＊ichigo books＊

終わり方が切ない…

ミュージカル化されるので購入。
手塚治虫が描く透明人間。

監視社会、機械化が進み
いまよりもっとインバウンドが増え
今の私達から見たら生き辛そうな世の中。
そんな近未来で出会う不思議な能力を持った
カザアナと呼ばれる人たち。

輪廻的な話は好きだし、
登場人物が飛びっきり明るくて
明るい未来を感じさせられる内容だった。

名前など考えたこともなかった物多数。
私は106個中20個くらいしか知らなかった。

へー！こんな名前なんだー！
と思いながら読んだけど、
どれも覚えられそうにありません…

前回マハさんの旅エッセイを読んだ時、
特に食の表現が印象に残って
食べたいー！お腹すいたー！となったので
この本を読むのを楽しみにしていました。

マハさんが体験した食の数々。
国内、海外、はたまた手料理…
もう全部美味しそうで全部食べたくなった。
私が少し苦手な牡蠣やパクチーですら
食べたいと思わせるマハさんの食愛。
その食に関するエピソードも心温まる。
あーお腹すいたな〜

子供の頃から香港映画の影響か、
得体の知れない雰囲気(笑)の香港に興味津々。
この本は中国返還の前に書かれたもので、
よりアクの強さを感じる。
ますます香港に行きたくなってきた。
今はもっと爽やかな感じなのでしょうか？

桜が出てくる短編集。
複雑な心理描写に桜が絡んできて、
桜って綺麗で少し幸せな雰囲気があるけど
こんな見方や感じ方もあるんだなぁと思った。