10人の作家による新撰組競作集。
正直、新撰組関連の小説は食傷気味かなと感じていたりするんです。読み出す前は。
ところがどっこい、読んでみると新鮮でした。
ま、調子乗るんじゃないよってことですね。まだまだ面白い小説はあふれているんですよ。
新撰組の物語には、歴史の敗者として判官びいきの彩がつきまといます。
それは、残酷な結末が見えているゆえの憐れみや悲しみがあるからだと思います。
結末を知っているからこその、一瞬の輝きの激しさ。そう考えると、タイトルの出陣が終わりへの旅立ちに思えてきます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年4月5日
- 読了日 : 2014年4月5日
- 本棚登録日 : 2014年4月2日
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