ヒミズ コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : 園子温 

出演 : 染谷将太  二階堂ふみ 

• ポニーキャニオン (2012年7月2日発売)

感想・レビュー・書評

[kaikei2009さんの感想 · 2012年7月28日]

良作。

震災をきっかけに終わり方を変えたとか。


「頑張れ住田！！」が被災地の人々への、そして観客へのエールへと変換されて行く。


すごい映画撮るよなぁ、ホンマに。

[HorriPhileさんの感想 · 2012年7月26日]

「恋の罪」を撮ったあとに、こんなプラトニックな作品を撮った園子温は本当にすごい。参った。しかも、震災の被災地にカメラを入れて撮るという、こんなこともできてしまうのも、やはりこの人しかできないわざだろう。
原作のコミックも傑作だと思ったが、しかし、この作品はそれを超えてしまっている。
ああ、中学時代ってこんな感じなんだよなぁってしみじみ思ってしまった。私もまだやり直せるんだろうか。

[aki0706さんの感想 · 2012年7月16日]

被災地の石巻で撮ったという映画。あまりに暴力的で途中見るのを断念してしまいそうになった。一番つらかったのは親に「死ね」と言われ続けた少年が狂っていくまでの過程。主人公とヒロインが全身全霊をかけて怒りと悲しみを表現しているのには鳥肌と涙が止まらなかった。愛がなければ人は狂うし、愛があれば嘘のように再生できる。心に大きな傷や悲しみを抱えている人には是非見てほしい。悲しい時、お笑いを見たとしても心が和らぐのはその時だけ。見終わると以前よりさらに大きな虚しさが襲ってくるという経験をした人は多いのではないか。悲しみは悲しみで、怒りは怒りでこそ克服できるということを再認識した映画。

[まなさんの感想 · 2012年7月10日]

評価されたのは演技だけで話はぐちゃぐちゃなんじゃないかな、と思ってしまった。
原作よんでないからわかんないけど、
とりあえず震災の要素はいらない。
おもしろいものはなんでも取り入れちゃおうって感じなのかな。
ほかの映画でみたようなシーンも多いし…。
ユリイカのころの宮崎あおいそっくりな二階堂ふみが石を投げるシーンはおもしろくていいですね。
主人公の少年、目が死んでる。

[2maqさんの感想 · 2012年7月10日]

皆さんも言われてますが、震災の部分はもしかしたらいらない方が冷めずに観れたと思う。私は冷めてしまった。
役者の魅力がたっぷりつまっていて、狂っていて暴力的。観る人を選ぶかもしれないが本当に若い人に見て欲しい。久しぶりに映画館で観て良かった！と心から思うものでした。あの音で見て欲しい。音と共に心に響いてくる。

[meiko818さんの感想 · 2012年7月8日]

開始10分でげろが出そうになる。
感情と狂気の中にいる。

泥の中に埋もれるように、白くなるように、それはそれはエロティックな純真な愛情。十代の頃のあたしならきっと耐え切れず蒸発しただろう。

[cinemaslidoさんの感想 · 2012年7月7日]

被災地の本物の映像と震災ネタを入れてほしくなかった。
震災に対するメッセージ性があるとは思えないし、
思いたくない。
なくても成り立つ話。

それを抜きにしたら、★は三つになるかも。

園ワールドの作りは嫌いじゃないんだけどな。

[ryokutya87さんの感想 · 2012年7月5日]

エキセントリックで扇情的な映像と音楽はうまいなぁと素直に思うし、役者の魅力を最大限引き出す演出の迫力もすごいなぁと素直に思う。だけどあまりにも意味不明だし、暴力や残酷に偏りすぎている。あと、叫んだり怒鳴ったりがうるさすぎる。それが持ち味なんだろうけど、やはり好きではない。いや、嫌いだ。
そして、この映画に震災や津波のエピソードや映像はいらない。もしかしたら応援歌のつもりで作っているのかもしれないが、逆に冷めてしまった。いや、それどころか、むしろ映画のメッセージのために利用されているとしか思えなかった。

[海羽さんの感想 · 2012年3月30日]

ちゃんと最後は救われてよかった。
でもこういう映画の主人公って、めっちゃ悪態つくのに可愛い女の子に愛されてずるいよね。
現実にはこうはいかないだろうに（笑）

映画としての出来もよかったんだけど、震災と絡めないほうがよかったんじゃないかなと個人的には思う。
震災だけで大きなテーマなのに、そこにDVやネグレクトなどのテーマが入ると焦点がぼやけてしまう感じがする。

ヒロインの子は宮崎あおいに似てたな。

[tamuk0521さんの感想 · 2020年8月26日]

衝撃的だった。心が揺さぶられた。

著者プロフィール

1961年愛知県生まれ。大学中退後に自主制作映画デビュー。『自転車吐息』（90年）はベルリン映画祭に正式招待される。代表作に『冷たい熱帯魚』など。テレ東系列で放映中のドラマ『みんな！エスパーだよ！』も監督。

「2013年 『ナショナリズムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」