新選組アンソロジー。9人のうち知っている作家さんは半数で、読んだことがあるのは秋山香乃さんと鳥羽亮さんのみ。それぞれ一人ずつ隊士の話を書いています。幹部メインですが、河合耆三郎と市村鉄之助もあり。
ちょっとオカルト系が入ったものもあったりと、内容もなかなかバラエティに富んでいました。そういったのがいっぺんに読めるのもアンソロジーならでは。
秋山さん(藤堂平助)は元々好きな作家さんですが、とても好きなのが嵯峨野晶さんの「誠の桜」(市村鉄之助)。沖田との関係と伏線回収がさりげなくも良かった。
他に「今日の茶漬」(山崎烝)や「龍虎邂逅」(近藤勇)も印象的です。巻末の対談も良かったですね、これからもぜひいろんな新選組が書かれてほしいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(歴史・時代)
- 感想投稿日 : 2014年12月22日
- 読了日 : 2014年12月22日
- 本棚登録日 : 2014年12月22日
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