様々な角度から「利他」とは何かについて書かれている。
単純に人に対して良いことをするという訳ではなく、より深く思考を進めていく。これによら、これからの世の中に必要なものの本質を見つける事ができるかも知れない。
特に中動態の考えは初めて触れるものだったので新鮮な感じがした。
意志の概念に「責任」の概念も関わっているというのは最初はピンと来なかった。しかしファシリテーションを行う際に各人に責任感をしっかり持てるかと考えた時にハッとなった。意志をしっかり持つと責任も生まれるのかと気付かされた。
利他を考えた時にお情けではなく如何に他者が変わる事ができるか、また自分自身も変われるか、倫理の問題と併せて色々と考えさせられました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2021年4月26日
- 読了日 : 2021年4月26日
- 本棚登録日 : 2021年4月14日
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