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- Amazon.co.jp ・雑誌 (87ページ)
- / ISBN・EAN: 4910075111289
感想・レビュー・書評
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偶然ながら、玉置妙憂さん著書の「死にゆく人の心に寄りそう」のあとに、「老い」を特集した母の友を読みました。
思わぬ本同士の結びつきにより、“老”そして“死”について、つなげてより深く、考えられた気がします。
特に、看取り医である大井玄さんのインタビューは、実際に老いた人、死に長年寄り添ってきた大井医師だからこその語りで、重みがあります。
大井医師は、若い世代が「老い」と向き合うためには、高齢者とできるかぎりふれあうことが大切だと説きます。
核家族化により、身近に高齢者とふれあうことがほぼない今、生老病死を見て、自分のこととしてイメージすることができないでいます。
それは高齢者にとっても、あとに残される世代にとっても、とても切ないことです。
そして、死を想像できないことでの弊害は、看取りの場面ですでにみられています。
このあたりについての話は、やはり新書「死にゆく人の心に寄りそう」を続けて読んでいただくと、よいかもしれません。
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