国語の大論争 「論理国語」と大学入試 (中央公論 Digital Digest) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 著者の先頭に谷川俊太郎さんの名前があったので購入。
    日本での大学入試は、基本的に日本語で実施されている。その日本語は受験用ではあるが、出題者の意図を正しく認識する能力が確認される。論理国語はそれ以上の論理を教えようというのだろうか?
    主に、この疑問を感じながら読み進めた。
    文字どおりの意味すら認識できなくても、何とかやってる人が多数いる現実がある。そういう大人を生まないための論理国語か?
    とか思っていたが違った。
    別に日本人が法律とか規約等を読めることを目指すわけでもないらしい。まぁそうだろうな。。。やはり受験用の教育が中心らしい。。。
    しかし、プログラミングもプログラム言語の仕様を正しく認識するのが基本だ。日本語でなくても英語でもドイツ語でも良いのだが、正しい認識は必要。
    法律どころか社規(会社の規則)も自分だけでは正しく認識できない大人が多数いた。(それでさらにマニュアルとか説明用のドキュメントを作成していたのだった。)
    日本語、英語、フランス語についても著名な方の話が掲載されている。そのことで、大学入試に限らず、様々な観点があることに気付いた。
    国語の基礎教育から古典とか漢文が消えているらしい。それでも高等教育の研究科目からは消えないでほしいと思った。
    以上です。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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