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- / ISBN・EAN: 4527427626430
感想・レビュー・書評
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29.03.30.会社の人に薦められ自宅観賞。
かなり昔の映画だが、邦画ベストかも。
実写銭形警部ばりの文太さん。なかなかなかなかなか死なない。ジュリーは最後までかっこ良かった。ヒロインの価値観もまっすぐで素敵だし、アクションシーンや取り扱っている題材、撮影手法等等、現在ではもう撮れない映画。
アクションシーンは想像を超えていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原爆を作りあげ国家を脅迫する中学の物理の教師の姿を描く。
出演 : 沢田研二 菅原文太 池上季実子 -
最初に見た時のインパクトは越えられないけど、最初の見せ場からひとつの作品撮れそう。そのぐらい力のある作品だと思う。不謹慎だとは思いつつも、映画のなかではモラルを越えて沢田研二の行動にワクワクしてしまう。原爆で夢を募るシーンは強烈な皮肉や批判を感じた。
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この無常よ
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終盤のハチャメチャぶりに邦画の時代というか勢いみたいなのを感じた。冴えない教師役の沢田研二が自宅で嬉々として原子爆弾を製造しながら見せる狂気はなかなかのもの。後半になると菅原文太との追いかけっこに。とにかく文太が凄すぎるw どんだけタフなんだとw そして池上季実子はなんだったんだw
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野球で言えば最も目立たない打順「9番」を名乗る沢田研二は、権力を振りかざすタイプの教員ではない。国家以上の暴力装置となった彼により、強大な権力は逆監視される。一方の菅原文太も国家警察に対してシニカルであり、それに従い生きる自らを「犬」と呼ぶ。池上季実子はファッション感覚で沢田研二を助けるなど、あらゆる所にアナーキズムが潜んでいる…なんて固いこと言わず、次々とつながるメタファ、大袈裟を排して我々の目線に据え続ける犯人像など、非常に気持ちよく見られる快作です。英語の題がボウイの作品に似てますね。
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菅原文太と沢田研二がイケメン
内容には触れないけどなんでもできるのにいざ自分のやりたいことって出てこない。
主人公は自分の引き返せないところまで来てしまっていて、自分の力だけでは制御しきれなかった、だから刑事さんに頼んだんじゃないかな。結局は相棒の関係で縋ってたのではないかなと思う。 -
冴えない高校の理科教師が東海村原発から核物質を強奪、自力で原爆を作りだし、政府を脅迫するという伝説の映画。ようやく観ましたが・・・けっきょくバカ映画ってことで決定?
老テロリストが天皇への直訴を求めてバスジャック事件を起こしたり、主人公が核爆弾つくってる背景に「君が代」が流れてたりして、なんか深遠な権力批判がこめられてるのかと思いきや、核爆弾つくってはみたものの、それで何したかったんだっけ、俺?っていう主人公が面白い。なに考えてるんだかさっぱり分からない感じのジュリーが、実にいい味出してます。けっきょく、政府を脅して要求することが、ナイター中継を最後までやれだの、ローリングストーンズの日本公演をやれだの、権力への批判というよりも幼児的反抗のレベルで、政治の季節が終わったあとの皮肉な雰囲気を感じさせる。
んだけども、なにゆえ途中から『太陽にほえろ』?池上季実子のDJが絡んできて以降の展開は、アホアホアクション路線でカタルシスはあるけど、話の筋は見失われていく感じ。クライマックスの2人の対決も、違う意味で面白すぎでしょ!!『危険な情事』のグレン・クローズみたいに何度でも起きあがってくる不死身くさい文太と、マジに不死身のジュリーに大爆笑。で、何の映画だったっけ?みたいになっちゃうのよねえ、ラストシーンが。
核や国家やテロやマスコミのあり方、いろいろ考えてるように見せて、すべては冗談でしたっていう高度なメタ批評映画だったりするのか。謎…。 -
それなりに面白いが、過大評価されすぎな作品。期待値とのギャップが大きかった。
粗い作りでドタバタやる楽しいB級映画で、それ以上のものではない。