- Amazon.co.jp ・電子書籍 (307ページ)
感想・レビュー・書評
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西洋哲学の流れを分かりやすく説明してくれる哲学初心者には持ってこいの一冊。
暇なときにパラパラ読める手軽さがある。
自分たち凡人が考えるようなことはかなり昔に検討済である。ということがよく分かるのが面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しいと思われる哲学が、よくまとめられ、とても読みやすかった。哲学に興味が持てるおすすめの1冊。
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いろいろな哲学の入門書を読んだが、ここまでわかりやすいのは初めて。
哲学に興味のある方は、まずはこの本から始めるのが良いと思います。 -
・文字通りの「哲学」入門書。哲学者とその主義主張が、コンパクトに列挙されている。主義の気に入る哲学者を本書で見つけ、他の書籍で深ぼるのが良さそう。
・P86:レヴィ=ストロースの構造主義「真理は一つの方向で進むわけじゃない」
・P112:結局、現代において「真理」とは何なのだろうか?
(1)真理を求める闘争は致命的
(2)あらゆる学問での限界点発見
・P143:アリストテレスの論理学「国家は腐敗と革命を繰り返す」
三つの政治体制
(1)君主制=>独裁制
(2)貴族制=>寡頭制
(3)民主制=>衆愚制
・P205:新自由主義とは何か
・P258:ニーチェの超人思想「宗教や道徳なんて弱者のルサンチマン」 -
哲学って難しそうだけど、どういうものなんだろう?という読者に対して、「真理」「国家」「神」「存在」それぞれの軸でどのように思索されてきたのかがわかりやすくまとめられている。
刃牙は未読なので、「刃牙らしさ」があったのかはいまいちわからなかったけれど、読みやすい哲学入門書としてはかなりおすすめできると思う。 -
哲学の本では1番面白い
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オーディブルで聞きました
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刃牙ファンが書いた西洋哲学者の紹介本。表紙とまえがきこそ刃牙成分多めだが、中身は刃牙を知らずとも全く問題ない。ちょっと独特な文章が差し込まれていたら、それは何らかのパロディであると思っておけばいい。
それよりも本書がわかりやすいのは、繋がりを意識して書かれていることである。古代ギリシアのプロタゴラスから始まり、一つ前に解説した哲学に対して彼は、という形で進んでいく。これのおかげでコンテキストが分かり、主張を聞く態勢が出来上がる。ブログのような軽い文体もあってスイスイ読める。
残念ながら俺は哲学に疎いので、本書の内容がどこまで正しいか、あるいは説明が適切かは分からない。おそらく概略としてはそれほど間違ってはないないだろうから、まず入門書として本書を読み、それから興味のある哲学者について専門的に書かれた本を読めばいいのではないか。コンテキストを把握するためには優秀な本だと思うので。