僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 [Kindle]

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  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • ただのメモ
    ・要約
    ★私見
    ---
    ・中吊り広告は入稿前の仮タイトルなので、間違っていることがある。鵜呑みにしない。
    ・世の中で、起きていることを知るのは新聞。世の中で起きていることを理解するのは書籍。雑誌は娯楽。

    ・ロシアの新聞はエリートが読む。新聞を作ってる人が読むのが雑誌。雑誌は内向けで、ネットにも公開せず秘密主義。
    ・佐藤さんはたまに悪口を書かれるそうだ。
    ★ロシア語を独学していたのもあり、内情が面白い。

    ・ウィキペディアは間違った情報も多い。
    ・ウィキペディアの池上さんのページで、出身高校が間違ってる。転校したことになっているが、同級生から「池上、お前最初からいたよな」と言われる。
    ★ネタとして面白い。

    ・ネットの辞書辞典が更新されているかどうかは、2006年に準惑星に格下げされた「冥王星」の項目を見るといい。
    ★最古のお金はどうだろう。和銅乖離、富本銭、無文銀銭。何年に見識が変わったっけ?

    ・哲学など難しい分野は、通俗化が上手な作家の本を読むといい。池上彰、阿刀田高など。
    ---
    ★お勧めの新聞、雑誌、書籍、ウェブサイトなどが根拠とともに紹介されているのが良い。
    ★2人の真似っこではなくて、自分との生活スタイルや嗜好の違いなどを加味しながら参考にすると役に立つ。
    ★dマガジンでよく買っている経済誌、ビジネス情報誌が読み放題のレパートリーに入っていることを知ったので、登録した。

  • 池上彰さんと佐藤優さんの「読み方」についての対談集。
    実は、このおふたりの本は読んだことがない。ほとんどの著書の表紙あるいは帯に、ご尊顔が印刷されている。何となく買うのが恥ずかしい。
    本書は、ふたりの「読み方」を知りたくて、Kindleで購入した。

    ただ、真似は簡単には出来そうもない。
    「大量の読書を続け 、あらゆる享楽から距離を置き 、現実の問題の背景に横たわる本質を追求する 。そんな生活をしていて 、どこが面白いのか 。その疑問は 、結局私に返ってきます 。私も同じような生活をしているからです」(池上さんによる佐藤さんの紹介)

    しかし、本書は「読み方」について有益なヒントも与えてくれる。
    面白いと思ったのは、
    -基礎知識を得るにはやっぱり「教科書・学習参考書」。受験アプリは月980円。
    -地方紙には通信社の記事が網羅してある。全国紙は意外に通信社の記事が載っていない。
    -新聞記事は、読むか読まないか迷ったら読まない方が良い。
    -ネットサ ーフィンのよくない点は 、時間の浪費に加えて 、そこで見た情報がほとんど記憶に残らないこと。
    -画面をワンクリックで 「エバ ーノ ート 」に入れられる機能はあえて使わずに 、該当部分をコピ ーして 「エバ ーノ ート 」にペ ーストするやり方だとコピ ーする過程で 、きちんと記事を読むし、そのひと手間で記憶に残る
    -小学 6年生の「公民 」の分野の内容をきちんと理解していれば 、政治のニュ ースの大半を理解できる。

    おふたりの見解は親切にまとめられてあるので、それだけ読めば十分かもしれない。まずは立ち読みしてくださいに★★★。

    なお、「酒」に関するおふたりの見解は、
    (池上さん)
    私も 、よく 「どうしてそんなに本が読めるんですか ? 」と聞かれますが 、 「下戸で酒が飲めないからです 」と答えると 、大半の人は納得してくれます 。
    (佐藤さん)
    極論をいえば 、 「酒を飲むのは人生の無駄だ 」と私は思っています。

    私は、酒を飲みながら本を読むのが大好き。ちょっと見解が違う。

  • 本書は新聞、雑誌、ネット、書籍といった様々な情報資源の活用法について書かれています。今まで書籍での教養の習得しか考えていませんでしたが、本書を読み新聞から世の中の情報を得ることも大切だと思い、購読をしようと思いました。

    また佐藤氏と池上氏のそれぞれの読書術が紹介されており、知の巨人と呼ばれる両氏の本を選ぶコツ、選別の仕方、佐藤氏の読書の技法を知ることができました。

    本書で特に印象に残った内容は、
    "ネットから情報を得るというのは効率が悪い。なぜなら、自分で記事の重要度は判断しなければならず、特定の情報が大きく見えたり、別のものが見えなくなったりするから。"という内容で、自分がまさにネトウヨさながらネットの論調を社会の論調と思い込んだり、偏った情報に扇動されて視野が狭くなっていたことに気づくことができました。

    本書の良い点は、
    対談形式で、文章が堅苦しくなく読書の慣れていない私でも楽しんで読むことのできたところや各話題ごとに非常に具体的に説明されており、新聞ならどの新聞がどういう特徴があり、両氏がどの新聞を読んでいるか、また勧めるだけでなくどのように活用しているかが書かれているので、参考にしやすい点です。あと、まとめがあるのも嬉しいです。是非紹介された方法を実践してみたくなりました。私のような読書初心者にもおすすめです。

  • 参考になった。自分にもできそうなものは生活に取り入れて役立てている。

  • 情報化社会でどのメディアを有効活用していくか参考になります。早速実践中です!

  • これはいい!とても読みやすく、新聞・雑誌・ネット・書籍について網羅的に述べられている。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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