コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選 [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2014年7月30日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (225ページ)
感想・レビュー・書評
-
コンサル業界の入門書のような本が読みたかったため購読。
結論として、社会人にとって、職種を問わず必要なスキルが凝縮されています。
コンサル一年目が~というタイトル通り、
数字で語る、仮説思考、自分の意見を持って情報にあたる、成果物から逆算する、など、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことがありそうなことが多く書いてあります。
ただ、これらの知識を一冊に、しかも簡潔にまとめてくれている本はそう多くないのでありがたかったです。いかに結果にコミットするかだけに焦点があてられた無駄のない本。時間を作って改めて読みたいと思います。
【TODO】
・常に自分の意見を持って情報に当たる
・時間=お金と認識する(自分の時間でも)
・師匠を見つける(自分にとってのメンターを作る)詳細をみるコメント1件をすべて表示-
りまのさん8て数字、好きなんです。ラッキー ♪8て数字、好きなんです。ラッキー ♪2020/08/13
-
-
仕事の前。誰しも準備を整えるだろう。
朝起きてする身支度しかり、
前日の夜までに済ませる前準備しかり。
私は仕事をするにあたって、「道具」の点検を忘れないことを心がけている。
初めての環境の場合は勿論だが、真新しいことのない繰り返しの仕事の前であっても。
道具は使っているうちに古くなる。持っているのに活用せず引き出しの奥に埋もれている場合もある。持ってはいるが、使いこなせていない道具もあるし、自分では考えもつかなかった道具が新しく世に出たりもする。
道具以外には、環境だったり、支援者だったり、外部リソースだったりも、現状把握とクオリティの維持向上を考える。
そういう観点からすると、本書は、「道具」のうち、思考力や解決力、ビジネスマインドに関するスキル点検に、端的に役立つ一冊だと言いたい。
はじめにやあとがきで著者も触れているように、決してコンサルタントのみが対象の本ではなく、ビジネスマンであれば誰しも必要なスキルであり、かつ総花的ではない。大変本質的で、ポイントを絞り込んだ一冊になっている。
ちなみに、これら全てを常にできている人はほとんど現実には存在しないと思う。
できないくらい難しいから、というより、姿勢の問題として。本書を毎日実践できたなら、抜群の生産性で世を駆け抜け続ける一部の人だな、と読みながら思った。…最近ぬるま湯に浸かっていたことを反省。
そして、40代に入って。以前から危機感を覚えている「メンター」や「師」の重要性を、本書でも指摘され頭が痛い。
守破離を一巡し、成長した人間が、また新たに師を得る難しさ。。
本当に、どうにかせねば。
--
(補記
コンサル流検索式読書術の項では、全く同じという訳ではないのだが、立花隆氏の『ぼくはこんな本を読んできた』を思い出した。取材テーマが決まれば関連本をひたすら集め何十冊も読んでいるうちに専門家とも遜色なく渡り合うようになる、といった記述があった。何十年も前に読んだ本だが、本質に古いも新しいも分野の違いもない。結局は皆すべてがつながっていく。…アウトプットを頑張ろう -
電子書籍で読了。
全てのビジネスマンが学ぶべきことが網羅されており、新入社員はもちろんのこと、ベテランでも仕事が変わったタイミングや転職したタイミングで読み返すと良い。
話す技術
思考術
デスクワーク技術
プロフェッショナル・ビジネスマインド
の4章立てで、30項目のスキル・ノウハウが紹介、解説している。
私は紙の書籍派だが、こちらは電子書籍で読んだ。やっぱり紙の書籍の方が読みやすいかな?電子書籍の便利な機能は、まだ使いこなせていない。
どちらにも長所短所があり、今の所どちらかに統一するつもりはない。 -
【できるヤツになりたいあなたへ】
耳読です。
コンサルタントになるためというよりは、すべての仕事に対して、できる人になる基本が述べられています。
しかし、そんな「できるやつ」になりたいですか?
できるやつのいわゆる一般解です。 -
# コンサル1年目が学ぶこと
* 雲雨傘の論理
雲は事実、雨は雲に対する解釈、傘は解釈にもとづくアクション。
アクションに関しては、複数のアクションの中から、なぜそのアクションを選んだのかを示せるとよい。
* PREP
point, reason, example, pointの順で伝える。日ごろからPREPを意識するために、何か提案するときには、**事実・私の解釈・推奨アクション**と見出しを付けて整理する。
* 期待を超えていくこと
高い評価を得るためには、**求められていることを確実に実施したうえで**、相手の期待値を超えていくことが求められる。これを繰り返すことでしか、ビジネスにおける信頼は得られない。
* 仮説思考
何かリサーチをする前に、今ある情報だけでストーリーラインを組み立てる。労力の無駄を抑える効果と、意思決定のスピードが上がる効果がある。これは、すでに起こりうる事実を予測しておき、対策を想定していくことで、迅速によい行動ができる。著者の旅行の事例が面白かった。
* 考える=自分の意見を持つこと
ネットニュースの記事を読むときなども、すぐに記事を開いて答えを知るのではなく、1踏んでもいいから自分の頭で考えてから答えを知ること。そうしないと学びがない。
* アウトプットドリブン
仕事に着手する前に、ある程度アウトプットの型を決める(ex. 発表資料を作る前に、pptのタイトルだけバッと作る。空パックをつくる)。そこから逆算してタスクを設計する。
* 読書の目的を明確化する
読書の目的を明確化すると、webを検索するように、知りたいことを抜き出して読めるようになる。
* 課題管理表
番号、日付・タイトル・課題の内容・解決の方向性・ステータス・担当・期限
をエクセルにまとめる。
* valueを出せるか
社会人に求められることのすべて。社会人は、会社のお客様ではない。
* コミットメント
約束したことを確実にやりきることがコミットメント。コミットメントの高い人の特徴は、仕事に納得感があることと、コミットメントが高い組織に所属していること。
* 守破離
* フォロワーシップ
* チームワークとは
分業。同じことをやる人が二人いれば、どちらかは不要になってしまう。→自分にしかできないvalueの出し方を学ぶこと。 -
外資系コンサルタント会社に勤めていた作者が1年目~何十年目まで幅広く応用できる働き方、ビジネスマナー、話し方など社会人としてのテクニック、心構えを教えてくるえる本。
自分は背広を着てはたらくような職種ではなかったけど、一部応用できるテクニック、コミュニケーション術などためになる話が多かった。ほんとに1年目~何年たっても必要な知識だったり技術なんだと思う。
自分にとってはコンサルタント会社というものがどういうところかはわからないけど、一般の民間の会社も似たようなことを教育されるのだろうか?
自分の職業に照らし合わせて考えながら読むことができました。自分にとっては面白い小説のようにどんどん吸収できたような感じでした。 -
私自身は50歳を過ぎてしまったから改めて感じる。
こういう初心を思い出す書籍は本当に大切だ。
普段疎かにしてしまいがちなところを気付かせてくれる。
「正しく働く」というのは、なぜこんなにも難しいのだろうか。
そもそも「正しく働く」の定義が何か分かりづらい。
私の意図するところは、本書に書かれた基本を忠実に実行することだ。
記載されていることはイチイチ正しい。
間違っていることは何一つない。
「本書のこの論は違う。こうじゃないか」と言えるものか。
それぐらい書いてあることは普遍的であり、ゆえに「正しい」のだ。
仕事をする上では、本書のようでなくてはいけない。
しかし、人間というのは手を抜いてしまうのである。
入社1年目の新人の時は、会社で働く全員が先輩だった。
だから先輩方からは細かなことも指摘された。とにかく色々な人から指導された。
時にはこっぴどく怒られた。
いつか自分もそれなりに一人前になり、後輩が出来たり、部下が出来たり。
そして自分が指導する側の立場になる。
怒られるのは嫌だったから、そういう立場を望んでいて、いつか辿り着いた訳だ。
一丁前に部下を怒ってみたりする。
しかしながら今、50歳を超えて大して出世もせずという自分。
怒ってくれる先輩たちはご卒業してしまった。
まだ数名先輩は残っているが、仕事に対するギラギラ感を持ち続けている人も稀有だ。
むしろいい感じで肩の力が抜けて、仕事をサボる訳ではないが、決して私を怒るようなことはしない。
もちろん私だって30年以上も社会人をしていれば、率先して怒られるようなことはしない訳である。
そんな私も、後輩や部下の指導をすることは今でもある。
しかし、私が入社1年目を指導するのはとても気を遣う。
当然間違っていることをしていたら指摘をするのだが、私よりももっとしっかりとした30~40歳代の超優秀な上司がいるのだから、そこは様子を見ながら応対をした方がいい。
そういう意味で改めて本書を読んで、「普段から自分でも実践しているし、大切にしていることだ」と思った。
普段やっていることは間違っていないということだ。
だって、私自身も先輩方からこれらのことを叩き込まれた訳だからだ。
本書は「1年目」をターゲットにしているが、個人的には2~3年目の若手の方が心に刺さるのではないかと思う。
仕事に慣れてきた頃で、先輩たちを面倒に思う時期だ。
下手すると、自分のことを嫌っていて、それで怒っているのではないか?と勘繰ったりしてしまう。
だからこそ、そうではない「普遍の正しさ」をこうして見せることに意味があるのではないだろうか。
本書を読んで、昔自分を怒ってくれた諸先輩方の顔が浮かんだ。
ここに書かれたように、全く同じ怒られ方をされたこともある。
改めてここで気を引き締めたい。
愚直に、とにかく愚直にこれらを実践し続ける。
それが私にとって何よりも大事なことなのだ。
(2022/1/25)-
ステキで率直な感想をありがとうございます。人柄を、感じました。
私もこの本は指導に役立つだけでなく、先輩や、会社に恵まれなかった、普通の会社...ステキで率直な感想をありがとうございます。人柄を、感じました。
私もこの本は指導に役立つだけでなく、先輩や、会社に恵まれなかった、普通の会社員が、自らの力で自らのチカラをつけていくのに、役立つバイブルのような本だと思います。
人によっては、10年勤めても、目の前の業務ばかりで、この本に記載されていることの半分も教わったことはないというケースもあると、私は感じています。
そんな人の救世主となる本だと思います。2022/05/09 -
こまつなさん、コメントありがとうございます。
出来るだけ読んだ本の感想を書くようにしているのですが、コメントいただいたのは初めてです。
...こまつなさん、コメントありがとうございます。
出来るだけ読んだ本の感想を書くようにしているのですが、コメントいただいたのは初めてです。
そこに感動しちゃいました。
人との出会いは当然に「一期一会」ですが、良い本との出会いも同じですね。
引き続きよろしくお願いいたします。2022/05/09 -
2022/05/09
-
-
まず「話す技術」について書かれている。理路整然と話すのが苦手なのでありがたい。
結論→理由づけ→具体例→結論の繰り返しで締める、というPREP法は覚えておいて実行しよう。「1、2分考える時間をください」って言えばいいのね、目から鱗。
「思考術」では、考え方を考える、とあって意味不明やったけど具体例で納得。ロジックツリーを使いこなすための参考文献のうち3冊も読んだことがあったのに身に付いてないことに凹んだ。が、自分一人でのトレーニングには限界があるらしい。適切な指導者からのフィードバックが必要。
「事実」「わたしの解釈」「推奨アクション」の見出しを付ける、というのもやってみよう。
とてもためになった本。読んで良かった。 -
新卒1年目の人に見てもらいたい!
仕事において、如何なる場面でも重要になる事が書かれている!
議事録の書き方やエクセル・パワポのショートカットキーなどの実用的なことから仕事の本質とは相手の期待を超え続ける事・仕事においてのコミットメント力は約束を守る事であるなどのマインド的な部分!
社会人として押さえておくべき内容が網羅されている!
感動してまとめたので、週一で内容を確認する! -
コンサルタント業界で常日頃から言われてる「コンサルの常識」がまとめられている。コンサルタントに興味がある人はまずこれを読んでみると、コンサルタントについての基本的な考え方が理解できると思う。