最初は三島由紀夫からの熱烈で率直なアプローチ、仲が深まったあとは、それぞれに贈り物をしたり、海外渡航をすすめたり、身体をいたわったり、お互いの仕事を評価したりと。川端康成のノーベル賞受賞後は、三島が儀礼的になったというのを読んだことがあるが、そうは感じ取れなかった。やりとりは減ったかもしれないけれど、のちの三島事件を予告するような内容に、家族の評判を守っていただけるのは川端先生しかいないという切実な叫びのような内容。よっぽどの信頼関係がないとそこまでは書けないのではないかという思い。
読書状況:読み終わった
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本・雑誌
- 感想投稿日 : 2019年3月24日
- 読了日 : 2019年3月23日
- 本棚登録日 : 2019年3月9日
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