スタンフォード式 最高の睡眠 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ひかりTVブックス

  • あらゆる業種において『睡眠』とは人生の約1/3を占める、人生において必要不可欠なものである。そしてこの睡眠時間は、日中の体調やパフォーマンス、もっといえば生涯における病気の発生リスク、健康面への影響が大きい。つまり、人生の1/3を占めるこの睡眠時間によって人生における残りの2/3の質が決まる、と言っても過言ではない。本書はこのようなプロローグから始まる。現代人の睡眠を研究しているスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長による、『究極の疲労回復』(夜)と『最強の覚醒』(日中)を指南する睡眠指南書。
     そもそも理想の睡眠時間は世界の平均値の約7時間。もちろん理想の睡眠時間を摂れるに越したことはない。が、現代人は何らかの理由で十分な睡眠時間を確保することが困難であったり、仕事や私生活の悩みがあって質の良い睡眠を摂ることが難しかったりする。人工光が確保され夜でも働くことが可能になり、現代になると都市部において24時間利用できる施設、電子機器等の普及した。直接的ではないにしろ、様々な要素が、そもそもの人間という生物としての生活リズムに影響を与えているからだという。(サーカディアンリズム)
     だからといって、休日に7時間から削った睡眠時間を取り返す、いわゆる寝だめすればいいわけではない。個人差はあれど、削った睡眠時間(本文には催眠負債という表現がされている)、例えばたった一日の40分を取り返すには毎日14時間ベッドにいなければならない、という実験結果が出ている。毎日7時間という睡眠時間を十分に摂れないことが当たり前なら、睡眠の質を高めるほかに方法はない。
     本当に様々な睡眠に関するレム睡眠・ノンレム睡眠・眠り始めの黄金の90分・日中の脳の覚醒方法など、自分の睡眠知識を正しく知ることができました。個人的なことですがこの本を読んでから朝6:30に起きる生活を始めました。

  • 睡眠について書かれた本です。 あまり睡眠に関して意識したことが無かったので手に取って読んでみましたが面白かったです! 最高の睡眠にするためには眠り始めの1.5時間が大事で、その質を上げるために何をしたら良いかが具体的に書かれていました! 手足を温めてから寝る、カフェインは15時までにする、起きる20分前に微量のアラームをセットし起きる時間に普通のアラームが鳴るようにする、寝る前の暗い中でのブルーライトは避けるなど、すぐに取り組めることが書いてありました! 実際試してみたら睡眠の質が上がった気がします。

  • お風呂で睡眠の質が改善

    ぼくは中高生のときから睡眠が不足していたのだと思います。大学受験は睡魔との格闘で、入学後の1〜2年間は、目覚ましを忘れると夕方まで寝ているような状態でした。床に就ついてから3時間以上も寝付けず、明け方の4時まで起きている日が続くこともありました。家族や友人は、ぼくを起こすのにかなり苦労したようです。さすがに危機感を覚え、本屋さんで手に取ったのが『スタンフォード式 最高の睡眠』でした。入浴の効果は劇的で、床に就ついてからはすぐに寝られるようになりました。

    しかし、つい夜更かしをしてしまうものですね。最近の就寝時間が夜中の2時になっていたこともあり、改めて『スタンフォード式 最高の睡眠』を手に取り、この記事を書くことに決めました。さらに、『最高の睡眠』を継続できるよう、「退屈」と「習慣」についても考察しました。今は家族との時間の都合上、就寝の90分前にお風呂に入ることは難しいので、ぬるめのお湯に15分間浸かっています。それでも入浴の効果は絶大で、ここ数日はしっかり寝てすっきり起きることができています。

    こちらでこの本のまとめ・考察もしています。
    https://www.100-acres-of-forest.online/blog/600/610/613/stanford-shiki-saikono-suimin/

  • ・睡眠の質で次の日のパフォーマンスが決まり、人生が決まります。
    ・睡眠時間を確保すること、朝1時間早く起きるなら、夜1時間早く寝ることがわかりました。
    ・昼寝を30分すると昼寝の習慣がない人より認知症発症率が7分の1になり、適度な昼寝は健康促進に繋がることがわかりました。

  • 【インプット】
    ・ショートスリーパーは遺伝なので、ないものねだり。
    ・睡眠不足は短命の傾向や病気のリスクも高いなどいいことナシ。
    ・1時間以上昼寝すると認知症リスクアップ。
    ・入眠後90分が質を決める。どうしても寝ないといけない時は、眠い時を逃さず寝て、90分後と100or110分後にアラーム。20分経っているとレム睡眠で起きられる確率アップ。
    ・口呼吸は質を下げる&歯並びも悪くなるので、普段から鼻呼吸に。
    ・4時以降の二度寝はハードル高いから起きた方がいい。
    ・寝る90分前には風呂完了させ、すぐ着こまず体温下げる。湯船が無理なら足湯→シャワーの優先順位で。炭酸泉は◯。
    ・寝る時は靴下脱ぐ&電気毛布消す
    ・入眠は受け身&ルーティン!

    【アウトプット】
    ・普段から鼻呼吸を意識
    ・4時以降は二度寝しない
    ・冬は電気毛布を切ってから寝る
    ・スヌーズは20分
    ・睡眠は6〜7時間にして時間を固定する

  • これを読んで我が家は寝室の模様替えを検討。
    当たり前だけど、ベッドでスマホいじるのは最悪。これはなんとかしないと、と痛感した一冊です。

    ↓要約しました。
    https://introbooks.info/practical/stanford_bestsleep/

  • 2021年、51冊目。

    人生の約3分の1を占める睡眠の質を上げたくて読んだ本。
学んだこととしては、
    └睡眠は「量」ではなく「質」であること。
    └最初の90分のノンレム睡眠が非常に大切であること。
    └そのためには、「体温」と「脳」のスイッチが大切であること。
    └朝起きたらお腹が空いているか否かが、質が良い睡眠を取れているかどうかのバロメーターであること。

    今後、心がかける行動としては、
    └就寝90分前には入浴を済ませること。
    └就寝60分前には食事を済ませること。
    └就寝時間を決め、睡眠ルーティンを作ること。(モノトナスを意識して、寝る前には頭を使わずにリラックスして楽しめるルーティン)
    └(夜、冷やしトマトを食べること。 体を冷やす性質があるトマトをさらに冷やして食べれば体温が下がり、良い睡眠に繋がる。)

  • 量より質を高める、1/3の時間で2/3を変えるというテーマの本。

    主なポイントは以下。
    ・毎日決まった時間に起きて寝ること。
    ・朝は起きたら外の光を浴びて目を覚ませること。
    ・仮眠は20分程度ならOK
    ・寝る前はお風呂に入り手足を温めること
    ・寝る直前はスマホなど頭を使わないようにすること

    一般的で当たり前な健康論ではあるものの、改めて効果的だということが認識できることがこの本の価値。早速実践している。

  • この本から実践すること

    ・寝るときは鼻呼吸にする…口をテープにて塞ぐ

    やってみよう!

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著者プロフィール

スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所(SCNラボ)所長。医師、医学博士、日本睡眠学会専門医。1955年生まれ、大阪府出身。大阪医科大学卒業。1987年大阪医科大学大学院在学中、スタンフォード大学医学部精神睡眠研究所に留学。突然眠りに落ちてしまう過眠症「ナルコレプシー」の原因究明に全力を注ぐ。1999年、グループの中心として、家族性のイヌ・ナルコレプシーにおける原因遺伝子発見、2000年にはヒトのナルコレプシーの発生メカニズムを突き止めた。2005年SCNラボ所長就任。株式会社プレインスリープ最高経営責任者(CEO)、兼最高医療責任者(CMO)。

「2021年 『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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