あの街で二人は: ‐seven love stories‐ (新潮文庫 し 21-6)

  • 新潮社 (2014年5月28日発売)
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本棚登録 : 358
感想 : 51
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恋人たちやその周辺人物の物語を集めたアンソロジー。いずれも実在のスポットを舞台として描かれている。
アンソロジーであるので複数作家の作品が一時に読めるのがまず良い。
その中で、個人的に1番良かったのは加藤千恵「パノラマパーク パノラマガール」。「恋人」の概念にとらわれすぎていないところに好感が持てる。
また角田光代が鹿児島(かのやばら園)を舞台として書いていたので、何とはなく身近に感じられ、物語が自分のことのように心に入ってきた。
ストーリーの良さでは山本文緒「バヨリン心中」も捨て難い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月13日
読了日 : 2024年2月13日
本棚登録日 : 2024年2月13日

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