川端康成・三島由紀夫往復書簡 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2000年10月30日発売)
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本棚登録 : 450
感想 : 27

最初は三島由紀夫からの熱烈で率直なアプローチ、仲が深まったあとは、それぞれに贈り物をしたり、海外渡航をすすめたり、身体をいたわったり、お互いの仕事を評価したりと。川端康成のノーベル賞受賞後は、三島が儀礼的になったというのを読んだことがあるが、そうは感じ取れなかった。やりとりは減ったかもしれないけれど、のちの三島事件を予告するような内容に、家族の評判を守っていただけるのは川端先生しかいないという切実な叫びのような内容。よっぽどの信頼関係がないとそこまでは書けないのではないかという思い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2019年3月24日
読了日 : 2019年3月23日
本棚登録日 : 2019年3月9日

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