旅が好きだ! : 21人が見つけた新たな世界への扉 (14歳の世渡り術)

  • 河出書房新社 (2020年6月16日発売)
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感想 : 40
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「14歳の世渡り術」シリーズは、大人が読んでも楽しい。
今回は、21人21色の旅模様。

「老後は雨乞い業でもしようか」と思うほどの雨女・酒井順子さんの土砂降りにより旅程を狂わせられる旅もあれば、牧村朝子さんのようにとりあえず来た船に乗って島に到着した後に「えっ、帰りの船も宿もなくない?」と気づく旅もあり、また、パスポートとお金と帰りの飛行機のチケットが入った貴重品袋を丸ごと盗られてしまい現地の人々にお世話になりまくる高野秀行さんのような旅もある。

旅に「想定外」はつきもので、それをいかに楽しめるかにかかっているのだ、と思った。

“「世界一周」の定義は「太平洋と大西洋を同一方向に超えて、スタート地点へ戻ること」であり、訪問する国の数は関係ありません” と、はあちゅうが言っていたので、新婚旅行がまだのわたしは世界一周にしようか真剣に悩み出した(もともとはヨーロッパと北欧を考えていた)。

「新婚旅行どこに行ったの?」って聞かれた時に「世界一周」って答えられるの、いいよね。

そう言うと、夫は無言で笑った。

ん?GOサインか?

「世界一周航空券」予約寸前だ。


『旅が好きだ!』著者Twitter(一部抜粋)
角田光代(@Kakutamitsuyo)
清水浩史(@shimizhiroshi)
はあちゅう(@ha_chu)
森百合子(@allgodschillun)
たかのてるこ(@takanoteruko)
高野秀行(@daruma1021)
出口治明(@p_hal)
羽石杏奈(@hawaiianna913)

〜マンガ編〜
山本あり(@yamamoto_ari)
中島悠里(@jimapahinasu)
香日ゆら(@kouhiyura)



p32
ちなみに「世界一周」の定義は「太平洋と大西洋を同一方向に超えて、スタート地点へ戻ること」であり、訪問する国の数は関係ありません。ただ、複数枚の航空券がセットになった「世界一周航空券」を使用すると、別々に各国を訪問するよりもかなりお得に訪問できることから、この「世界一周航空券」を利用した旅人が多いのです。

p34
結局、人生は、今、自分の生きる場所で展開されていき、運命を変えるためには、ただ環境や出会う人を変えるのではなく、時に苦痛を伴う泥臭い努力をするしかないのだと思います。

p165
実用的な面でいうと、「Currency」などの通貨変換アプリを入れておくのもおススメです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月12日
読了日 : 2021年7月12日
本棚登録日 : 2020年6月9日

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