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- / ISBN・EAN: 4933364611017
感想・レビュー・書評
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ソフィア・コッポラ監督の作品は、”喧噪の中の喪失感”をいつもうまく表現してくれる。
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スカヨハさんのわきのそりあとが青っとしてたのがよかったですね。
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ソフィア・コッポラの映画ですね。
わかります。
おしゃれ感を出したいと
言わんばかりの映画。 -
長い人生の中のワンシーン、振り返って思い出に浸るようなひと時というイメージ。
というかこういう雰囲気の映画が好き! -
夜がよい。
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期待以上。浮遊感というか、眠らない街で漂うクラゲのような感情を、ふわっと持ち出して映像化した感じ。こんなに世界はまだ明るいのに一人ぼっち、っていうのは、日本人でも感じることだから、外国人特有ってことではないと思うけれど・・・。
"Do I need to worry about you?"
"Only if you want to."
この会話、独特。翻訳してもこの空気は出ないだろうなあ。 -
すごく心地のよい映画でした。日本での孤独と旅人の孤独そして生活の孤独。この三つの孤独がうまい具合に混ざり合っていました。続いてゆく人生の一部分でふっと息を抜いた瞬間を切り抜いた感じです。押し付けがましくなく、音楽のように流れていく力を抜いた日本の風景は、監督が日本をいいとか悪いとか判断することなくそのまま受け入れ、単に映画の舞台として考えているのがわかります。日本人にも外国人にも好かれる映画といえるでしょう。
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おもしろかった。日本に来たハリウッドスターが自国の常識とのギャップにはじめは失望を感じるがヒロインの登場とともにじょじょに日本での生活を楽しんでいく、というストーリー。ラブストーリーだが、それぞれ結婚していて幸せである同士で、一線は越えない。そこが淡く切ない感じでよかった。この映画は起承転結の激しいストーリーではないし、キャラが魅力的だという感想を言う人もいないかもしれない。でも主人公の気持ちは想像するにたやすく、口で言えばあまりにもあっさりしたエンディングも、主人公の気持ちに入り込めるので、本当にいい後味がした。そういった意味では主人公の演技は最高で、ものすごく愛すべきキャラなのであろう。そしてこの淡く切ない後味こそよいストーリーであった証拠である。
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(20年前だけど)東京って外国みたいだなーと思った。これでも写る景色のほんの一部なんだろうけど。
時代のせいか、登場人物が皆暗いのがちょっと嫌。 -
映像作品としては好きだけど、この日本人の描写はちょっとオリエンタリズムだろう……
白人が白人のために作った白人から見た東京になってしまっていて、それを比較化する視点が一切含まれていないと思う。本当は英語を流暢に話す日本人だってたくさんいる。基本的な挨拶含め一切日本語で話そうとしない白人の登場人物たち、その上で日本人の英語アクセントを意味不明であるかのように描写するのはだいぶアウトかな……ステレオタイプを強化してしまっている。正直薄っぺらい。lost in translationも何も、そもそも本気でtranslateしようという意思が描写されていなくない?
エキゾチックな眼差しにはどこかに蔑視も潜んでいる。そんな文脈のなか、東京という大都会で主人公たちの感じているalienationを訴えられても、心に響かない。
この映画のウィキペディア英語版、レイシズム批判が一応記載されてる。アジアンスタディーズやアジアンアメリカンスタディーズ業界でその後の評価はどうなんだろう。
あの新宿大ガード下から車が抜けていくカットが同じく使われている深夜食堂とかと比べると、東京という街の描写の厚みが明らかに違うなあ