ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

監督 : ソフィア・コッポラ 
出演 : ビル・マーレイ  スカーレット・ヨハンソン  ジョバンニ・リビシー 
  • 東北新社
3.44
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本棚登録 : 2025
感想 : 353
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933364611017

感想・レビュー・書評

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  • Lost in Translation
    2003年 アメリカ
    監督:ソフィア・コッポラ
    音楽:ブライアン・レイツェル
    出演:ビル・マーレイ/スカーレット・ヨハンソン

    映画の公開より基本的にサントラのほうが先に発売になるので、音楽から入ってしまう映画というのがたまにあるんですが、この映画もそのパターンです。前作『バージンスーサイズ』のサントラはエールが全面的に担当していたこともあり今でも愛聴盤。ソフィアコッポラという監督は音楽の趣味がなかなかよろしくて良い感じですよね。(兄のほうも『CQ』でメロウを使ってたし)

    今回はマイブラのケヴィンシールズを召還、ジザメリやマイブラ、デスインヴェガスにエール、さらには日本のはっぴいえんど、と多彩なオムニバス仕様で、映画のほうも、音楽だけで充分楽しめました。

    個人的趣味としては『バージンスーサイズ』のほうが圧倒的に好みではあるんですが、あれはやっぱりソフィアの趣味の世界の博覧会的な部分もあって映画としての完成度は微妙だと思うので、映画としては今作のほうが格段の出来です。

    特別なことは何も起こらない、ショッキングな殺人事件も、濃厚なラブシーンもない、非常にさりげない映画であるにも関わらず、気のきいた会話、ちょっとしたユーモア、登場人物たちの微妙な心理、そういったものがきちんと描かれていて活かされている、さすがアカデミー賞脚本賞受賞も納得の仕上がりでした。

    スカーレットヨハンソンはすごい可愛かった!ラスト何故かHIROMIXの笑顔で終わるのは謎でした。

    (2004.05.26)

  • 全ての「ガイコクジン」のための映画だと思った。外国、見知らぬ場所としての日本が浮き彫りになっていてとても面白い。どこにも属せていないという気持ちと、少しだけ誰かと繋がってそれが消える瞬間が完璧に描写されていると思った。BGMも素晴らしい(はっぴいえんど「風をあつめて」など)。ボブは最後何を言ったのかとても気になった。

  • 寂しさの埋め方なんて人それぞれで。
    大人になったからといって。
    友達が沢山居ても。
    愛する人が居ても。
    どうする事も出来ない悶々とした思い。

    東京の持つ寂しさや孤独。
    東京=華やかではない本当の姿に自分を投影させられ。
    自分の存在意義をまざまざとみせつけられ。
    日本の首都である東京は、本当はこんな風に沢山の物で溢れているのは寂しさを埋める為ではないのかなと。。

    何かを忘れる様に・例えそれが現実逃避たったとしても今に酔いしれる事の出来る場所であるクラブシーン。
    あの日に想いを馳せるホテルのバーカウンター。

    東京の持つ、闇も孤独も。
    誰にも言えない思いの中に渦巻く欲望の塊。

    東京が好きで。
    でも、何処かに逃げ出したくて。
    甘えたくて。
    そっとハグをしてくれたらそれだけでいいのに…でもそれを口にして甘える事も出来ず…。

    スカーレット・ヨハンソンの擦れていない。
    子供でも大人でもなく。
    でも何処か寂しげな表情が、より一層誰にでもある埋める事の出来ない想いで溢れていて。

    東京のクラブシーンに、一度でも足を運んだ事のある人なら感じる事の出来る世界。
    外国人から見た東京だからこそ描く事の出来た世界は、タクシーの車窓に写る玉ボケの様にぼんやりと呆気なく過ぎていき。
    誰にでもある感情のふつふつとした思いがありました。

    誰にでもある寂しさ・孤独に寄り添う様に。
    それでも時計の針を止める事は出来ないけれど、自分だけではないと。。

  • 海外の方から見る日本は、とてもヘンテコな世界でした、

  • ソフィア・コッポラの映画3作目。
    評価されているほどわたしはすきじゃないけど、
    この映画が舞台が東京なのがおもしろかった。

  • セリフは少ないけど2人の空気感がゆったりしていて独特で心癒される。東京が外国のように感じられるのが新鮮!外国人から見た東京はこんな感じなのかと思える。2人の恋人ではなく友達とも親子とも取れる関係性が良いー スカーレットヨハンソンの歌声もめっちゃ可愛かった(^^)

  • 愛というものが、この2人の間にあるような形のままでいてくれたらと思う
    スカーレット・ヨハンソンとてもすてき。
    ボーイズ・ドント・クライと雰囲気が似てて好き。

  • 主人公がセクシーだった。高層ビルからの景色が不安な感じを強調してる感じ。

    おばあちゃんが、「どのくらい日本に住んでいるのか」を聞くために、変なジェスチャー使ってたのが超面白かった。外国あるある。

    特に悲しいのがゲーセン。私も、ゲーセンに行くとすごい悲しい気分になる。10〜20代の頃の、無駄に友達とカラオケ行ってファミレスで夜までだべって・・・という虚しさを思い出した。

    カメオで有名人が出ていたり、小さなアイテムやお店一つ一つに、おしゃれ感を演出しすぎな感じがした。

  • 日本人のことディスっている感が強すぎる

  • CM撮影にたった一人で日本に来た有名映画俳優をビル・マーレー。

    彼氏と一緒に日本に来たけど、彼が仕事で忙しくて相手をしてもらえず、
    一人さみしく日本観光する女性をスカーレット・ヨハンソン。

    さみしい2人が一緒に東京の夜遊び満喫しますよ、と言う話。

    んー、ぶっちゃけそれだけ。
    ソフィア・コッポラの2作目で、たいそう評判が良かったらしいんですけどね。
    あんまり肌に合いませんでしたね。
    雰囲気映画、って奴でしょうか。

    もう10年前の作品で、スカーレット・ヨハンソンもまだ
    ブラック・ウィドウ感の無い、純朴、って言っていいのかな。そんな感じ。

    神社や生け花、ゲーセン(音ゲーで踊る奴w)、カラオケに
    クラブ、ストリップバー?
    最後のは何か嘘くさかったけど、その他はまぁ、日本の等身大。
    外人さん的には異国情緒たっぷり、なんでしょうか?

    しかしねー、ビル・マレーは有名俳優で2億のCM撮影で来日してんでしょ?
    マネージャーも付いてこなけりゃアテンドも無い、って現実味なくない?

    スカーレットは日本で寂しかったらラーメン屋に行くといいんじゃないかな!

    あと、個人的には映画の宣伝で来日してた女優をアンナ・ファリスが、
    怪しいCMディレクターをダイヤモンド☆ユカイがやってて
    ちょっと嬉しかったり。

    ユカイはこのころは結構沈んでた時期じゃないのかな?

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