- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904292655
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
なにか心に残る箴言の数々。美しい言葉の連続であった。
-
以前イベントで若松さんのお姿を見たとき、
なんともいえないやさしさ、やわらかさを感じたのを覚えている。
この本もとてもやさしい、やわらかい。
開く、ページをめくるひとつひとつがやわらかい。
わたしは死別を体験するのが嫌すぎて、
生まれてこなきゃよかったと思うことがある。
そういう気持ちを毛布で包んでくれるような本だった。 -
若松さんのトークは2回拝聴したことがあったのに、ご著作を読むのがこんなに遅れてしまった。
少し恐かったのだ。
大体「悲しみの秘義」というタイトルだけで、もう泣きそうになるではないか。
それ以外のご著書も、なんか痛いところを突かれる、いや弱いところを突かれる、いやちょっと違うな、痒いところに手が届くでもないし、とにかくちょっと恐かった。
でも、もう怖がらなくてもいいような気がする。
清らかで優しい、なんて陳腐な言葉で表してはダメだな…
涙で心が洗われるように、言葉で心が洗われる。
んー、うまく言えない。
こんな雑な言葉で感想を書いたら、なんかこの本を汚してしまう。
若松さん、ごめんなさい。
なんて、著者に謝ったのは初めてだ。
こんなガサツな私でも大事に大事に丁寧に読まずにはいられず、心を澄ませてくれる本だ。
-
深いような、深くないような。
言葉は読まれてこそ完結する。とにかく書きましょうと。 -
私にはまだ早かったかなぁ
-
若松英輔の本の中では、読みやすい。
でも深い。
絵本のように何回も手に取って見ていきたいです。
若松英輔さんのサインが書いてあって
それだけでも嬉しい買い物でした。
こちらは単に本屋さんでかったのではなく、手渡しで貰った本なので心に残るかたちとなりました。 -
読み返す
-
0143
2019/09/19読了
私はまだ大切な人を亡くすなどの深い悲しみは味わったことないけど、そういう時にこの本のような言葉たちがあるといいなと思った。
昔の人たちには和歌が死んだ人にも届くはずだという考え方があったのは初めて知った。
本の中に何度も出てくる、書き手だけではなく読み手も創造的である、というのはなるほどなと思った。読まれることによって作品は完成する。