恋人たちやその周辺人物の物語を集めたアンソロジー。いずれも実在のスポットを舞台として描かれている。
アンソロジーであるので複数作家の作品が一時に読めるのがまず良い。
その中で、個人的に1番良かったのは加藤千恵「パノラマパーク パノラマガール」。「恋人」の概念にとらわれすぎていないところに好感が持てる。
また角田光代が鹿児島(かのやばら園)を舞台として書いていたので、何とはなく身近に感じられ、物語が自分のことのように心に入ってきた。
ストーリーの良さでは山本文緒「バヨリン心中」も捨て難い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月13日
- 読了日 : 2024年2月13日
- 本棚登録日 : 2024年2月13日
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