未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来 (PHP新書)

  • PHP研究所 (2019年9月13日発売)
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ウラゲツブログつながり。/これから競争に勝ち残るためには生涯学習者(lifelong learner)になる能力がもっとも重要になる。つねに新しいことを学び続け、学習ツールを得る力/肉体だけ満足させ魂だけ満足させないようでは、いかなる体制でも慎重になる必要がある(トーマス・フリードマン)/人をみじめな気分にさせるような無意味な仕事は、まったく必要ない。(デヴィッド・グレーバー)/経済は、成長せずとも機能することができます。現に、経済の成長率は中世まではずっと横ばいでした(トーマス・セドラチェク)/今ある労働のほとんどが今後なくなったとしても、それはAIのせいかもしれないし、そうではないかもしれない。ただ、経済の代謝があるということです(タイラー・コーエン)/人生で最大の課題は「生きることの意義」を見つけること/幸せ以外にもあらゆる指標を用意して、私たちが気にかけるべきことについて民主的な話し合いをしなければいけない(ルトガー・ブレグマン)/世界が変わるのは、ジェフ・ベゾスがアマゾンのデータをオープンにして、何千という小さなスタートアップ企業が参入し、そのデータを使ってさらによい製品をつくり出すときです(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー)/といったあたりの論点が興味深かった。「世の中の大半の仕事はまったくいらない仕事」とか「データ税」という考え方とか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年4月1日
読了日 : 2020年3月26日
本棚登録日 : 2020年2月25日

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