七つの危険な真実 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2004年1月28日発売)
3.20
  • (10)
  • (45)
  • (115)
  • (18)
  • (4)
本棚登録 : 545
感想 : 62
4

*あの時まで気づきもしなかった、友達や先生や家族に、別の顔があることを……。中学生の少女が真実に目覚める瞬間を切り取った、赤川次郎による珠玉の書き下ろし小説「透き通った一日」をはじめ、当代ミステリ界の名手七人が、愛と憎しみ、罪と赦しの間でたゆたう人間の心の転機を、鮮やかな筆致で描き出す。人権団体アムネスティへの賛同もこめた、文庫オリジナル・アンソロジー*

2004年出版なのですが、古さを感じさせません。
とても読み応えのある、心にじんわり響く短編集です。
特に良かったのは、乃南アサ氏の「福の神」。女将さんの人生や長年の想いの描写が秀逸過ぎて・・・泣けました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Bossanovaはいかが?
感想投稿日 : 2021年8月5日
読了日 : 2021年8月5日
本棚登録日 : 2021年8月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする