新選組出陣

  • 廣済堂出版 (2014年2月28日発売)
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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10人の作家による新撰組競作集。

正直、新撰組関連の小説は食傷気味かなと感じていたりするんです。読み出す前は。
ところがどっこい、読んでみると新鮮でした。

ま、調子乗るんじゃないよってことですね。まだまだ面白い小説はあふれているんですよ。

新撰組の物語には、歴史の敗者として判官びいきの彩がつきまといます。
それは、残酷な結末が見えているゆえの憐れみや悲しみがあるからだと思います。
結末を知っているからこその、一瞬の輝きの激しさ。そう考えると、タイトルの出陣が終わりへの旅立ちに思えてきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月5日
読了日 : 2014年4月5日
本棚登録日 : 2014年4月2日

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