自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心
- エスコアール (2007年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900851382
感想・レビュー・書評
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幾つかの特徴的な行動に寄り添い、その才能に目を向けるきっかけになった。テレビ番組も素晴らしかった。
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なるほどそうかという感じの所が結構あった。突然、何か言い出すところや何度も同じことを言ったりしたりするところや叱られて笑ってしまうところ、などなど。何度も読んで理解して心に留めておく必要があるなあと思った。
それにしても、心の豊かで、表現力豊かな人だなあ。周りの人たちと御本人の努力は、すごかったんだだろうと感心した。 -
それはそれは豊かな心と言葉でつづられた本なので、読むものに伝わる力は大きいです。いろいろな人が読んで何かしらつかんでくれれば、ちょっとだけ住みやすい世の中になるんじゃないかと思うくらい。
でも、何人かの人が指摘していたように自閉症と言っても一様ではないので彼の示したこの心境・状況が普遍的・一般的なものだと受け止められてしまうのもそれはそれで少し危惧するものがあるなあ、とも感じました。 -
世界20か国以上で翻訳され、ベストセラーになっています。
この本の著者である、自閉症の東田直樹さんとイギリスの作家との交流をえがいた9/13のNHKスペシャル「君が僕の息子について教えてくれたこと」を見て、どうしてもこの本が読みたくなって買いました。
あらたな世界が広がる本です。超お勧め。(CK) -
巻末の短編小説はポロポロ泣いた。私は自閉症ではないけれど、彼の感覚がわかるところも沢山あってとても良かった。
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そうなんだね。
知ることで、どう対応したらいいかが分かるね。 -
こんなにもたくさんのことを考えたり、普通の人と同じように感じたり。多くの人はきっと知らなかったと思います。私もなにも知らなかった。もっと世の中の人がこの本を読んで、自閉症について理解を深めますように
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自閉症の筆者の思いが、質問に答える形式にまとめられている。思いと行動が一致しないもどかしさが伝わってくる。
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自分はこの本を読むまで勘違いをしていた。
自閉症の人の知能は子供のままなのだと勝手に決めつけていた。
それは完全なる勘違いだった。
ただ、話せないだけなのだ。思考は年相応、もしくはそれ以上の思考能力を持っている。素晴らしい表現能力を持っている。
この本には、自閉症の東田さんの想いがつづられている。
考えの奥深さに驚いた。視野の広さに驚いた。
東田さんには、私とは違う世界が見えていた。
東田さんの考えや、見えている世界を知ることができる、興味深い本。