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感想・レビュー・書評
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仕事で会う若手の中でよく絶賛されているのが堀江貴文さんの本。
私はずいぶん以前に一冊小説的なものを読んだことしかなかった。
今回Prime Readingで見かけたのでどのあたりが魅力なのかを知りたくて読んでみた。
読み終えて、これは組織に勤める人が読んで参考にする本ではないな‥とつくづく思う。
組織というのは、リスクをみんなで分散しあい、その分受け取るものも分散する。単純にいうと、リスクも利益を独り占めできない仕組みだ。
そういう中では全体で動くことを常に考えている必要がある。
彼がこの著書の中で言っているのは、これと真逆。とにかく自分を楽しませ、やりたいことをやるために、どんどん動くということだ。
この人はリスクも利益もひとりで受け取るタイプの仕事をしている。そこがまずかなり私の知っている読者層とは違うのだ。
それとおそらくこの人はかなり強靭なメンタルを持っているのだと思う。
つまらない会議やつまらないと思う場面でいきなりスマホで自分の知りたいことを調べたり、やりたいことをやったりというのは、一見格好いいかもしれないが、自分が相手にそうされてもなんとも思わない人でなければ、これはできないだろう。
そしてこれまた私が見る限り彼の本を読むような若手にそんな強靭なメンタルの持ち主は見たことがない。
何冊も本を出されているのだから、すごく彼の生き方を素晴らしいと思う人が多いのだと思う。
しかし、この人のようにあっという間に他人をジャッジして、「つまらない」「魅力がない」「ロジカルではない」=『使えないやつ』…と、判断されたら二度と浮き上がれない、アウトみたいな世界って自分がジャッジされる側だとしたら、相当なストレスだと。
まぁ、喜んで読む人たちは自分は常にジャッジする側だと思っているんだと思うけどね。
この人の本を読んで実践しようと思うなら、多分全部実践しないと駄目だろう、しかしそこには相当の覚悟と行動力さらには実力が必要だ。
大半の読者は自分にできそうな部分だけ真似すると思うので、いつまでたってもこの人の本を読みながら憧れているだけになってしまい、何度も(おそらく)同じような内容の本を買って読むのだと思う。
なんとなく批判的な文章だけれど、私自身もこの人がいうところの自分の持っていることを活かして勝負しよう‥みたいなのって、成功しないパターンだよな‥と思っているし、人生に目的がなきゃだめってことはないと思うところなど同感できる点は結構多かった。
苦労すればするほど、大きな成功が手に入る…という神話も、信用していない。そういうときもあれば、そうじゃないケースも結構ある。
まぁ、だからこそどんどん動いて楽しもうよ‥というのもよくわかる。
ここまで書いてよくわかった。
私はこの著者が嫌いなのではなく、この人の本をただ何冊も読んでいる人が苦手なのだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事術の本である。極論のようだが、正論。
自分が思うほどに他人は気にしていない、というのはその通り。自分がやりたいこと、やらなければならないことを自分の考えに基づいて自分のペースでやればいいということだろう。他人の目を気にしているのは時間のムダだ。
かといって、サラリーマン世界、すぐにそれができるかというと難しい面もあると思うが。
教養の重要性に触れてあったのは、意外感があったが、当たり前のこと。堀江氏は過激な発言に注目を浴びているのだろうが、時頭良く、勉強している。 -
「多動力」とはいくつもの異なることを同時にこなす力とのことやそうです。
けっこう得意かもしれません(笑)
あらゆる産業のタテの壁が溶けていくかつてない時代に求められるのは各業界を軽やかに超えていく「越境者」。
「越境者」に最も必要な能力が自分の好きなことをハシゴしまくる「多動力」。
確かに自分のフィールドに固執してたら新しいことはできないと思います。
「準備にかける時間は無駄」
「始めて走りながら考える」
まさに僕の信条です。
まずは手足を動かさんとってことです。
大量の仕事をこなすために必要なのは「速度」ではなく「リズム」
バスケも仕事も同じなんですよね
リズムを崩さなければスピードは維持できるんです。
ひさしぶりにホリエモン本読みました。
面白かったです。 -
言っていることは分かるんだけど生理的に受け付けないのはなんでだろう。おそらく、堀江さんの理屈は少数にしか当てはまらず、この世の全員に当てはめようとすると合成の誤謬が生じるからだと思う。たとえば、堀江さんが家事や雑務をアウトソーシングする一方で、それを引き受ける人たちが必ず必要になる。世の中の全ての人が同じことをするわけにはいかない。(いつか科学技術が解決するかもしれない。) 洗脳から解かれた人と、常識にとらわれる大多数のバカという構図が前提になっていて、そこが生理的に受け付けない部分なのだろう。好き嫌いの問題だ。
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幻冬舎の箕輪さんが編集してた本がすごい面白かったので興味をもった。
「死ぬこと以外かすり傷」の中でもよく出てきたホリエモンの「多動力」を読んでみようと思って選んだ。
尖った言い方もあるが、たしかになーと思うことも多々あり、自分の背丈に合わせて使っていきたいと思った。
【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
新しいことに興味を失って仕舞えば20代でも老人だし、新しい刺激を求め続けるならば60代でも若者だ。 -
周りを気にせず自分に素直になれば、当然行動が効率的になる。多動力があれば見える未来は自然に拡がる。これ、私も頭では分かってる。ただ、実行できてない。悪いことなんじゃないか、って何故かブレーキがかかってしまう。これ、教育に洗脳されてるってことですよね、きっと。
実際に行動されてたくさんのことを成功に導いている方が、はっきりと「そうせよ」と。気持ち良いくらいはっきり書いてくれている。こんなにはっきりと教えてもらっておいて、実行しないなんて、お馬鹿さんですよね。がんばります。 -
Audibleで読了。
堀江さんの持論満載で面白かったです。
3歳児の行動力が大事だっていう内容がなんか胸に来ました。一つずつ大人になっていくと色んなしがらみに取りつかれてなんにも行動できなくなっている・・・・
あーーーまさしく自分のことかと納得。
行動しないと何にも変わらないのは分かってるけど、プライドや今の生活が邪魔をする、葛藤。
やりたいならそんなの考えずに行動が大事だと再認識しました。 -
無料で読めたが、内容は面白かった。色々なことに興味をもって、行動してみたくなる。刑務所にいた経験までしている人はなかなかいない。
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相変わらずこの方は一般的な人たちとは感性、感覚が違うんだなと思いつつ、
一般的な考えとはなんだろう、当たり前と言う事に対するアンチテーゼをいつも感じて、いい刺激になります。
この人の著書で自分の考えが少しでも変革されて転職もしたので。
なんだかんだ言いながら、憧れと尊敬をもってます。
生き方って様々。