ヨルガオ殺人事件 下 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]
- 東京創元社 (2021年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (413ページ)
感想・レビュー・書評
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やっぱり来てくれたんだねアンドレアス!!!!
いやおもろい。ただおもろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ2作目。元編集者スーザンが、失踪した娘を捜す夫婦から依頼され、8年前の事件を紐解いてゆく。鍵は自身が編集した、アラン・コンウェイのミステリー小説にある…と言う、複雑なストーリー展開。前半は遅々として進まない印象だが、後半は一気に読める。犯罪は残酷なのだが、ホロヴィッツ特有の軽快な文章が、気軽な娯楽作品に仕上がっている。謎解きも面白い。
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図書館で。
カササギ殺人事件の続き。アラン・デュカス氏も殺害され、アティカスピュントシリーズも完結した後にどうやって続くのかと思ったら、導入が上手だなぁ。そして思っている以上に客商売も人を使うのも大変だよね、とそのあたりのリアルさにも頷いたり。
8年前に起きた事件と、その真相を知ったらしき女性の失踪事件がどう繋がるのか、と思ったら結構ガッツリつながっていた。それにしても2回も完全犯罪をやり遂げそうになった犯人もすごいなぁ。個人的には乳母が広告代理店の受付をしていて被害者と知り合いだった、という辺りは別にあってもなくても良いんじゃないかな、とは思いました。この辺りで読者をミスリードさせるための情報なのかな?後、乳母が最初からヒロインを憎んでいたのは何故なんだろう?不思議だ。
とは言え収まるところに収まる、謎解きという意味では良いミステリーでした。本当に、変な男をひっかけたな、という感想かもしれない。
続巻が出るならばそれも楽しみ。確かに彼らのホテル、コロナで大打撃を受けるのでは…とちょっと心配でもあったり。一つ不満があるとすれば、主人公のパートナーの男性が出来すぎていて反対に不気味。なんだか女性にとっての都合の良いヒーローすぎる感じが。 -
読みやすくサクサク進んだ、特に下巻は誰が犯人なのか気になって一気読み。カササギよりは好き。
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カササギ事件の続編。前作同様に、2つのサスペンスを組み合わせたストーリ展開には引き込まれる。続編にも期待したい。
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2021/09/15