シャイン [DVD]

監督 : スコット・ヒックス 
出演 : ジェフリー・ラッシュ  ノア・テイラー  アーミン・ミューラー=スタール 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.72
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本棚登録 : 517
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102002336

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「キネマ旬報社」データベースより)
    実在するオーストラリア出身の天才ピアニスト、デビッド・ヘルフゴットが、さまざまな苦難を乗り越え演奏家として再起するまでを描いた感動ドラマ。主演のジェフリー・ラッシュは、今作でアカデミー主演男優賞を受賞。
     


    天才ピアニスト、デビッド・ヘルフゴット役を演じた俳優さんは 難しい役どころをとても上手に演じているなぁと思いました。
    父親が本当に毒親で とても腹立たしい思いで観ました。
    けれど、このお父さんだったからこんな天才ピアニストが生まれたのかもなぁと考えるとなんとも複雑な心境です。
    ラストはとても幸せそうで嬉し泣きです!




  • 支配的な父親と訣別したが、父とコンクールで優勝したかった世界一難しい曲「ラフマニノフ ピアノ協奏曲3番」への憧れは失うことができず、王立音楽院でそれに向かう。正気の沙汰ではないという先生に、なら狂えばいいと言って曲に取り組み、優勝するが、本当に精神病院入りに。
    彼を知る人に抜き出されるも、彼を扱いかね追い出され、下宿先でもピアノに鍵をかけられ、見つけたお店で弾くことで漸く居場所を得る。そこで従業員の友人の女性と結婚することができた。
    才能、幸せ、なんだろうか。難しいけれど、彼は音楽に愛されていて良かったね、と思う。

  • 青空にジャンプする主人公と輝くようなタイトルのジャケットが美しくてつい繰り返し見てしまいます。

    話題になった頃はまだ若かったので、見てもよく理解が出来ませんでしたが、それでも映像、音楽、演技のすべてがドラマチックな映画で記憶に残りました。

    先日また何度目かを見ましたが、今度は父と子、それを取り巻く人間の挫折と栄光に目が。
    一度夢と家族を失った父親が…、息子に音楽の夢を託し、同時に家族を失わぬよう必死なのが、哀れで切なかったです。

    そんな父を慕い恐れる若い主人公が、やがて挫折し、病気にさえなりながらも、時を経て父と決別し、再び人として返り咲く姿に、凄いと、まさにshineだと唸らざるを得ません。

    芸術と実在の人間を主題にした映画が好きな私ですが、こちらは演奏を耳にすることが出来、素晴らしい作品だと思います。
    他の方もおっしゃられているように、この映画について、お父様やご本人が実際は何を思われていたか、真実は誰にも分からない事だと思いますが…、(-★1点)

    この映画自体がまるでラフマニノフの旋律のような仕上がり。
    音楽の光と影が見える気がします。

  • 1996年にオスカーを獲得されてから何度も賞レースに顔を出してきた実力派。中でも2010年のライオネル役は強烈なインパクトがあった。オスカー俳優がオスカー俳優になる手ほどきをしているようだった。結果2010年のアカデミー賞は四冠を制し、自身は助演男優賞を逃しはしたが、作品賞にコリン・ファースの主演男優賞の後押しをしていた。

    ジェリー・ラッシュと言えば一般的にはキャプテン・バルボッサを演じたパイレーツオブカリビアンなのかもしれませんが、やはり何と言ってもオスカー受賞作品の

    「シャイン」
    https://www.youtube.com/watch?v=y-QrSc_Jw3g

    この時の彼はまさに鬼才!天才と気違いは紙一重のような気がするが、その境界線を105分の作品の中でひたすらさまよっていたような気がする。それにしても本当にこんな曲を弾けるピアニストってどんな人なんでしょうね。

    https://www.youtube.com/watch?v=e6DmRnYZCfI

    この動画は若い頃の主人公でこの少年も頑張って演じていたそれを完ぺきに引き継いだジェリー・ラッシュを見て感動を覚えていました。難しいかもしれませんが面白い作品でした。

  • 渾身のオーケストラとの演奏を境に変化してしまった天才ピアニストの半生を描いた映画

    「ラフマニノフ ピアノ協奏曲3番」の演奏シーンからの昏倒シーンまでが圧巻だった
    遠のく意識を メロディが聞えなくなり鍵盤を叩く音しか聞こえなくなることで表現したのが、すごく良かった

    精神病を患った壮年期を演じたジェフリー・ラッシュも良かったけれど
    父親との確執に苦悩しながらピアノに打ち込んでいく青年期を演じたノア・テイラーの方が印象的だった

  • 精神に異常をきたすほどに、神に触れてしまった人。そんなことを感じる作品。
    家庭環境など、事実というより脚色が強いようですが、映画として良かったです。

  • デビッド(ノア・タイラー/ジェフリー・ラッシュ)は、バイオリンの道を断たれて息子に夢を託して厳格に育てた父にピアノを教えられて、才能を遺憾なく発揮し、イギリスへの留学が持ちかけられるが、収容所で両親を失い家族を異常に束縛する父に反対される。
    反対を押し切って留学しさらに才能を開花するが、父に対する罪悪感などで精神的に病んでしまい、ピアノから遠ざかる。
    そんな彼を救ったのは、ピアノと理解ある人々の愛情だった。
    実在の天才ピアニスト、オーストラリア出身のデヴィッド・ヘルフゴットの苦難に満ちた半生とその再起を描くオスカー主演男優賞受賞の感動作。
    ★アカデミー賞主演男優賞受賞・作品賞・監督賞・脚本賞・音楽賞・助演男優賞・編集賞全6部門ノミネート。
    彼は、ピアノに居場所を見出していく。
    主人公デヴィッド・ヘルフゴットを演じたノア・タイラーとジェフリー・ラッシュも鬼気迫るピアノの演奏も素晴らしく、父親に対する愛憎とピアノに対する情熱の間での苦悩と老女性作家キャサリンや王立音楽大学の恩師や最愛の妻ギリアンなどの最大の理解者の愛による再生を丁寧に描いています。
    父親と息子の複雑な関係と共に、人は理解ある人々の支えがあって、輝けるのだなと思いました。

  • 2008年8月鑑賞。

    実在するピアニスト、デビット・ヘルフゴットの半生を描いた映画だそうだ。見終わるまで知りませんでした。

    それを踏まえると、更に胸に響くものが。

    厳しいしつけをしながらも息子を心から愛する父親との心のつながりと、精神の病から活動停止していた彼を立ち直らす妻の暖かい愛。

    デビットのの感謝の気持ちがラストの演奏で爆発。
    その演奏の力強さと普段の彼の純粋さと少年期からの苦悩を重ね合わせると、感涙でした。

  • 天才であることと、その代償の大きさ...。ラフマニノフの完璧な演奏シーンの没入感は、恐いくらい伝わってきた。

  • 支配的な父親に虐待されていた天才ピアニストの主人公(実在の人物がモデル)の狂気の人生が物悲しい。理解して世話を焼いてくれる友達ができて救いはあるものの…
    父親像はかなり誇張されて描かれており、実際は精神病は遺伝的なものらしい。

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