
運が良いと口に出して言う
ただでもらう
明日の準備をする
身近にいる一番大事な人を喜ばせる
誰か一人のいいところを見つけてホメる
人の長所を盗む
求人情報誌を見る
お参りに行く
人気店に入り、人気の理由を観察する
プレゼントして驚かせる
◎ガネーシャの最後の課題
やらずに後悔していることを今日から始める
サービスとして夢を語る
人の成功をサポートする
応募する
毎日感謝する -
ブームがちょっと過ぎたくらいの時期に買った気がする。
読んだのは10年くらいは前のはず。
靴を磨く、少額でも募金する、くらいのエピソードしか覚えていない。当時は社会人ではなかったので、いま読み直したらどう受け取り方が異なるかは興味がある。 -
まず、これだけははっきりしておきたい。
ガネーシャが先なのか、古田新太が先だったのか。
昔テレビでやってたのが面白かった記憶があるんだけど、もう私の中では、ガネーシャのせりふは完全に古田新太がしゃべってました。
ガネーシャが先だったとしたら、これほどのドンピシャキャスティングが世の中にあるだろうか!いやない!と声を大にして言いたい。
それほど古田新太をイメージして書いたとしか思えないガネーシャキャラw
原作では男の子だったのね~。
いや~それにしてもこんなに面白い本だとは思わなかった。
あっという間に読了。
それに比べてその前に読んでた中川さんの本の進みの悪さといったら・・・w
これはビジネス本なんでしょう。
私は3食昼寝つきの専業主婦なわけで、前に読んだビジネス本みたいにあんまり関係ないかなー感があるのかなーと思ったらそうでもなく、普遍的な内容であるように思います。
ましてや最近、夫に対する、これはサービス業なんだ、と日々の家事を思うことにしている私には、いろいろなるほろ~と思いながら読んでました。
反応だけで生きている、とかそうだね、ほんとそうだね、って思います。
私は主人公とは違って、成功したいと思えない人なんで、だからといって自分から!とか応募!とかにはならないんだけどw、死ぬ間際に後悔は、確かにしたくないなーとは思うので、そのための努力はしてもいいかなと思います。
て思うだけではだめなんだよね。
はいはい。
著者のブログを除いたんだけど、期待に違わないおもしろさで大満足。
ちなみにこれを読んだ(借りた)きっかけは目覚ましテレビでやってた新著の紹介をチラ見(ほんとのチラ見、おそらく1秒未満w)したからでした。
著者プロフィール
水野敬也の作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





