人造救世主 ギニー・ピッグス (角川ホラー文庫 こ 2-12)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年2月25日発売)
本棚登録 : 172人
感想 : 12件
2015年4月16日読了。小林泰三のバトル物シリーズ第2弾、4年の間隔をあけて読了。歴史上の偉人の遺伝子を持つ超能力者たちの襲撃にヴォルフらが常人が対抗した前作に対し、こちらでは時間を遡ったりして超人同士の異能力バトルが描かれるが、戦い自体はアッサリと決着がつくことが特徴か。人物同士の会話の妙な緊張感のなさ、内臓が飛び散るグロ風味などが「ファンの期待する小林泰三らしさ」ととるか、「いたずらに初心者の敷居を上げている」「マンネリ」ととるか…個人的には楽しく読んだが。「偉人にちなむ超能力」という設定がこのシリーズの面白いところだが、当の偉人についてほのめかす程度ではっきりと断言しないのが、面白いというか分かりにくいというか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ小説
- 感想投稿日 : 2015年4月16日
- 読了日 : 2015年4月16日
- 本棚登録日 : 2015年4月16日
みんなの感想をみる