三体 [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • いきなり文化大革命の光景から始まる本格的SF作品、門外漢のわたしさえ引きずり込まれる面白さ!
    中国ならば純文学 と言う定説を思い切りひっくり返す目から鱗 な作品です。
    異星文明とのコンタクトがテーマだけど、作者は否定しているらしいけど現代が抱える地球文明の問題提起もたくさんあり、挿入されるヴァーチャルリアリティゲームや悠久の過去をさ迷う場面等 今様が満載のSFです♪
    和訳者の熱意も伝わってきます。
    やはり こう言うのは男子向き だろうかねぇ? でも主人公は女子だし ねぇ(笑)

    • ありんこさん
      なんだか興味深いですねぇ!読みたくなりましたよ!
      なんだか興味深いですねぇ!読みたくなりましたよ!
      2020/06/18
  • あまりにも評判になっていて読んでみたいかも、と思っていたところへキンドルセールだったので。
    そもそもSFが得意じゃないし、物理学とか科学的な話はほとんどただ字を追っていただけという感じなので、1割くらい読んでないことになるのかもしれないけど、それでも十分おもしろかった。SFとしてすごく画期的なのかとか、他国のSFと違うのかとかはわからなかったけど。
    ときどき、壮大すぎるというかなんというか想像が追いつかない感じで、場面を頭に思い描けないようなところもあったけど。あと、VRゲームのなかの場面もけっこう絵づらが思い浮かばなかったり。
    そういう想像もつかないような突拍子もない感じにわくわくしたり、人間を使ったコンピュータ、みたいなのとかユーモアがあって妙にほのぼのするようなところもあったり。

    もう人類が自分たちの手で自分たちがつくった文明をコントロールできなくなっていて、外から、もっと高等な文明をもつ異星人になんとかしてもらうしかない、なんとかしてもらいたい、っていうの、なんだか、今、すごくわかる。

    三部作っていうのも知らなかったんだけど、次作もきっと読む。

  • うつらうつらしては、VRゲーム「三体」にログインした時に覚醒するの繰り返し。
    アイデアは面白いが、描写や展開に興を削いでしまうところがあり、SF要素のない前半の文化大革命当時のパートの方が小説として出来が良かったりする。
    そもそも「三体」も、謎解きの要素はあるがバッドエンドでもどんどんステージが進み、ゲームというよりは体感アトラクションに近い。
    さらに、せっかく手に入れた地球外生命体との通信記録も、次の章ではどういうわけか彼らの視点で内情や思惑が読者に明かされ、著者のあまりのサービス精神に唖然とさせられた。

  • 話題になって読み始めたが、前半なかなか頭に入って来なくてくじけそうになったがVRゲームが出てきたあたりから引き込まれ全体としては面白かった。

  • 読むのは3度目くらい。スケールの大きい作品で、それでいて史強の泥臭さが魅力的。虫けらとして強く生きていこうと思える。

  • 話題になってたので気になってました。中国の文化大革命を絡めつつ進む前半の謎がラスト100ページくらいで伏線回収されて、そういうこと…!と思いながら読んでいたら えー!ここで終わり!?
    ちゃんと続編が出てました。よかったよかった。
    三体文明の特殊さが非常におもしろい。ネットフリックスで映像化するそうですが、どんな感じになるのか興味津々です。
    そして続きが非常に気になるので2も買いました。

  • 結構いろいろなところで話題になっている「三体」を読みました。なんの予備知識がなくても楽しく読める本だと思いますが、もしこれから読もうと思っている人がいれば文革についてWikipediaの内容ぐらいは把握しておいた方が楽しめるかも知れないです。
    文革はストーリーに大きく絡んでくるので、そこがしっかり入ってくるとより楽しめると思います。個人的には登場人物無茶苦茶だけど人力コンピュータのあたりが面白かったな。二進数と微分方程式はどの世界でも思いつくものなのか。

  • 時代を担うSF。
    続編は2020刊行予定。遠い!早く読みたい。

  • タイトルの噂は聞いたことがあり、やっと読むに至れたのですけれど壮大かつしっかりとしたお話に引き込まれました。

  • オーディブルで再読。
    一巻丸ごと三体シリーズ全体のプロローグ。
    文化大革命の話でしっかりと下地を作って、だんだんとSF的な話に移行するのが上手い。
    ゲーム三体の描写は正直この作者オンラインゲームやったことあるのか? と思ってしまうが、それはそれとして、謎がどんどん増えていく中盤のストーリーの上手さは素晴らしい。最終版で登場する智子は現代社会(特に中国)の暗喩と見ても面白いし、奇想SFとして見ても面白い。

著者プロフィール

1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。

「2023年 『神様の介護係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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