太陽を盗んだ男 [DVD]

監督 : 長谷川和彦 
出演 : 沢田研二  菅原文太  池上季実子  北村和夫  神山繁  佐藤慶  風間杜夫 
  • ショウゲート
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427626430

感想・レビュー・書評

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  • すげー映画なんですけど、ガチ動物虐待シーンがあるので、見る見ないはご自身でご判断を。

  • カルト映画にして名作の名高い本作。
    間違いなくジュリーはかっこいいし(特に原爆完成後のGet Up Stand Upのダンスシーン)、原爆という重いテーマと軽やかな演出の掛け合いの妙もある。
    だけど、やはりどうしても荒唐無稽さが気になってしまう。そこを含めて楽しむものなのだろうけど。

  • 後半からしか観てませんが。

    日本映画専門チャンネルでやってたので、
    観ちゃいました。

    1979年の新宿、渋谷、武道館とかが、使われてて、面白かったです。

    ジュリーと菅原文太さん

  • ついにこの有名なカルトムービーを見ることができた! ネトフリに感謝です。

    物理教師が原発からプルトニウムを盗んで自宅で原子爆弾を作ってしまうというトンデモな話です。武器を得た彼は国に対して脅迫をすりわけですが、彼の行動といえば、女装したり、ラジオの生番組に電話かけたり、金を屋上からばら撒かせたりと行動は大胆かつはちゃめちゃ。さらに、彼は何を要求したらいいか分からず、「プロ野球中継を延長しろ」くらいしか思いつかない。彼の突拍子のない行動がこの映画のエンタメ度を上げているのは確かですが、それにしても奇妙です。

    なぜか。それは彼には「思想」がないから。彼は日常に倦んでいるだけの中学教師に過ぎず、なんらの反社会的な思想の持ち主ではないのです。彼の本意がわからない警察は後手に回ってオロオロするだけなのでずが、そりゃそうだ、彼には「本意」なんてないのだから。ある意味、社会の敵としては、こういう空虚な人間が一番脅威なのかもしれません。

  • 原爆が落ちた国で、映画だから成立するような話だけど、だからこそ一見の価値ありの映画だと思いました。こんな映画がかつて撮られていたなんて。福島の事故があった今、もう撮れないかも。いろいろぶっ飛んでます。理科の教師がボロアパートで原爆を作り出すところ(ガイガーカウンター鳴りまくり)、ラジオで「原爆を持ったらどんな要求をしたい?」とか聞いちゃうところ、大通りにパトカーずらっと走らせるシーン、ヘリから数十m飛び降りちゃうシーン、ビルから飛び降りてターザンで…とかとか、「そんなのアリ!?」って思えるシーンばかりで自分が小さく思えた映画でした。

  •  主人公の城戸誠(沢田研二)が熱心な東京読売巨人軍ファンだという設定。
     どちらかと言うと読売だとか巨人軍は体制側というイメージがある。
     これが広島カープや東京コンプレックスを感じる阪神タイガースや中日ドラゴンズファンであったり、
     パリーグのファンだったりしたら屈折した心境を感じられる。
     しかし主人公には政治的背景がなかったようで、
     それなら読売巨人軍ファンだという設定も納得できる。
     
     https://booklog.jp/item/1/B00005NDHD


    太陽を盗んだ男
     https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%82%92%E7%9B%97%E3%82%93%E3%81%A0%E7%94%B7

  • ぶっ飛び日本映画。ようやく鑑賞できた。

    突っ込みどころはあえて受け流し
    ジュリーと菅原さんの不気味な戦いに刮目せよ。

    今の時代ではこの映画は作れないと思う心が
    世の中をおかしくしている一員なのだと知れた。

  • 菅原文太の過剰演技と不死身ぶり、ラジオ勢の無軌道さがある意味この映画の味だけども、それさえなければ…と思わざるを得ない。
    日本版アメリカンニューシネマといった趣だが悲しいかな、その差は大きい。

  • 山下さんの無敵さは、「愚地独歩」を彷彿させるようでした。

    原爆を作るシーンの尺の取り方が絶妙で、でかいことをしでかしてる感が演出されている。
    ロケの大がかりさには、制作側の熱い想いを感じずにはいられないです。

    所々入る静止画のシーンや音楽・効果音の入れ方がウルトラマンのような昭和感漂う雰囲気に、ワクワク感を覚えずにはいられない。
    しかしながら、昭和感がありながらも、何故か新鮮さも感じられる作品。

    この映画に出会わない人生なんてもったいない。
    そういう映画です。

  • 私の大好きな映画の一つなんだけどずいぶん長い間観てなかった。あらためて観てみて若い頃よりもこの作品の中に漂うやるせなさが心に刺さる。
    設定がぶっ飛んでるのでバカ映画といわれるかもしれないけれど、力を手に入れてもそれをどう使うかすら考えつくことができない無力感がたまらない。原爆を抱いて寝ているジュリーが大きな存在に守られて眠る子供のようだ。結局は存在感のない学校教師が承認欲求を満たすため、自己破壊のために他人を巻き込む話なのだろうけれど、振り向いてほしい刑事も女性DJも彼をおいていってしまう。夢も希望もないのに一人で死ぬこともできない男の悪あがきのような行為に共感してしまった若い頃…若い頃特有の感情かと思ってましたが今でも共感できました(原爆を扱ってるから駄目という評価は悲しい。原爆ネタが不謹慎だということは映画の中でも語られているので制作側も分かっています。じゃあこれがアニメでロボット等の破壊兵器だったら?巨大な、個人では持て余す力がこの場合原爆なんです。)

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