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感想・レビュー・書評
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・自然から得た物質は安全、人工的な物質は毒性がある、という考えは正しくない。自然界の物質で、人工的な物質より毒性の高いものは多い。毒性を考慮する場合、毒性と実効的な摂取量との関係を要考慮。
・アロマ精油メーカーの多くが「自然派」を謳って安全性を強調しているが、必ずしも正しくない。
・合成された分子の純度は非常に高い。合成法、光学性異性体、不純物含有量なども明らか。
・対して、栽培地の土壌汚染等について不明の天然由来のアロマオイルに含まれる不純物は確認しようがない。成分分子のばらつきも多い。
・どのようにその香りの分子を入手したかではなく、どのような化学成分がどの程度その物質に含まれているかを明らかにすることが重要。
(10-2 香りの分子の安全性)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本著では「香り」とは何か、私たちはどのように「香り」を感じるのか、良い「香り」はどのようにして生まれるのかについて歴史、生物、化学など様々な視点から解説しています。高校で習ったことのある程度の知識があればこの本を楽しむことが出来ます。「香り」という身近なものから知る科学はこれまでの科学とはまた違った面白さがありますよ。科学に興味があるけど何から手を付けたら良いか分からない人におすすめです。
【中央館3F-文庫・新書 080/BU/2020】
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